東方日邪録   作:メグトン

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皆さんO.K.N、メグトンです。
ようやく二話です。賢人のさ迷う様子をお楽しみにあれ


第二話:とんだ災難と......

「..........................................」

静かに。至って静かに俺は墓地を歩く。適当に歩けば何時かゴールには辿り着けるとは思う。しかし、場所が場所だ。自然と静かになってしまう。

(......ゴール。ゴールはよ)

戦々恐々としながらそう考えていると。

「............けー..................」

「......うん?」

何か声らしきモノが聴こえて来た。しかし、不明瞭なのでよく聞き取れない。

「............てけー...............」

段々と声らしきモノが聴こえる様になって来た。ソレに合わせて足音も...........って、ちょっと待て。

(これってまさか......!?) 

嫌な予感が瞬間的に俺の体を駆け巡る。そして、その嫌な予感に導かれるがままに、俺はバッ!と振り向く。瞬間。

「出てけぇぇぇぇぇぇぇっっっ!!!」

「ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

半端ない声量の声が響き渡り、その声にびびった俺は脇目も振らずに全力で走り出した。

「さっさと出て行かないと私の仲間にしてやるぞぉぉぉぉぉぉ!!!」

「色々と日本語が可笑しい気がするんだが!?」

反射的に後ろを振り向きながらツッコミを入れてしまう俺。と、其処で俺は追い掛けて来ている奴の姿を見た。そして、思わず叫んだ。

「日本墓地に何故キョンシー!?」

そう、俺を追い掛けて来ているのはキョンシーなのだ。額にはお札が貼ってあり、腕は真っ直ぐ。足は......揃ってはいないものの、腕と同じく真っ直ぐに伸びている。......本当に、日本墓地とは合わない。

「っか、はえぇ!?キョンシーってこんなに早い感じだったっけか!?」

「キョンシーじゃない!芳香だぞー!!!」

「誰もお前の名前なんざ訊いてねぇぇぇぇっっっ!!!」

バカみたいな返事に、俺は絶叫で返す。

(あんなのを相手にしてたらこっちの身が持たん!さっさと出て行こう!)

ソッコーで俺は今日何度目かの決断。出口、出口は何処d

「あら?芳香、どうしたのかしら?」

......真横よりキョンシーの保護者らしき青髪の女性降臨。

(あれ......?これ......詰んだか......?)

「あ、青蛾~ッ!」

俺が諦め掛けていると、キョンシーが青髪の女性を『青蛾』と呼んだ。......アッハッハー、やっぱ詰んでるわー

「......ん?芳香、何で『幽霊』を追い掛けてるの?」

(アッh......ん?)

青蛾という女性の言葉に疑問を覚え、俺は立ち止まる。

「んー?この人って幽霊なのー?」

釣られて......かどうかは分からんが、キョンシーも立ち止まり、青蛾という女性に尋ねる。

「そうね。実体はあるっぽいけど、常人より霊気が......」

「ちょっ、ちょっと待ってくれ。ソレはどういう意味なんだ?」

俺は思わず青蛾の言葉を遮りながら言う。

「俺が幽霊ってどういう事なんだよ?確かに俺はトラックに轢かれたけどさ......」

「......もしかして貴方、外来人?」

「が、外来人?」

青蛾が発した新出謎単語を俺は訊き返す。

「えぇ。......此処で話すのはいささか面倒ね。付いて来て」

「あ、あぁ......」

「一緒に行くぞ~」

キョンシーの気の抜けた言葉と共に、俺は青蛾の後に付く。......何だか大変な事になって来てるな......




そんなこんなで青蛾と芳香の登場です。
個人的に出したいなー、と考えていたキャラなんすよ。
......まあ、二人の蛮行はこれからエスカレートするとして。
何時になるか分からない次回をお楽しみに~
......賢人、幽霊みたいやけど(ボソッ
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