遊戯王 ~Fake Origin~   作:SOD

22 / 22
今回からしれっと
マスタールール(2020年4月改訂)となります。

やっぱり、新マスタールールは欠陥やったんや。


遊戯王~Fake Origin~ 21 この世界のカードの値段

オレ達がエレベーターに乗って待つ事五分。

 

レン「いや長えよ何だコレ。地下何階まで降りればエレベーターで五分経つんだよ」

 

飛娘「この店の地下は、核シェルターも兼ねているアルよ」

 

ケイト「たかがカードゲームを扱うだけの店に核シェルター!?」

 

大袈裟に驚くケイトだが、まあ、俺は地下シェルター自体は腑に落ちない程では無い。

オレ達が扱うこのカード。実はアホほど高価だ。

例えば・・・『融合』のカード。

 

融合モンスターを融合召喚する上で使用される、基本的な魔法カードだが・・・・・・

 

なんと御値段。伍千円也。5000円である。

 

ケイトは・・・いや俺もだが、常識から逸脱した人生を送り、血に濡れた金を稼いできたタイプなので、金は持っている。つまり、割と金銭感覚がぶっ壊れている。

ので、この『紙切れに5000円を払う』という事実に、あまり違和感を感じていないから、カードショップに地下シェルターを買うのが驚きだったのだろう。

 

だが融合一枚が5000円だ。適当に40枚分のカードでも持って行かれようモノなら、その損害は計り知れない。

 

が!!だ。

 

レン「別に地下シェルターは良い。」

 

ケイト「良いんだ!?」

 

レン「問題は、何でこんなバカほど時間掛けて下に潜ってんのかってことだよ。

デュエルスペースって言うくらいだから、ホカの客にも開放されてるんだろ?」

 

飛娘「え・・・えっと・・・・・・・・・・・・。」

 

レン「・・・オイ、何で黙ってんだ?」

 

飛娘「ひっ!?ききき企業秘密アル!!」

 

ケイト「飛娘サン。それ何か有るって言ってるようなモンっすよ?

分かりやすいッスねえ。工作員は無理そうッスねえ。」

 

飛娘「うぐっ!?わわ、ワタシは前線で戦う役ネ!」

 

ケイト「負けちゃったのにッスか?」

 

飛娘「それはブランクがあったからネ!昨日、新しいカードを調べて、相性の良いカードを手に入れたから、今日からまた修行するアル。『剛拳』の名前に塗ったドロを払拭してやるヨ!!」

 

ケイト「となると、このデュエルは負けられないッスねえ?レン君だってブランクはあるッスからねえ」

 

飛娘「もちろんアル!!七皇の一人として、ワタシ負けないアル!!」

 

レン「なら、お前負けたら企業秘密とか全部吐け。」

 

飛娘「うぇっ!?」

 

ここでエレベーターの浮遊感が消え、扉が開く。

 

そこそこ広かった箱から出ると、上下左右に広く、機械的な景観ながら開放感がある場所に出る。

 

 

レン「・・・・・・・・・悪くねえな。」

 

 

地下シェルターとか言う割に良い場所だ。数日くらいなら住めそうだ。

リストバンド型のディスクを装着しながらある程度の間合いを取って立つ。

 

レン「さあ、始めようか?中国」

 

飛娘「う・・・えっと・・・・・・」

 

ケイト「やらないんすか?前線で戦う者としての覚悟は口だけッスか?」

 

さっきからケイトがやけに煽るな・・・楽しんでる?いや、何か狙う感じの目してるな。

 

アレ?

俺、もしかしてアイツの思い通りに動かされた?

 

飛娘「うぐぐぐ・・・わ、分かったアル!!レンさんに負けたら煮るなり焼くなり好きにするネ!!」

 

 

ケイト(・・・・・・・・・・・・どうしてワザワザ負けたときのデメリットを悪化させてるんスかね。

すごい無駄に自分を追い詰めてるけど、この人本当にレナさんの仲間なんすかネ?本当はパシリだったんじゃ無いっすか?

 

 

ま、こっちには都合良いだけだからヨシ!)

 

 

飛娘「さあ、勝負アル!!ワタシが勝ったら、今度こそワタシをちゃんと名前で呼ぶネ!」

レン「良いだろう。俺が勝ったときはお前の名前は・・・・・・・・・面倒くせえ。始めるぞ」

飛娘「扱いがあんまりすぎて、ワタシ、泣きそうヨ・・・」

 

ピンーー・・・!

涙目の中国をほっといて、コインを指で弾く。

 

レン「どっちだ?」

 

飛娘「・・・・・・表」

 

若干ふて腐れたような声で宣言する。コインは床に落とし、グルグルと回り、やがて裏で止まった。

 

レン「俺が先だな。」

飛娘「別に良いもん。ワタシ後攻向けだもん・・・・・・」

レン「キャラ壊れてんぞ」

 

お互いディスクを構え、手札を揃える。

 

 

レン「行くぞ。」

飛娘「ああもうやったるネ!!!」

 

 

 

レン・飛娘「「デュエル!!!!」」

レンLP8000

飛娘LP8000

 

 

レン「メインフェイズ。

ん?さっそく来たか。チューナーモンスター」

 

ケイト「おお!イケイケー!レン君ー!」

 

レン(・・・・・・・・・不吉すぎる。

不運上等、手札事故平常なこの俺が、まともに召喚できる手札とは・・・・・・)

 

レン「まあ良い。召喚。チューナーモンスター『レッド・リゾネーター』だ。」

 

 

レッド・リゾネーター ATK 600

 

 

飛娘「これはチューナーモンスター!?

アナタ真紅眼の融合デッキじゃ無かったアルカ!!」

 

レン「ああ。上手いこと真紅眼とシナジーがあったからな。」

 

ケイト「ボクが見つけました。」

 

レン「効果発動。手札から星4以下のモンスターを特殊召喚する」

 

手札から目的のモンスターを手に取る。

 

飛娘「甘いアル!!手札から『エフェクト・ヴェーラー』の効果発動!!」

 

ケイト「止められた!?まさかあんなガチカードを使ってくるなんて!」

 

 

レン「そのカード、たしか10万くらーー」

 

 

飛娘「止めて下さい。心が折れそうデス止めて下さい。」

 

レン「・・・・・・・・・。」

 

 

飛娘「これが、これがワタシの覚悟アル!!!!」

 

 

目元にガッツリと未来を憂う涙が零れている。

貧乏だとは聞いているから、恐らくコイツは今後しばらく人間らしい食事は出来ないだろう。

バイト代位じゃ雀の涙も同然だろう。

 

 

飛娘「・・・・・・ワタシ負けないアル。生き別れの家族にもう一度会える日まで道草食ってでも生き残るアル!!」

 

レン「道草を食うを物理的に実行しようとするんじゃねえよ」

 

飛娘「さあデュエルを続けるアルッッ!!!!!」

 

 

レン「もう、後には引けないんだな・・・まあ良い。」

 

俺は特殊召喚しようとしたモンスターをそのまま墓地へ送った。

 

レン「手札の『伝説の黒石』をコストにして『ワン・フォー・ワン』を発動。

デッキから二枚目の『伝説の黒石』を特殊召喚。」

 

結果としては、あまり状況が変わらなかったな。

だが、ピン差しのカードが初手にある幸運に寒気が止まらない。

 

飛娘「ワタシの覚悟が無駄死にしたあああああああああああーーー!!!!」

 

あっちは涙が止まらないようだ。

 

レン「『伝説の黒石』の効果発動『真紅眼の黒竜』を特殊召喚だ。」

 

 

真紅眼の黒竜 ATK2400

 

 

レン「そして魔法カード『黒炎弾』を発動。2400のダメージを喰らう権利をくれてやろう。」

 

 

飛娘「熱ッ!??」

 

飛娘 LP5600

 

レン「さて、レベル9のシンクロが初のシンクロ召喚になるわけだが・・・こいつか。

 

真紅眼の黒竜にレッド・リゾネーターをチューニング。

 

『優しき愛の守神よ、その蒼き瞳で見つめた未来(せかい)を、銀色の翼翻し、現在(いま)此処へ導くがいい!』シンクロ召喚。レベル9『蒼眼の銀竜』]

 

 

蒼眼の銀竜 DFF3000

 

 

レン「特殊召喚時効果。

自軍の場のドラゴン族全てに『効果破壊不可』と『効果対象への選択を禁じる』耐性を二回目のターン終了まで付与する。

銀竜もドラゴン族だ。特殊召喚するたびにこの効果が使える。」

 

 

飛娘「守備力3000でその耐性付与はやっかいアル。レッド・リゾネーターの効果止めた意味も無かったし、銀竜にヴェーラー使うべきだったカモしれないヨ。」

 

レン「カードを一枚伏せて、ターン終了。」

 

 

 

レン LP8000

手札0

場 蒼眼の銀竜 DFF3000(効果破壊・効果対象不可)

伏せカード1枚

 

 

 

飛娘「ちょっと思ったのとは違ったケド、ワタシも命がけでこのデッキを組み直したアル。

負けられないアル・・・犠牲になった()()()分の食費のタメにも!!!」

 

レン「・・・・・・・・・・・・。」

ケイト「・・・・・・・・・レン君。あの・・・」

 

 

レン「皆まで言うな。」

 

この女。ダメ過ぎる・・・・・・。

 

 

 

飛娘「さあ!進化したワタシの『剛拳デッキ』を見るせてやるネ!!」




レッド・リゾネーターの値段は1400円。
ワン・フォー・ワンの値段は13000円。
エフェクト・ヴェーラーの値段は10万円

大体現実の売値から性能や禁止・制限の歴史などを見ながら0一つか二つ増やした値段です。
これで命かけたデュエルもするってんだからやってられないwww

『ケイト・ヴァルゼルド』
昔描いてpixivに張ってたヤツなんですが
ハーメルンで読んでる人は、ケイトのビジュアルって知らなかったかなと思ったので、ちょっと張ってみます。




【挿絵表示】

好きなヒロインを教えて下さい

  • 金髪ボイン。レナ・ファムグリット
  • 高飛車ヘタレ貧乳。坂上みく
  • 新聞部ロリ巨乳。文月ひよの
  • 貧困貧乳チャイナ。王 飛娘
  • 胸は揉んでも増えない。ケイト・ヴァルゼルド
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。