ハイスクールD×D§転生魔法使いの非日常§(仮) 作:ヘタレ権三郎
部室に魔方陣を介して転移してきたのは、悪魔フェニックス家の三男でありリアスグレモリーの婚約者のライザー・フェニックスとゆうボンボン悪魔だった。
そのことを知った時のイッセーの反応はうるさいに尽きる。
そしてライザーは今、ソファーに座るグレモリーの隣に座りしきりに髪をなでたり肩を抱いたりしている。
何度も肩を抱く手がグレモリーによって振り払われるが奴はそれに構わずニヤニヤしながら触れる。
そのたびにイッセーが怒りを蓄積していくから、正直いつ爆発してもおかしくない。
俺はそんなやり取りを見ながら窓際に置いた椅子に座る。
数分ほどそんなやり取りが行われついに
「いい加減にしてちょうだい!ライザー!」
激昂したグレモリーの声が部室に響く。
ソファーから立ち上がったグレモリーがライザーを鋭い眼光で睨み付ける。
しかし、ライザーは変わらずにやけ顔。
曰く、親同士が勝手に決めたためグレモリーは乗り気ではない、
当初はグレモリーが大学を出るまで待つ約束だったらしいがそれぞれの親は純潔悪魔の断絶を恐れて予定を早める決断をしたようだ。
俺は、このことに対し少し苛立が湧いた。
(・・・悪魔が約束破るとか・・・)
ライザーは純潔の悪魔は希少やらなんやら延々と語り続け、それでも拒む意思を見せるグレモリーに「この場にいる君の眷属全員を燃やし尽くしてでも連れて帰る」
と炎をだした。
その行動にイッセーは怯えるアーシアを背に隠し、それ以外の眷属は臨戦態勢をとる。
俺は熱くなったので窓を開け空気を換気する。
「さっきから気になっていたんだがリアス。あの人間は何者だ?」
「彼は魔法使い、私の契約者よ」
「ふーん、あっそ・・・」
ボォゥ!!
「「「「!?」」」」
「影幸!危ない!!」
「・・・・・・風よ・・・・・・」
リアスside
ライザーが影幸に向かって炎を放った。警告も何もなく。
「ライザー!何をしているの!?」
いくらなんでもこれは許せない。
私、リアス・グレモリーはライザーに詰め寄った。
「何って、オレはただ君についている虫を消しただけだぞ。
それに魔法使いと契約するならもっとマシな奴と契約したらどうだ?言っちゃ悪いがあいつの力は高くない。
あんなのが君の契約者となると君の名に傷がつくぞ」
と、のたまうライザー。彼はまるで当然のことをしたとゆう顔をしている。
「うは~ アチ~」
「「「「「「!?」」」」」」
「いや~、驚いた~、意気なし炎ぶっ放してくるんだから」
「キ、キサマ!なぜ生きている!?」
影幸side
「ん?なぜって・・・そりゃ俺だから?
ん~、何でだろうな??イッセー」
「いや、俺に聞くなよ!
手か、ホントに大丈夫なのか?」
「フフーフ、五体満足だよ」
実は炎が迫った瞬間、風を纏って炎の軌道を逸らしただけなんだけどね。
そして、俺はニタニタとした笑みを止めてライザーを見る。
(マズイ・・・ジンさんは怒ってますね。これは止めるが吉か否か・・・)
「アンタさ、俺をマジで殺そうとしたよな・・・」
「ふんっ!だから何なんだ?」
「いや、ちょいとイラ~ッと来てね・・・」
「なんだ?やるのか?なら受けて立つぞ。まぐれが二度続くと思うなよ!!」
俺とライザーの間で軽く火花が散る。
そして
「・・・ふんぐるい むぐるうなふ くとぅぐあ ふぉおまるはうと んがあ・・」
「(これは止めた方がいいですね、ライザー様のためにも皆さんの命のためにも)
お二方落ち着いてください。
これ以上やるのでしたら私も黙ってみているわけにはいかなくなります。
私はサーゼクス様の名誉のためにも遠慮などしないつもりです。
それとジン様、その呪文は洒落にならないので直ぐに詠唱破棄してください今すぐに!」
グレイフィアさんが珍しく慌てたため詠唱を破棄する。
正直、生きる火花ではなく這寄る混沌の詠唱にするべきだったか・・・
「どちらにしろ危険なのでやめてください!」
心が読まれた。
その後グレモリーとライザーの意見は平行線だったため最終手段の『レーティングゲーム』で決着をつけることになった。
「リアス、まさかここにいる面子が君の下僕全員か?
其処の人間を入れても6人しかいないぞ?」
何気に俺を人数にカウントするライザー。
「だとしたらどうなの?」
「これじゃ、話にならないんじゃないか?キミの『女王』である『雷の巫女』ぐらいしか俺のかわいい下僕に対抗できそうにないな」
そう言ってライザーは指を鳴らし魔方陣から人影が出現した。
その人数にグレモリー眷属たちは言葉を失った。
「と、まぁこれが俺のかわいい下僕たちだ」
堂々と言うライザーの後ろには総勢15名の眷属悪魔達。
しかも全員女。
(いろんな意味で)チッコイのと(いろんな意味で)デカいのと多種多様の美女美少女軍団だ。
それを見てイッセーが大号泣、マジ泣きをしている。
それにほぼ全員がドン引きしている。
コイツの夢はハーレムだからな~
丁度グレモリーがライザーにそのことを教えていた。
「キモ~い」「ライザー様~、このヒト気持ち悪-い」
「そう言うな、上流階級の者を羨望の眼差しで見てくるのは下賤な輩の常さ。
アイツらに俺とおまえたちの熱々なところを見せ付けてやろう。ユーベルーナ」
そう言うとライザーは魔導士のような格好の眷属を呼び寄せると、
ズキュゥゥゥゥゥン!!
やった・・・やりおったこの男!!そこにしびれない!憧れないいいぃぃ!!
「んっ・・・あふっ・・・」
官能的な濃厚なキスを行うライザー。
「な、何も見えませ~ん」 「センパイ、何も見えないし聞こえないんですけど」
俺はアーシアと小猫の目を魔法で操った影で塞ぎ、耳には空気の断層を作り音が伝わるのを阻止した。
(うん、君たちにはまだ早い。見なくていいよ・・・)
そんなこんなしていると奴は別の下僕と二回戦をやりだした。
そしてこちらを見て、
「お前らじゃこんなことは一生できまい」
その言葉にイッセーがついにキレた。
そして、神器を展開して殴りかかるが、棍を構えた少女がイッセーの前に現れイッセーを弾き飛ばす。
「良くやったミラ。ついでだ、其処の人間にも礼儀というものを教えてやれ」
「はい、ライザー様」
棍を持った少女、ミラが俺に向かって棍を突き出す。
俺はその突きを半身になって躱し左手で棍の先端を掴み引き寄せミラのバランスを崩す。
「やってくるってことは、やられる覚悟があってのことだよな」
そう言って体勢を崩しこちらに倒れこむミラに右肘鉄寸止めで打ち込む。
何とか踏ん張りを利かし踏みとどまったミラは目の前にある肘に戦慄した。
「クッ・・・」
「このまま、この一撃を喰らうか、それとも後退するか、選ばせてやるよ」
そう言ってミラとその後ろにいるライザーを睨む。
ライザーは悔しそうに下がるように命じた。
「おい人間、キサマもゲームに参加していいぞ。
俺をコケにしたことを後悔させてやる」
「いいんすかグレイフィアさん」
「はい、非公式のゲームですので大丈夫だと思われます」
どうやら俺の参戦は半ば決定になるようだ。
10日後にゲームを開始。それまでグレモリー眷属は修行をすることになった。
魔法陣から冥界に帰るときライザーはイッセーを見て、
「リアスに恥をかかせるなよ、リアスの『兵士』。
オマエの一撃がリアスの一撃なんだからな。
リアス、次はゲームで会おう」
そう言い残しライザーは自らの下僕と共に魔方陣の光の中に消えた。
なんか、影幸君とんでもないのを召喚しようとしてましたね・・・(;´艸`)
でわ、次回は修行回になります。
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