新・東方心暗伝~Coexistence of light and the darkness~ 作:あいすのお兄さん
今回から東方小説を書かせてもらいます。よろしくお願いします
あ、それと一つ警告。今回は東方要素一つもありません。零話なので…
そんなんで良ければ、ちょっと覗いてあげて下さい
それではどうぞ
雨が降っている
時刻は丑三つ時を少々過ぎたくらいだろうか
赤い髪、黒い瞳
赤いシャツに、黒いジャンバー。黒いズボン
少年は高校生。歳は16くらいか
そんな少年が
とある高校前で
頭から血を流して倒れていた
少年の周りには4人の男
4人のうち
一人は、血の付いた金属バットを持っていた。ゼイ、ゼイ、と息を切らせている。しかし、その男の表情は『満足』という感じだ
他のやつ等はどうだろう
ニヤニヤと
ゲラゲラと
倒れている少年を嘲笑っていた
「おい、見ろよ。コイツがあの暗影組の頭だぜ」
笑う男の一人がそう言う
すると、金属バットを持った男も口を開いた
「ああ、本当に情けない姿だな。ま、コイツにゃぁさんざんコケにされてきたから何の情も移らねぇけど。…んにしても、本当にバカだよなァ?」
男は、泥でグチャグチャになっている少年の顔を覗きこみ、またケラケラと笑った。少年は目を瞑ったままでピクリとも動かない。
「つかよぉ、コイツ生きてんの?マジで動かねぇんだけど」
バットを担ぎながら言う
すると、それに答えて一人の男が
「いや別に死んでてもいいだろ。こんなやつ…さァッ!!」
と言い、腹を思いっきり蹴り上げた。少年は数メートル転がった後に止まる
しかし、動く事はなかった
「はははっ、本当に動かねぇな!無様なモンだぜ…おう、どうだい?今のお気持ちはどーですかぁ?なぁ?」
男は屈みこんで、顔を眺めた
その瞬間
男の顔に強烈な衝撃が走った。鼻を中心とした衝撃に耐えられず、後ろに倒れる
「う…あ…は、鼻がァぁぁ…野郎…ま、まだ意識がありやがったのか…頭突き、し、しやがった…」
鼻血を出しながら、鼻を抑えながら、赤髪の少年を睨む。
いきなり動き出した少年に呆気取られていた周りの男たちも正気を取り戻し、少年を睨み付けた
「ハ…テメェらごときに俺が、殺られるとでも、思ってんのか…?」
「んだとォ…テメェこそ、虫の息じゃねえか。なぁ?そんなお前が、俺ら四人に、勝てるとでも?」
男の言う通りだった。頭を金属バットで殴られた少年は、現在進行形で血を大量に流している。普通の人間なら既に意識どころか天に昇って逝ってしまってもいいレベルの血量。その状態で立ち上がっているのだ。それだけで称えられる
(チッ…視界が…)
吐き気と共に、眩暈が少年を襲った。フラフラと、足が揺れる
しかし少年はそんなことを気にしないかのような動きで、頭突きをした男に殴りかかろうとする
だが、またも金属バットにソレは遮られた
ガンッという音と共に、今度こそ意識が遠のいていく
その時
頭の中に声が響いた
(…た…か…?)
何を言っているのか、イマイチよく分からない
(…きた…か…?)
声が小さいのか、少年の意識のせいなのかも分からない。上手く聞き取れない。
ボーっとし、視界が徐々に暗くなっていく。そんな中で、いきなり。聞き取り難かった声が、はっきりと聞こえた。
(生きたいかァ!!!)
当たり前だ
生きてぇよ、決まってるだろ
やり残した事がいっぱいあるんだよ
そんな事を思った
そして少年は、意識を、生命反応を完全に閉じた
不思議な浮遊感と共に
これにて零話閉幕です。いかがだったでしょうか?
個人的にはまあ及第点…くらいです
小説への評価、コメントなど、お時間があればどうぞよろしくお願いします
それではっ!
追記
今回は短めです。次回から本気出す(たぶん