遊戯王 ~Fake Origin~   作:SOD

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『帰る故郷が在ることと、故郷に帰れるかどうかは……別の話ネ』
星をも砕く剛拳女(カンフー・ガール) 王 飛娘(16)
身長166㎝
体重 52㎏
B74(A)W55H78
利き腕 右
視力 右2.5 左2.5
血液型O

IQ 130

資格 危険カード取扱C級

好きなもの
・ワンキル
・拳法

嫌いなもの
・怖い人


月の小遣い
0円
月の収入
七皇の給料(100000円)
カードショップATMのバイト代(90000円)

お金の使い方
・生活費
・生き別れの両親を探す探偵費用


所属組織
七皇‐NO.6
・(夜間)近林高等学校2ーE


デュエリスト・パラメータ
・所持カード数 C (とりあえずデッキをいくつか作るのに困らない程度)
・所持カード強さ B (大会でファンデッキに組み込まれるレベル)
・カード知識  D-(A+) (一年以上環境を把握していなかった弊害。)
・デッキ構築力 B+ (自身の目的に沿ったデッキを構築可能な程度)
・デュエル・タクティクス B- (自身の構築したデッキをミスなく回せる程度)
・運命力 B+ (追い詰められた状況で低確率でデステニードローが発動するくらいのレベル。)
デュエル・スタイル
・不動性ソリティア理論を駆使して強力なSモンスターを何体も呼びだすか、ジャンク・ウォリアーの一撃必殺。
総合評価 B

攻撃札
・ジャンク・ウォリアー

防御札
ガード・ブロック

二つ名 剛拳
      
所持品
・七皇の剣(ブレスレット)

髪 ピンク
瞳 赤

備考
子どもの頃に中国からさらわれた少女。その弊害で怖い男が苦手になっている。
しかし、店にいた不良などを怖がらずに鉄拳制裁が可能なため、本人の基準によるところが強いようである。
来日してすぐに自身を誘拐した組織が潰れてしまい、行く充ても無かった彼女は、そのまま別組織に拾われ、七皇となるべく教育されていた。
しかし、パラメーターや給料格差などから分かるように、素質はあまり高い方ではなかったらしく、天才であるレナに嫉妬心を燃やしている。最も、嫉妬している最大の理由は、才能よりも首から下の問題のような気がしないでもない。要するに、ド貧乳のまな板である。ぺっったんこなのである。

給料やバイト代を、生き別れの両親の探索に使っており、暮らしは常にド貧乏。


遊戯王 ~Fake Origin~12

レンの故意のようでその実は事故な行動によって、敵側の男勢は前かがみになっていた。

 

レン「まったく、あいつらデュエル中に何を考えているんだか」

飛娘「お前のせいじゃああああーー!!」

当事者のレンの反応は極めて平常なもので、事故の被害者である少女、ケイト・ヴァルゼルドは少し放心状態だった。

そして、敵側の反応は男として顕著なものだ。

ただ1人を除いては…。

 

レン「…………。」

皮ジャンの男「…………。」

周囲が前かがみになっている中、店で店長を殴り倒した蛇柄の皮ジャンを着た男だけは危ない目をしたまま、レンを見据えていた。

レン(……なるほどな。アイツ似てるわ。あの戦闘狂(バトルジャンキー)に……)

ポカっ。

レン「ん?」

頭の方に衝撃を感じて振り向いて見ると、レナが拳を乗せていた。

レナ「にー!えっちなことしちゃ、めっ!ちゃんとケイトちゃんに謝らなきゃ」

レン「ん……ああ、悪ィ」

ケイト「あ、いえ。お構いなくッス。質素なものですが…」

レナ「………ありゃりゃ。」

全く心の籠っていないレンを諌めようかと思ったレナだったが、顔を赤くしながらもどこか嬉しそうに笑うケイトを見て、どうやらその必要は無いのだろうと悟った。

 

大蔵司 王城 LP9000

手札3 場 エルシャドール・シェキナーガATK2600 伏せ1枚

 

王 飛娘 LP7400

手札3 『素早いモモンガ』×2 『強欲なカケラ』

 

飛娘「と、とにかく仕切り直すネ。ドロー。

この瞬間、強欲なカケラにカウンターが一つ乗るアル。」

強欲なカケラ カウンター0→1

ケイト「これで次のターンになれば二枚引けるッスね…」

レン(わざわざモモンガを初手攻撃表示で来たのなら、おそらくこのカードが来る。

だとしたら、敵のカードは何を伏せたのか……。)

デュエルを観戦しながら、レンはケイトのスマホをいじりながら飛娘の戦略を予想していた。

もとい

ケイト「ああ、そうじゃないッスよ、レン君。そこはここを触れば…ほら、できた。」

レン「………」

そもそも自分のスマホを持ち合わせていないレンは、ケイトにあれこれ教わりながら操作していた。

レン「何でこう機械ってのはややこしいんだクソッたれ」

ケイト「あ…そこ押したらダメっすよ。」

レン「なっ!?何だ画面が真っ黒になったぞ!?」

ケイト「大丈夫ッスよ、レン君。そういう時は…ほら、ここを触ってみて?」

レン「お、戻った。」

ケイト「カードの特徴さえ教えてくれれば、ボクが検索するっスよレン君?」

レン「嫌だ。俺がやる。あ、また画面が前の画面に戻りやがった!?」

レナ「スマホの使い方分からないレン君、可愛いなぁ~」

そんなめんどくさい兄に、どう補正がかかっているのか、レナはまるで生まれたばかりの子犬か子猫を見ているように眺めている。

そんな時、デュエルを進めていた飛娘から声が上がった。

飛娘「よし!準備万端ネ!!このターンで終わらせるアル!!」

ケイト(あ、今何かフラグが立ったッスね……)

レン(あいつ…ヤムチャしやがって)

飛娘「手札から、チューナーモンスター『ジャンク・シンクロン』を召喚。

さらに、召喚時の効果発動。墓地から最初のモモンガを特殊召喚!」

ヤブイヌ「これでNO.6の場にはレベル2のモモンガが三体に、チューナーのレベル3ジャンクシンクロンが揃ったわけですね」

才人「クックック。召喚範囲はSの5・7・9と、Xの2×{2・3}か。

さぁて、七皇のタクティクスがどれほどのものか見せてみてよ。」

飛娘「フッフッフ。果たして見た後にまだ生きていられるアルか?

こっちはもう笑いが止まらないアル」

ニヒルに笑いながら自分の勝利を確信し高笑いしている飛娘

レナ「気を付けてね、飛娘ちゃん!あのモンスターは特殊召喚したモンスターが効果を発動すると発動を無効にして破壊しちゃうよ!」

飛娘「え”……!?」

一気に表情が固まった。

レナ「やっぱり…知らなかったんだね。先に言っといてよかったよ」

レン「なあ、七皇ってマジなんなんだよ……何か強さの象徴みたいな感じで言ってたのに何であんな無知なんだよ。一夜漬けしてるだけでも目に付くカードじゃねえかアレ」

レナ「あ、アハハ。…ちょっとだけブランク長かったから」

飛娘「うわぁ…どうしたらいいネ!?あわわわわ!!」

才人「ぷっ…ギャハハハハハハーー!!何だコイツー本当に七皇なの?バッカみてぇwww」

飛娘「ぐぬぬぬぬ…!」

才人「悔しいか?悔しいだろうね!!名前が有名なだけだと大変だねwwwwwwギャハハハハハハーー!!!」

レナ「飛娘ちゃん。落ち着いて!ここで焦っても良いことなんてないんだよ」

ケイト「マズイッスね…見たところジャンク・ウォリアー出してモモンガで火力上げた後に物理で殴るつもりだったみたいっスけど、ウォリアーは強制効果だから出してもシェキナにやられるッス。かと言って先にガチガチガンテツをX召喚しても、火力が足りない……八方塞がりッスね」

才人の煽りと言う煽りを受けて、ついに我慢できなくなった飛娘は叫び出す。

飛娘「うああああーぐやじいネーー!!これじゃあ相手のエースを倒してワンショット・キルするというカッコいい勝ち方が出来ないアルーーー!!!」

才人「………へ?」

飛娘は、全力で悔しさを体全体で表現した後、仕方ないと割り切ってプレイを続ける。

そこからは、もはや遊びも慈悲も無かった。

飛娘「むぅ…仕方ないからとりあえず、そこのおっかない人形は倒しておくアル。

魔法カード『地砕き』」

王城「…………」

飛娘が発動した魔法カードに召喚された巨大な拳は、エルシャドール・シェキナーガの頭上に現れ、そのままゲンコツのカタチでシェキナーガを頭から押しつぶし、消滅させた。

跡に残る物は、肘から先だけ召喚された、何者かの腕だけだった。

 

シェキナーガの効果で『神の写し身との接触 』をサルベージした王城は、思わず口から出してしまった。

 

王城「な…何だこの情けない倒され方は…!?」

 

起こったことをそのままに話そう。

シェキナーガを召喚したら拳骨一発で破壊されてしまった。

 

王城「な、なんということだ……」

飛娘「さあて、邪魔なモンスターも消えたところで、次に移るネ。

まずは『素早いモモンガ』を二体リバースして一体に、魔法カード『巨大化』を発動するアル!

 

巨大化

装備魔法

自分のライフポイントが相手より少ない場合、装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力を倍にした数値になる。自分のライフポイントが相手より多い場合、装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力を半分にした数値になる。

 

飛娘「ワタシのライフは7400そちらは9000アル。よって効果は攻撃力倍アル!」

 

巨大化の効果を受けたモモンガは、倍の大きさになり、攻撃力が上昇した。

正直巨大化という割には元の大きさが大したことは無く、巨大化と言うよりはメタボ化に近いものが有るが。

モモンガ ATK2000

 

レン「あ、あった。」

飛娘がカードを発動した頃、ようやくレンも探していたカード『巨大化』の項目を発見した。

レナ「やっぱり巨大化狙いだったんだねー」

ケイト「いや~あの人見た目スレンダーなのに物凄い脳筋戦法ッスね~」

 

飛娘「そして巨大化してない『素早いモモンガ』に『ジャンク・シンクロン』をチューニング!」

王城「ぬううう!!ここで来るか」

飛娘「――限りなき研鑽の果て、大地(かみ)をも穿つ拳士有り。

その拳は絆を持って、その一撃は仲間と共に――シンクロ召喚。

神殺しは未来のために―『ジャンク・ウォリアー』」

 

ジャンク・ウォリアー

闇属性 戦士族 星5

ATK2300 DFF1300

シンクロ・効果

「ジャンク・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上

①:このカードがS召喚に成功した場合に発動する。このカードの攻撃力は、自分フィールドのレベル2以下のモンスターの攻撃力の合計分アップする。

 

レン「あれは、シンクロ召喚か」

レナ「うん。条件の揃った『チューナー』と『非チューナー』の『レベルを足し算して合計がシンクロモンスターと同じ』ならエクストラデッキから召喚出来る召喚法だよ」

飛娘「ジャンク・ウォリアーの効果発動!『フレンドシップ・ハーモニー』

ワタシの場には、二体の素早いモモンガがいるアル!」

 

ジャンク・ウォリアー

2300+2000+1000=5300

 

才人「攻撃力5300だって!?」

ヤブイヌ「ふむ…しかし、全体の攻撃力が、王城君のライフポイントを上回ることは無かったようですな」

王城「ふぅむ。しかし単体で我がライフを越えられぬとは、『剛拳』の名も、大したことは無いな。」

飛娘「それは仕方のないことアル。

ひ弱な人間にジャンク・ウォリアーの本気の一撃は耐えきれないアル。

だから死なないように手心を加えなければならなかったネ」

王城「………。」

飛娘「『剛拳』の名はあくまで拳の強さを称えるもの。それは人殺しに与えられるような勲章では無いアル。」

王城「大きく出たな、剛拳!その驕り、貴様の疵になると知れい!!罠カード『和睦の使者』!

貴様はこのターンワシとワシのモンスターに戦闘ダメージを与えられぬ。」

飛娘「ターンエンド」

 

大蔵寺 王城 LP9000

手札 4枚

 

王 飛娘 LP7400

手札1

場 ジャンク・ウォリアー ATK5300 素早いモモンガ×2 ATK 2000 1000

 

 

王 飛娘のエンド宣言と共に、対峙する二人のデュエリストは不敵に笑った。

 

飛娘 王城

「さあ…本番はここからだ……!!」




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