アラートが鳴り響く。
「ジュエルシードの反応だ、行くぞ!」
なのはの迎えを始めてから1週間がたっていた。アレからアリサもすずかも家に送っていた。あの2人は金持ちで車登校だから護衛いらねぇじゃん。と思ったがなのはに頼まれたからやるしかなかったんだよなぁ。やっぱ女性が強者の時代だな。男は尻に敷かれるのか。嫌だ。と、クロノの言葉を無視していると
「アデル君!行くよ。」
ちょっと教えただけで強くなったなのはにひきづられるようにジュエルシードの回収に向かう。はぁ、女性が強者の時代だな。
風、いや台風、やっぱ嵐に竜巻ってとこか。そんな状況が海の上で起こっている。
「あの竜巻一つ一つがジュエルシードだな。」
あぁ、とクロノが答える。パッと見た限り一つ一つの魔力量は大したことない。ただ向こうに見えてる金髪をツインテールにした少女と犬耳に橙色の髪の女性が立っている。少女は自分のデバイスを戦闘態勢にしている。戦う気満々だなぁ。
「あの子たちは私とユーノ君で相手するから、後はお願い。」
言うが早い2人が飛び出していく。はぁ、と溜息をついてからクロノが言う。
「じゃあ、コッチも仕事を始めよう。」
アデルは返事をする代わりにニヒルに笑った。
白い少女と黒い少女が激突する。黒い少女が放つ金色の魔力刃が少し服をかする。距離を取り考える。自分、高町なのはは高火力の遠距離タイプだ。向こうはスピード重視の近距離タイプ。相性は互角。後は根性とどれだけ止まらずに動けるか。とアデルは言っていた。大きい砲撃とバインドを徹底的に強化した。となると戦法は一つ。バインドにかけて大きい砲撃を撃ち込むことだけ。大きく向こうが動く。目で追っていると姿を見失う。なら見なきゃいい!目を閉じたときアデルの言葉を思い出していた。
「お前はずば抜けて空間認識能力、つまり自分の周りを確認するのが誰よりも早い。敵がスピード型なら勘で戦った方が良い筈だ。」
滅茶苦茶なことを言ってくる赤髪の少年。でもアデルの言うことに間違いはきっとない。そう信じている。
「だから私は貴方に勝てる。勝って話を聞かせてもらう!」
何もないところへ砲撃、ディバインバスターを放つ。そこは金髪の少女の道だったようで、防御する暇なく砲撃が叩き込まれ海へと落ちて言った。
「フェイト!」
ユーノと使い魔と思われる女性との戦いは泥沼と化していた。バインドで捕まえる。それを砕く。それを延々と繰り返していた。その時なのはの砲撃が金髪の少女を直撃していた。チャンスだ!そう考えたユーノはバインドを三重に発動し、捕らえる。
「⁉︎、このぉ!」
意地でそのバインドを破った彼女が此方に殴りかかる。それをギリギリで回避するがもうすでに次の一撃が腹に刺さっていた。ユーノは吹き飛び、なのはにぶつかる。なのははユーノを抱えたままディバインバスターを放つが使い魔の女性にあたる前に何かに弾かれる。使い魔の女性にフェイトと呼ばれた少女だった。
「アルフ、大丈夫?」
金髪をツインテールにした、真っ黒なバリアジャケットに身を包んだ少女フェイトは自分の使い魔であるアルフへと話かける。
「あぁ。あの2人、前より強くなってる。でもまだ負ける気はしないな。」
うん、とフェイトは答え真っ直ぐに白い少女を見る。あちらもコッチを真っ直ぐに見ている。負ける訳にはいかない。母さんのためにも。彼女は空間認識力がずば抜けている。なら知覚を超える。デバイスであるバルディシュを構える。一呼吸の間に少女の懐へ踏み込む。彼女はバックステップをとる。やっぱり、そう考え、前へ前へと踏み込んでいく。距離を詰め続ければ砲撃もバインドも使えない。前に進むと同時に魔力刃で斬りつける。バリアジャケットが破け、赤い血が流れる。少女の顔が痛みに歪む。抜ける。バルディシュを振り下ろす。勝った、そう思った時、あの時と同じように赤髪の少年に掴まれていた。その少年は笑いながら言う。
「よくやったな。なのは。後は俺の出番だ。」
そして赤髪の少年は此方を見ながら言う。
「お前さぁ、なんか抱えてるだろ?それが何かは分からん。けどな、女が何かを抱えてるのに助けないのは俺の流儀に反する。たとえ、そっちが反抗しようが俺はお前を助ける。嫌われようがな。」
そう言うと拳が腹に刺さっていた。
全体的に原作キャラのステは上がってます。
次はキチガイレッドVS痴女ですかねーww