獣になった神父狩人が幻想入り   作:BATTU

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PS4を買ってBloodborneをやり、一番幻想入り出来そうな神父さんを主役にしてみました

ただ神父が幻想卿でゆっくり生活する感じを主体に行きます。戦いはありますしシリアスもやろうと思いますがあまり期待出来るものか分かりませんのでご注意を


プロローグ

ヤーナム市街

 

 

灰の舞う墓所に一人の新たな狩人は足を踏み入れた

 

 

その奥に一人、大柄の男が片手に持つ狩人の武器、獣狩りの斧を黙々と振り下ろしていた

 

 

振り下ろすごとに赤い血が辺りに飛び散る

 

 

狩人はゆっくりと近づき、男から少し離れた所で立ち止まった

 

 

「どこもかしこも獣ばかりだ...」

 

 

斧を振り下ろすのを止め、振り返りながら呟く

 

 

「貴様も、どうせそうなるのだろう?」

 

 

男はくすんだ白髪に両眼には覆い隠す様に布が巻かれ、首にはチェーンで出来た首飾りをしていた

 

 

彼はガスコイン神父、獣を憎み嫌う古き歴戦の狩人だ

 

 

ガスコインは獣狩りの斧を握り締め、左手に持っている獣狩りの散弾銃を狩人に向けて躊躇無く引き金を引いた

 

 

ガスコインの水銀の散弾を回避し、狩人は獣狩りの短銃をガスコインに向けて放った

 

 

弾はガスコインの左手に当たったがそれを気にする事も無く狩人に向かって走り、右手の斧を振るった

 

 

しかし、おお振りすぎるその行動は簡単に避けられノコギリ鉈でガスコインの脇腹を切り裂いた

 

 

流石のガスコインも一度、膝を地に付けて倒れそうになった

 

 

「・・・匂い立つなあ・・・」

 

 

血が流れ出る脇腹を押さえていた左手を見ながらまた呟いた

 

 

「堪らぬ血で誘うものだ、えづくじゃないか・・・」

 

 

「ハッハッハ・・・ハッハハハッ!」

 

 

立ち上がりながら高笑いをしだすガスコイン神父

 

 

狂っている

 

 

狩人から出てきたのはこの言葉だ

 

 

ガスコインは血に魅了されている。一体どれだけの長い時間を戦い続け、そしていつ壊れてしまったのだろう

 

 

狩人はノコギリ鉈の仕掛けを動かし、ノコギリから長柄の鉈にする

 

 

ガスコインも獣狩りの斧の仕掛けを動かし、手に持つ柄が伸びる

 

 

ガスコインは範囲が広がった斧を横になぎ払ったり叩きつけたりと、周りにある墓石も関係なく破壊しながら攻撃してくる

 

 

狩人はそんな攻撃の中を掻い潜り、鉈をガスコインの左肩に向けて一気に振り下ろした

 

 

ザシュ!!

 

 

「ぐっ!!」

 

 

ガスコインの左肩に鉈の刃が深く入り、血が吹き出る

 

 

「くっ・・・ぐぅぅ!」

 

 

鉈を肩から抜くとさらに血が流れ出て、唸りはじめた

 

 

「あ・・・ぐっ!・・・がぁぁぁぁ!!!」

 

 

しかし、異変は起きた

 

 

叫び声をあげると同時にガスコインの体から灰色の毛が生えはじめ、手足から鋭い爪が伸び、顔は人の形を変え歯が更に鋭く目を覆っていた布が落ち赤い眼が見えた

 

 

「獣」だ

 

 

病によってガスコインは狩人が狩るべき対象、獣となり果ててしまった

 

 

獣を憎み嫌う者が獣になるとはなんとも皮肉な話だろう

 

 

「ガァァァァァァァァ!!」

 

 

獣は狩人に飛びつき、鋭い爪を体に突き刺し持ち上げ首あたりに食らいついた

 

 

狩人から血が吹き出る。何とか引きはがそうと足掻くが獣の腕力は人と比べるも無く強い

 

 

血を流しすぎ腕から力が抜け、諦めようとした時だ

 

 

コトッ

 

 

狩人の懐から一つの小さな箱が落ち、フタが開いた

 

 

♪~♪~

 

 

「!」

 

 

フタが開いた箱からメロディが流れはじめる

 

 

これはヤーナム市街に住む一人の少女から預かったオルゴールだ

 

 

父親が狩人で、獣を狩りに出ていったままの父親を母親が探しに行ったらしいが長い間、帰っては来なかったらしい

 

 

もし、母親を見つけたらこのオルゴールを渡して欲しいと頼まれ預かった物だ。なんでも父親が好きなメロディらしい

 

 

「ガッ・・・アァ!・・・ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ァァァァァァ!!!」

 

 

狩人から離れ、頭を抱え込み始めた獣

 

 

狩人は悟る。ガスコイン神父があの少女の父親だったのだと

 

 

オルゴールのメロディを聴き、急に頭を抱え苦しんでいるのはまだ狩人であった人格と意識、記憶が残っている証拠だ

 

 

だが、長くは持たないだろう

 

 

獣になって助かる方法はもう無い。出来る事は一つ、せめて獣と言う呪縛から早く解き放ってやることだけだ

 

 

狩人は鉈からノコギリに戻し、獣に向かって走った

 

 

ザザシュ!!

 

 

まずは脚を切り裂き

 

 

ザザシュ!!

 

 

次は腕

 

 

そして体中を自身のスタミナが持つまで全力で切り裂いた

 

 

「フー・・・フー・・・フー・・・」

 

 

獣は一つの墓石を背に倒れ込む

 

 

手と足、そして体中を切り裂かれ、大量に血を流し虫の息になっていた

 

 

狩人は動けなくなった獣に近づき、短銃を獣の額に押し付け引き金に指を添える

 

 

 

 

 

 

バンッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

放たれた水銀の弾は額を貫き獣は絶命した

 

 

獣の体は淡い光が現れたと同時に血が辺りに飛び散り、消えてしまった

 

 

狩人はノコギリ鉈と短銃をしまい、落としたオルゴールを拾う

 

 

そしてガスコイン神父が使っていた獣狩りの斧と散弾銃、そして落ちていた神父の狩帽子を拾い獣が背にしていた墓石にオルゴールと共に置いた

 

 

最後にスローイングナイフで墓石に文字を彫った

 

 

彫り終えた後、狩人は墓所を去る

 

 

墓石にはこう書かれていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「歴戦の狩人ガスコイン神父ここに眠る」

 

 




プレイしててガスコイン神父の銃って散弾を撃つから獣狩りの散弾銃かと思ったんですけどよく見ると短銃なんですよね形が。

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