遊戯王 ~Fake Origin~   作:SOD

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今さらながらこのSSってキャラクターのビジュアルとか設定とか全然書いて無かったと気付いた。

レン・ファムグリット(15)
身長183㎝
体重 69㎏
利き腕 左
視力 右0.4 左0.01
血液型AB

愛用の煙草 JPS
愛車 750RS
IQ 140
資格 漢検一級
   英検一級
    


好きなもの
・昼にする街中の散歩
・夜のツーリング

嫌いなもの
・自分のせいで誰かに迷惑をかけること。
・仲間を傷つける者

月の小遣い
0円
月の収入
無し

お金の使い方
パチンコで財布の中身全部注ぎ込んで、飽きたら注ぎ込んだ分を取り返して余分をドロップに替えること。

所属組織
・坂上学園1ーF
・暴走族 有罪╋夜行 総長

デュエリスト・パラメータ
・所持カード数 E (65枚以下)
・所持カード強さ C (ノーマルでばら撒かれた必須カード所持のレベル)
・カード知識 B (大会の使用頻度が高いカードを軒並み暗記するレベル)
・デッキ構築力 C (構築済みデッキをギリギリ凌駕するレベル)
・デュエル・タクティクス C (パッと見てプレミやアドを蔑ろにしていない程度)
・運命力 B(-Z) (パックのバラ買いでSレアやUレアを3パックに一度引き当てるか、ピンチ局面で死に札を引かない程度。Bまであれば大会で十分通用するレベル)
デュエル・スタイル
・守りとデッキ回転をギャンブルに依存するタイプ
・実は儀式軸で組んでいるが、本来の運命力が一歩家の外へ出ると命の危険があるレベルの(もはや呪われている)ため、全く儀式が出来ていない。

総合評価 C (身内デュエルで上位へ行く程度の能力)

攻撃札
・『悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン』

防御札
モンスターBOX
始祖竜ワイアーム

通り名 赤髪のレン

所持品
コンタクト(左・赤)
誓いのレリーフ(爪)
約束の指輪
紅蓮の特効服
巻き煙草
ターボライター

髪 赤
瞳 オッドアイ(左・青 右・赤)

きっといつか、この設定全部拾えるはず。
十年ほど頂ければ。



【挿絵表示】


※笑顔です



遊戯王 ~Fake Origin~11

王城「我が名は大蔵司 王城(だいぐうじ おうじょう)!!平中工業3年、『関所の王城』である。

飛娘「七皇‐‐NO.6 『剛拳』王・飛娘。」

 

決闘の形で向かい会う両者は、互いに盾となるデュエルディスクを構える。今はまさに二人の世界。

川を流れる水の音も、自身の肌を撫でる風の音も聞こえはしない。

その二人の間に、1人の男が歩み寄る。

レン「いつまでもガン飛ばしてても埒が明かねえだろ。

ほら、中国。コインだ。先行・後攻はこいつで決めろ」

飛娘「………。」

飛娘は、レンからコインを受け取ると無言のまま僅かに会釈をすると、すぐに王城に向き直った。

その表情はそれまでの飛娘からは想像も出来ないほど凛々しく、そして綺麗なものだった。

レン(ほう…良い集中力だ)

仲間のポテンシャルの高さを見定めて、心強いと感じたレンは‐‐

レン「ところで名乗りの時に学校名言わんかったのは夜間ってことを知られたくなかったからか?それとも貧乏を隠したかったのか?」

的確に飛娘のコンプレックスをさらけ出した。

その一言で、飛娘の集中は一瞬で持って行かれてしまった。

飛娘「~~~ッッ!!どうしてッ!!ここで、そういうこと言うアルかーー!ぶわぁかああああああああああぁぁぁぁぁーーーー!!!」

すっかりいつも通りに戻った飛娘は、目に涙を浮かべながら、心底悔しそうな表情でレンを批難する。

ケイト「さ…さすがッス、レン君。空気を一切読まずに仲間の足を引っ張りに行った……引っ張るどころか、もう大外刈りとか技掛けに行くレベルッス」

レナ「あ、あははは…飛娘ちゃん泣きながらグルグルパンチしてるね……中国拳法使いなのに」

飛娘「負けたらどうしてくれるネ!?ただでさえここのところ朝はバイトに夜は勉強で、デュエルしてる暇なんか無かったのに!うあああぁぁぁーーん!!」

レン「いや…中国がまともな人間っぽい表情しているのが気に入らなかった。後悔はしていない」

飛娘「懺悔しろ!!ワタシが負けたらお前のせいアル!!」

レン「だが断る。自分の負けを人のせいにするな、軟弱者め。負けたら裸にひん剥いてマネキンにするぞコラァ」

飛娘「ヒドイ!!酷過ぎるアル!!やっぱりワタシあなた嫌いアルーー!!!」

 

王城「………もう、始めてもよいかのう…?」

 

 

 

遊戯王 ~Fake Orizin~11話

 

 

飛娘「ワタシのターン。」

コインの結果、王城が裏を当て、後攻を選択し、デュエルは始まった。

飛娘は少し困った顔をしながらデッキに手を伸ばし‐‐

レナ「飛娘ちゃん!!先行はドロー無しだよ!」

飛娘「あ……わ、分かってるアル!!」

ケイト「ちょ…まさかあの人デュエルのルール知らない初心者ッスか!?」

その危なげな様子を見ながら、その場に居るほとんどの者が疑問を覚えた。

それは、このデュエルを挑んできた敵側に特に顕著に映った。

ヤブイヌ(ルールの改定があったことを知らない…?いや、覚えていないほどデュエルから離れていたのか?

どうやら先程の朝はバイトに夜は勉強という言葉にウソは無いようですね)

飛娘「うう……やりにくいネ」

飛娘は、自身の手札を見ながら困り顔でこの先の行動を考え始める。

レン「………なあ、レナ」

レナ「何?にー。」

レン「お前らが名乗ってる『七皇』ってのが、オベリスクみたいな神のカードをシキってるのは分かったんだがよお、俺は一つどうしてもお前に聞いておきたいことがある」

レナ「聞きたいこと?それはいいけど、あんまり詳しいことは教えてあげられないよ?レナさんこれでも雇われてる人だから。サラリーマンには守秘義務もあるんだよ?」

レン「なんだよ守秘義務って…まあいい。そんなことより、アイツだ。」

レナ「飛娘ちゃん?」

レン「アイツ、何でルールの改定が頭に入ってねえんだよ。アップデートが遅すぎるだろ。

マスタールールが変わってから四季が過ぎてんだぞ?」

レナ「それは仕方ないよ。だって飛娘ちゃん、夜間の学校行ったり生活費稼いだりでデュエル離れてたんだもん。もしかしたらデッキも変わってないかもだし……って、大変だねそれは」

レン「………大丈夫なのか、あの中国は。

あと、雇われてるのにバイトしなきゃ生活できないとか。どんなブラックだ。今すぐ取り潰してしまえ。」

 

王城「………どうしたのだ。ずいぶん長考しておるようだが?」

飛娘「ぐぬぬ…先行って一体何すれば良いアル…??」

 

レン「だめだアイツ、早く殴って気絶させて選手交代しないと……」

ケイト「やってくるッスか?」

レナ「ダメだよ二人とも!?ちゃんと見ててあげて!飛娘ちゃんも少しデュエルから離れて忘れちゃってるだけだよ!!」

 

飛娘「………とりあえず、手札から『素早いモモンガ』を召喚」

 

素早いモモンガ

星2 地属性 獣族

1000/100

このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分は1000ライフポイント回復する。さらにデッキから「素早いモモンガ」を任意の数だけ裏側守備表示で特殊召喚できる。

 

飛娘「更に手札から永続魔法『強欲なカケラ』を発動シテ、ターンエンドアル。」

レナ「…………」

レナ(どうしよう。私まで不安になって来たかも。)

ケイト「攻撃力1000でリバースカードも無し。そしてカケラ。

レナさん、アレってもしかして『遅延』系のデッキじゃないんスか?」

レナ「ど、どうかな…?昔はそういう構成じゃなかったけど。」

レナ(そもそも構成以前に何でモモンガを攻撃表示なんだろう…?手札誘発のコンバット・トリックにモモンガをサポート出来るカードなんて無いし…まさかグリーンバブーン狙い?いや、いくらマスタールール3に慣れて無くてもバブーンがダメージステップに召喚出来ない裁定なのは、それこそ私達がまだデュエルに触れていた頃から知ってたハズだし。うーん…………うん。全然分からないから静かに観ていよう♪)

 

王城「行くぞ!カードドロー。

手札から速攻魔法『神の写し身との接触』(エルシャドール・フュージョン)を発動。

手札の『髑髏顔 天道虫』(どくろがん レディバグ)と『シャドール・ヘッジホッグ』を融合する。」

飛娘「‐‐速攻魔法の融合カード!?そんなカードがあるなんて…何だか浦島太郎になった気分アル」

レナ「飛娘ちゃん、気を付けて!シャドールは強いよ!!」

飛娘「何はともあれ、ワタシには打つ手は無いネ…」

 

王城「影の映し身よ、冥府の生気と一つになりて、地上の玉座に君臨せよ。

融合召喚、大地の影絵『エルシャドール・シェキナーガ』!!」

 

エルシャドール・シェキナーガ

星10 地属性 機械族

2600/3000

「シャドール」モンスター+地属性モンスター

このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。「エルシャドール・シェキナーガ」の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:特殊召喚されたモンスターが効果を発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。その後、自分は手札の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。②:このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。

 

王城「ここで、素材にした『髑髏顔 天道虫』(どくろがん レディバグ)と『シャドール・ヘッジホッグ』の効果発動。

ライフを1000回復し、デッキから『シャドール・ビースト』を手札に加える。

 

 

王城「おそらく狙いはモモンガの効果によってそろう星2モンスター二体によるエクシーズかシンクロだろうが、それは諦めよ。このシェキナーガの関所は、貧弱なモンスターでは決して崩せはしない。」

飛娘「……そう思うなら、かかってくるヨロシ。」

王城「応ともよ!行くぞ、シェキナーガで攻撃!!」

シェキナーガ2600 VS モモンガ1000

王 飛娘 LP6400

飛娘「……この瞬間、モモンガの効果発動。ライフを回復して、モモンガを二体デッキからリクルートするヨ」

飛娘 LP7400

王城「無様だな。成すすべなくダメージを受けるとは。守備表示で出しておけば、ライフの回復だけが出来たものを…」

飛娘「そう思うアルか?」

王城「…策有りか?」

飛娘「バラすわけ無いアル。敵相手に」

ケイト「何か必死にプレミったのを誤魔化そうとしてるッスね。」

レン「…………。」

レナ「……そっか。そういうことか。大丈夫かもしれない」

レナはここまでの状況を鑑みて、手札にとあるカードがある予測を立ててみた。

何故攻撃表示で無くてはいけないのか?それがひっかかっていたが、小骨が取れたようにスッキリした。

ケイト「えー?アレ大丈夫な奴なんスか??」

一方、レンの方も何か思い当たることが出てきていた。

レン「………ケイト、お前携帯持ってるか」

ケイト「へ?あるッスけど……この状況でメアド交換スか?全然歓迎ッスけど」

良いながらケイトはスマホを取り出した。

レン「ちょい貸せ。どこだコラ」

そう言うと、ケイトのカラダを弄り始めた。

ケイト「ふぇっ!??ちょ、ちょっとま……何言って…やっ!?く、くすぐったい……あっ。そんな、何処さわってるッスか…んっっ!??」

レン「?……何だこのパーカー。内側のポケットの数が尋常じゃねえぞ……ここか?いや、ここ?」

ケイト「あ……ああっ!?そこ違…んんっ!!」

レン「何だこの小瓶?アロマか」

レンは勝手知ったる家のようにあっちこっちケイトのカラダを調べるが、全く見当たらない。

ケイト「ひゃあ!??…レン君…顔当たって…んんっ!?ちく…擦れて…やぁっ!!?」

レン「またノーブラかよ。いくら幼児体型だからって、外出るときくらい付けとけよめんどくせえ……(ゴソゴソ)」

ケイト「は、はいっ。ごめんなさ‐‐ひゃあっ!?」

探せど探せどガムやらクッキーやら塩やらコショウやら液体の入った小瓶やスプレーにライターに酒瓶。更にはサバイバルナイフにレジャーシートに救急セットなどしか出てこない。

その内全身の筋肉が痙攣し自分の体重を支えられなくなったケイトは、レンの頭を抱くようにカラダを預け、更に口から落ちる滴が、レンの顔を濡らすようになるが、それでもみつからない。

レン「な…何でこんな余計なものばっかり……」

ケイト「ら、らってぇ……何があるか分からないじゃないッスかぁ……んんっ!」

このまま探していたら、見つけてはいけないものや、倫理上描写出来ない物まで見つけてしまうかもしれない。

レン「そんなもんどうでもいいから携帯はどこだよ!?」

とうとう自分で探すことを諦めたレンは、ケイトに自分から出すように促した。

ケイト「だ…からぁ、最初から……持ってりゅじゃ…ないッスかぁ………」

レン「あ?どこに持ってんだよ?」

言われて初めてレンはケイトの手に視線を向けるが、目当ての物は見つからない。更にもう片方の手を見ると。

レン「…あるじゃねえかよ」

すると、一連の状況を見ていたレナから、冷たい視線が注がれた。

レナ「………にー?どう見てもワザとだよね」

その目は兄を見る目では無く、煩悩にまみれた男子を批難する女子の目だった。

レン「……まあ、アレだ。俺もたまにはボケをかましたくなるんだよ。ウン」

思いっきりレナから目を逸らすと、ケイトからスマホを借りて操作し始める。

 

王城「………。」

才人「………。」

ヤブイヌ「………。」

 

その間、敵側の男性陣数名が前かがみになっていた。

 

王城「……か、カードを一枚伏せて、ターンエンドじゃ」

 

 

大蔵司 王城 LP9000

手札3 場 エルシャドール・シェキナーガATK2600 伏せ1枚

 

王 飛娘 LP7400

手札3 『素早いモモンガ』×2 『強欲なカケラ』




この回でケイトのビジュアルが気になった方は・・・\\\
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