ふむ。状況を確認しよう。この管理外世界の地球に来た時、戦闘を確認。それの制圧が任務。魔導師ランク推定でAAAだよね。
「2人とも年下じゃねぇか!しかも女の子かよぉぉぉ!」
心の叫び。両方の杖を握ったまま、上を向いていた。こうなったらヤケだこの野郎!どこぞの黒い魔導師に文句を言うのを後回しにして少女2人に言う。
「此方、いちよ管理局です。管理外世界で魔法使う場合は申請が必要ですので今すぐ装備を解除して下さ〜い。」
気だるそうな声で言う。両側の少女たちはポカーンとしている。そこにホロウィンドが、現れクロノが言う。
「馬鹿か?お前。」
ホロウィンドを叩き折る。‥‥あ、杖掴んだままだ。どうやって折ろう?そんなことを考えていると金髪の少女は詠唱を開始し、彼女の周りに雷を纏った矢が精製される。
「フォトンランサー、ファイア!」
その矢が此方に向かってくるので杖を話し、矢を打撃し相殺する。金髪の少女は驚きの表情に変わるがすぐに後退を始めた。
「待って!」
呼び止めようとしたのはアデルではなく白いドレスのような服の少女だった。が、その声は虚しく響いただけだった。
「なるほど。でなのはちゃんはそのフェレットのユーノの手伝いをねぇ。‥‥、クロノ!無実にしよう!なのはちゃん、超いい子。」
「できるか!」
アースラ艦内で白いドレスの少女、もとい、高町なのはと名乗った少女は今までの経緯を説明してくれた。簡単に言うとジュエルシードを発掘したのがユーノ、で輸送中事故か何かでこの世界に落とした。だから拾いに来たけど、途中で力尽きそれに気づいたなのはが手伝っていたと。いい話じゃん。クロノほんと堅いよなぁ。
「判断については艦長が下す。その間の監視をアデルに頼む。」
反論する隙を与えずクロノが部屋を立ち去る。とりあえず話でもするか。そう決めるとなのはに話す。
「悪いなぁ、同僚があんなんで。俺はアデル。さっき説明したみたいに管理局のいちよ魔導師。所属はちと違うがな。はい!質問どうぞ!」
なのはは少し目を落としてから言う。
「私達悪いことはしてないんです。ただユーノ君の落し物を集めてただけなんです!」
なのはが、必死に言ってくる。隣のフェレットもどき、もといユーノも同じようにコッチを見ている。女の子のそんな顔って卑怯だよなぁ。でもお仕事なんです。そう言おうと思っていた。でも口から出たのは
「大丈夫だ。艦長のリンディさんならな。」
そう言っていた。まぁそう信じている。リンディさんがこの子達に酷な答えは出さないだろう。なのはとユーノの顔が少し明るくなっていた。
「何でだよ。俺となのは達って全然タイプ違うぞ?」
クロノに文句を含みつつ言う。だがクロノは涼しい顔だ。
「君は聖王協会では教師もやってるんだろう?なら大丈夫だ。」
何が大丈夫か分からないからとりあえずクロノに腹パンを決めてからなのは達が待つシミュレータールームに向かった。
戦艦にあるシミュレータールー設備が基本そんなに良くない。だがアースラは新艦だからかとても設備が整っていた。
「知ってると思うが名乗らせてもらう。お前達の指導を頼まれたアデル・ツーリッドだ。」
よろしくお願いします。と言うなのはとユーノをまじまじと見ながら言う。
「俺は基本魔法は使わん。近づいて殴るってスタイルだ。思いっきりグラップラーだ。何も技は教えてやれん。だから経験を積んでもらう。」
なのはとユーノの頭の上に?が浮かぶ。
「今日から毎日5回俺と模擬戦な。」
「よし、今日のラスト行くぞ!」
なのはから返事代わりの砲撃が飛んでくる。それを殴ることで相殺する。それを見たユーノはバインドを仕掛けてくる。がそのバインドをアデルは掴み、なのはに叩きつける。それをバックステップで回避したなのはの前に転移魔法を使い移動し顔を掴みユーノに、投げる。2人が衝突し模擬戦終了。ふむと頷きアデルが言う。
「だいぶ良くなったな2人とも。」
あれから5日、金髪の少女もジュエルシードの反応もないまま時は進んでいた。
なのはさんが魔王への道を歩み始めました