博霊神社 一室
「・・・前にもみた光景だ」
そう言いながら目を覚まして体を起こすガスコイン
目覚めたばかりの脳を起こし、なぜこうなったか思い出そうとする
「そうか、俺もヘンリックもあの後倒れたんだったな」
異形の獣を倒した後、俺とヘンリックは慧音たちが来た後に倒れた
俺はあの能力を使った事による体力の消費で倒れてしまい、ヘンリックは俺が来る前に怪我を負っていたため倒れた
「また慧音にどやされそうだ」
ただでさえ心配性でお節介やき(妹紅談)なため、少しの事でもすぐ説教だ。あまり心配させると自覚させようと頭突きをくらわせる(これも妹紅談)から注意はしいているんだがな
「・・・それと」チラッ
「スー・・・スー・・・」
なぜ当たり前のように俺の右腕に引っ付いて寝てるんだルーミアは
とりあえず、声を掛けながら肩を揺すり起こすことにした
「おいルーミア、起き「ガスコイン、もう目覚めたか?」・・・」
「あら、起きたの。ルーミアはまだみたいだけど」
いきなり、戸を開けて入ってきたのわヘンリックと霊夢だった
「・・・ガスコイン、いくら娘さんが恋しいからと言っても見ず知らずの子を「それ以上言ったらお前も狩るぞヘンリック」・・・ふぅ、冗談が通じん奴だ」
黙らせるために威圧的にヘンリックに声を掛ける
冗談で言ったつもりなのは分かるが馬鹿にされている気分になるのはやはり気に入らない
「で、なぜヘンリックが此処にいる?」
「何でも今夜、宴をするそうだな。お前の紹介の宴らしいが外来人でかつお前の知り合いということもあった私も参加させられる事になった。それと話は全部この霊夢から聞いた。自分のこともお前がどうして此処にいるのかも・・・すまなかった」
「気にするな。分かっていながら俺が勝手にやった事だ、お前が気にやむ事ではない」
「・・・ありがとう」
そう言って頭を下げるヘンリック
「さ、辛気くさいのはこの辺りでやめなさい。宴の事だけど出来れば貴方たちにも手伝って欲しいのだけど」
「宴の主役に手伝わせるとは・・・まぁ、いいだろう。なにもせず待つのも性に合わないしな」
「別に俺はかまわない。何をすればいい?出来ればいつものに着替えてからにするが」
「ヘンリックさんは道具とか出すの手伝って。ガスコインさんはあとでメモを渡すからそれに書いてあるのを買ってきてちょうだい、量はさほど多くないから大丈夫だと思うけど・・・あと、ガスコインさんのいつもの服、今此処にはないから」
「・・・なん・・・だと」
霊夢の言葉に多少の動揺を見せるガスコイン
「獣化してまた破れたから慧音がいま補修中よ。別にその服装でも大丈夫でしょう、意外に似合っているわよ」
「・・・」
今のガスコインは人里の男性が来ているような和服の特注品
通常の男性よりも身長が大きいガスコインのために慧音が魔法の森の人形使いに頼んで作って貰った特別な和服
人形使い曰く「誰がこんな大きな服を着るのよ」と言うほどだ
ガスコインは諦めたようにため息を吐く
「ルーミアを起こしてから行く。腕に引っ付かれたまま人里に行きたくはないからな」
分かったわ、と答えた霊夢とクスクスと小さく笑うヘンリックは道具を出すために部屋を後にした
とりあえず今はルーミアを起こすことにして、ヘンリックは後で潰す
ヘンリックが徐々にガスコインをからかうキャラになっていきそう
次回は宴