東方日邪録   作:メグトン

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皆さんO,K,N,メグトンです
しばらくぶりの更新ですみません。
……これからもこんな調子でしょうかが、何卒
宜しくお願いします。
はてさて。
そろそろ本編に移るとしましょうか。
それでは、本編をどうぞ!


第三話 邪仙の講義

~青蛾と芳香の家~

 

「さて、何から話した方が良いかしらね?」

「最初っからで頼む」

出されたお茶に手を伸ばしながら、俺は即答した。

現在、俺は例のキョンシーとその保護者らしき

青蛾という人物の家に来ている。

......個人的に知りたいのは二つ。

まず、『此処は何処なのか』ということ。

次に、『俺が幽霊とはどういう事なのか』ということ。

ソレらを青蛾の話の中で、俺は知らなければならない。

と、其処で俺の言葉を受けた青蛾が頷いてから口を開いた。

「それじゃ、まず此処が何処なのかということから。此処は『幻想郷』。一般的に外の世界で忘れ去られた物が流れ着く所よ」

「幻想郷……」

『外の世界』、とは恐らく俺の居た所を示しているのだろう。……本格的に俺のトリップ説が出て来た。

「ま、この事はこれから周りながら説明するとして。問題は貴方が『幽霊』という事ね」

「あぁ。一体どういう事なんだよ?」

俺は頭の上で疑問符を踊らせながら尋ねる。

こうやって相手にはっきりと見える上に、感覚や実体的なモノが俺の自身にあるという事は『幽霊』という存在からは掛け離れている気がする。対する青蛾も同じ意見なのか、こめかみ辺りを抑えながら言う。

「コレはあくまで私の推測なのだけれどね。外の世界で貴方が何かしらの損傷を負う。その際に『幽体離脱』をしてしまい、貴方の魂を一瞬であれ、貴方を知る全員から忘れられる。その所為で幻想郷に来たのじゃないかしら」

「ん…?ソレ、俺の魂と体が別として周りに取られていたって事か?なんか変な話だなぁ……」

青蛾の推測は、推測と知っていながらもにわかには考え難いモノだった。ソレ故に、俺は続けて口を開く。

「俺を知ってる奴は俺を1個の存在として見ている訳だろ?それなのに魂と体が別々ってのは……」

「そう、其処が盲点なのよ」

ビシッと、いつの間にやら持っていた扇子で俺を指しながら青蛾は言う。

「本来、人間は相手を1個の存在として視認しているわ。でも、その視認が『今見ているモノだけの視認』だとしたらどうなるかしら?」

青蛾の言葉に、俺は首を捻りながらも答える。

「視認出来るのは『体』だけだから……『魂』はあるのに無いものにされるのか……?」

「そういう事」

パッと扇子を開き、自分を扇ぎながら青蛾は続ける。

「本来ある筈の魂が無いものにされる。ソレが貴方が幻想郷に来てしまった理由じゃないかしら。……まぁ、今の説明も矛盾点だらけだけどね」

確かに青蛾が認める様に、この説明には矛盾点が見受けられる。例えば、何故俺は『三途の川で目覚めなかったのか』とか。俺が魂のみの幽霊ならば、三途の川で目覚めてもなんら不思議は無い。しかし、俺は人気の無い森で目覚めた。……謎は、未だ多い。

「ま、私の講義はこれぐらいにして。これからは私の家に泊まって貰うわよ」

「……マジすか?」

青蛾にそう言われた俺の脳裏に蘇るのは、例のキョンシーとのファーストインプレッション。泊めて貰えるのは有難いが、今後もアレが続くとなると……辛い。と、そんな俺の気持ちを察してか、青蛾が言う。

「芳香なら平気よ、私から言い付けておくから。別に私は、貴方に人体実験をしようとなんてしてないし」

「むしろ不安が増したんですがあの」

……幽霊になっても、命の危険が付き纏うのに変わり無かった。

こうして、俺の青蛾&キョンシー家への居候が始まったのだった。……不安だらけだけど。




さて、今回は此処までです。
謎の多い幻想入りを果たしてしまった賢人。彼が青蛾と芳香にどの様な目に遭わされ、また、どの様な出来事に遭遇していくのか。次回をお楽しみに(更新は遅いですがネ)
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