問題児たちと地球の理が異世界から来るそうですよ? 作:鴉紋to零
甲「えー、阿喪がくたばったので俺が紹介を」
甲「今回のコラボ先は月狐さんの、『異形の陰陽師が異世界から来るそうですよ?』だ。今回は基本的に俺視点のものばかり。というより、俺の心情満載だ」
甲「それでは、どうぞ!」
とある日、俺は久しぶりに真や悠雷と戦う予定だった
まあ、戦うといっても模擬戦で、ここでは契約書類で絶対に命が取られるという事態を発生出来なくさせるので元の世界の時より安全に戦える
「それじゃ、始めるか!」
「張り切ってるね。悠雷」
お、どうやら二人ともウォーミングアップは終わったみたいだな
「それじゃ、ウォーミングアップも出来たし始めたy………ん?これは、魔方陣か?」
俺の足元に急に魔方陣が現れた
「そうみたいだね。これは、僕も見たことないタイプだよ」
真が観察を開始する。ん?何故開始するって言ったかって?こいつ、というより魔法を使う人達は基本的に未知ってものが大好きな人種だからな
「ふーん。まあ、それは置いといて始めようぜ!」
「………悠雷、甲。後五時間待って」
「「長いわ!!」」
ほら!案の定こうなった!真はこういう面では問題児だよ全く!
「うーん。この魔方陣は試作かな。幾つかおかしなところがある」
そう言いながら、いかくつかのところを書き足していく、真
全く、何が面白いのやら
本人によると、「数学者が面白い新しい公式を作るのと同じ感じだね」と言っていたな
「あ、これ、強制転移に魔方陣に近いかな」
「…………へー。うん?おい、ちょっとまて。それって」
「多分、後、十秒で転移するよ」
真、何故お前は焦っていなi………ごめん、物凄い冷や汗かいてた
すると 魔法陣から眩い光が放たれる
光が収まった瞬間
「呼ばれてないのにジャッジャジャーーーン!!!」
いきなりボケんなよ!
「他作品のネタを出すな!!」
さすが真。ナイスツッコミ
「なら 呼ばれて飛び出てジャッジャジャーーーン!!!どうだ!?」
「どうだじゃない!いい加減にしろッ!!」
流石に焦ったまんまも恥ずかしいので冷静に切り返しておこう
「ていうか どっちかっていうと呼ばれただろこれ。何処だここ」
俺が言い終わって三秒後、事態は急変した。といっても白銀の女性?というより高校生位の子が怒りだしたからだ
「も もう我慢の限界です………まさか他の分岐の方を呼ぶなんて…………!!!」
要と呼ばれた子。真と同じ感じがするなー(棒)
「ま、待て要!他意は無い!」
「あったらダメでしょう!!」
「呼ぶ気は無かったんだ!!」
「当たり前です!!!」
要さん?(年が不明なため、他意はない)は既に戦闘態勢みたいだ
怒られている黒髪の男性と灰色の髪の男性は慌てており、俺達は、この自分達の写し絵のような光景にポカーンとするしかなかった
「おーい。要?何か光が見えたんだが…………」
あ、十六夜。ん?でも、マナの感じが違うということは
あ、ここ別分岐か!?
「あー………取り敢えずそこの3人。コッチに来てろ」
十六夜がちょいちょいと手招きをして扉、否、扉の残骸の近くに来るよう促したので、よくわからない俺達はその指示に従うことにした
まあ、そのあと、十六夜からここの説明を受けて、俺達はここが別分岐であることを確信した
「彼奴らは今 自己紹介できる状況じゃないから代わりにするぞ。お前らのは彼奴らが落ち着いたらな」
「おう、頼む」
あ、もうあっちはほっとく路線か
その間も、兄妹喧嘩は加速しているが見て見ぬふり見て見ぬふり
「だから何時も周りに迷惑をかける変な実験モドキは止めろと、あれほど言っているでしょう!?!?」
「あの白銀の髪をもつ女が 安倍 要。あの3人は義兄妹だな。あと 俺の嫁だ。手を出すなよ」
はあ!?十六夜に彼女!?
流石に俺達も声にはしなかったが相当驚いた。いや、声にも出なかった
「いや 実験じゃなくて試運転だよ!もう既に実験は済ませて「余計にダメでしょう!?」……」
「あの黒髪を後ろで縛ってるのが安倍 風明。何時もあんな感じだから気にするな」
いや、気にしてやろうよ!
「あの 要。落ち着い「そもそも貴方たち2人が原因でしょう!!」……」
「あの灰色の髪の男は安倍 龍明。何時もはマトモだ」
いつも限定かよ!?てか、説明荒いな!
よくもまあ、ここまで心の中でツッコんでおいて声に出なかったと思う
「止めなくていいのか?」
一応、心配になって聞いてみる
「大丈夫だろ。彼奴は強い。それに何時もの事だ」
「ほう?」
悠雷、そんな楽しそうな笑みを浮かべるなよ
「兎に角!勝負です!!受けないなら2人の黒歴史を飛鳥と耀にバラします!!!」
「「喜んで引き受けますッ!!!」」
うん。完全に俺らと同じ状態ができてるわ
「どんだけバラされたくないんだよ……」
十六夜は呆れており 話がついたところを見計らって
「おい要。全員を集めて 説明をしてからにしてくれよ」
「む 十六夜………分かった。じゃあ行こうかおにーさん♪」
「「了解しました………」」
要は2人を引き連れて(従えて?)応接室へと向かって言った
「じゃ 自己紹介……私たちはしてもらったみたいだね。ありがとう十六夜」
要が笑って十六夜に言うと 十六夜は笑って返すだけだ
へぇ、彼女のいる十六夜はこんなに違うのか
「そっちの自己紹介をお願いしてもいいかな?」
一番右にいる俺から始めるとしようか
「じゃ 俺からだな。俺は城崎 甲だ。そっちが」
「魂奏 真です。よろしくお願いします。最後にそこにいる黒髪が」
真、こんなところでストレス発散しないでくれよ
「天駆 悠雷だ!よろしくな!!」
俺は、一応、フォローを入れといて失敗は無いだろうと判断する
「因みにこいつは問題児ならぬ 大問題児だ。気をつけろ」
俺は、笑顔が苦笑いへ変化した
そりゃそうだろ、大問題児って言って楽しそうなリアクションが帰ってくるのはこれが初めてだよ
普通は苦笑いするか、ツッコミ役は黒ウサギみたいに無意識に胃に手を当て それに気づきしくしくと涙を流してるレベルだぞ!
「さて風にぃ 龍にぃ────戦おうかやろうか」
要の一言でその場の空気が変わった
俺は、無意識に体のマナを加速させていた
本能というやつだろうな。最も、食物連鎖の頂点に立つ一角の本能を反応させるなんて、相当の実力者以外あり得ないが
「はぁ…………分かったよ。じゃ まとめるぞ」
『義兄妹の戦い
参加者
安倍 要
安倍 風明
安倍 龍明
ルール
要VS風明&龍明で戦う
勝利条件
相手をステージから落とす
または戦闘不能にする
敗北条件
降参 または戦闘不能になるかステージからの落下
宣誓 上記を尊重し 我々はギフトゲームを行います
" "印』
「じゃ 外に出ろ。というか 本当に1対2でいいのか?」
風明が言うと 窓から外に出ようとしていた要が振り向く
「そっちこそ 私に勝てるのかな?」
これは、マナに似てるけど何かが違うな?あまり感情が直接的に伝わってこない
「如何せなら罰ゲームを加えようか」
唐突に要が言う
「罰ゲーム?」
龍明が聞くと 要は嗤う
「『負けた者は 恋人に黒歴史を明かされる』」
………おう。えぐいな。
契約書類に新たに刻まれる罰ゲーム
その時、風明と龍明の感じが変わった
「OK。負ける訳にはいかないな」
「だね。僕らの名誉の為にも」
どうやら、ただ暑くなっていただけのようだ
因みに 燃えている間に要は飛鳥と耀の元へ行き 何かを話していたが2人が気づくことはなかった
「さて 審判よろしく。黒ウサギ」
「はいな!お任せください!!」
3人は三角形の形になり 合図を待つ
「では ギフトゲーム『義兄妹の戦い』開始です!!!」
「先ずは俺からだ」
龍明が鎌鼬の爪で先行する
風明は後ろで翼を広げ 羽団扇で羽根を飛ばす
「甘いッ!!」
要は『神風の鈴』を足に 『凶の筆架叉』を手に突っ込む
その場で回し蹴りをして風を出し羽根を吹き飛ばす
龍明の爪は筆架叉で受け止め 風で吹き飛ばす
「甘いですよ。私相手にこんな攻撃は効きません。貴方たちが1番よく分かっているでしょう?」
「チッ やっぱダメだよなぁ」
「呑気だね風。油断してると 痛い目見るよ」
「何時もお前は一言多いな?」
「風には言われたくないけど」
おう。こいつら余裕だな。明らかに要は怒ってるのに
「だから────」
「なんだと────」
「そこまでです」
2人の間を 黄金の光が通った。源を見ると 要が狐耳と尻尾を出してこちらを睨んでいた
「っと 悪い」
「今はコッチが先だね」
「そうですよ。今 戦ってるのは私なんですからッ!」
要は両手に光を纏い 空を飛んでいる風明に肉薄した
「ハァッ!!」
「グッ!!」
腕をクロスさせて防ぎ 風を出して空中で体制を整える
「後ろがガラ空きだよ」
龍明が後ろに回り込み 両手に圧縮した風を背中に打ち込んむ
「ッ!?まだまだ!!」
そこからカウンターで空中での回し蹴り
風も合わさって威力は上がっているようだ
「風なら操れる………ってしまった!!!」
「その通り。これはただの風ではなく 神の風なんですよ?」
ん?なんだ、あの風。ただの風とはマナの感じが違う
「くっはぁー…………忘れてたよ」
ステージの外で大の字になっている龍明は そう呟いた
「龍明君の黒歴史………ちょっと楽しみね」
飛鳥は 聞こえないところでそう呟いていた
「オラァッ!!」
「グッ……ハァッ!!!」
風明は上空からのカカト落とし。要はそれを風を纏った腕で受け止める。更に風で吹き飛ばし 『結びの弓』を顕現し射る
「当たるかァッ!」
「そんなの知ってますよ!『白虎の靴』」
鈴を腕に移動し 足には『白虎の靴』を装着する。更に風が吹き荒れた
「「ハァァァァァアアアア!!!」」
天狗の風と神の風がぶつかり 土煙が舞い上がった
「いっつつ…………んー。また負けたか」、
風明は場外で寝転がりながら腕を組んでいた
「そこまでです!勝者 安倍 要!!」
「じゃあ 飛鳥 耀。コッチに来て〜」
「「はーい」」
「おーい。しっかりしろ2人とも」
「まあまあ 黒歴史といっても軽度のやつかもしれないし………」
そこまで落ち込まれて励ませないのでは俺の存在意義に関わるとは言えない
「終わった……」
「恥ずか死ぬ……」
だが2人とも超絶ブルーである
「おう、こりゃダメだな」
ねぇ、これ、なに言ったら復活するの?マジで?
「ねえねえ風にぃ 龍にぃ。バラされたくないなら じゃんけんで決めない?」
「「……………え?」」
「だから 1人ずつじゃんけんをして そっちが2人とも勝ったらバラさないであげる。どう?」
「「乗った!!」」
2人は立ち上がり 要に向き直る
「じゃあ行くよー」
「「「じゃーんけーん」」
その夜は異世界から来た俺達のために歓迎会が開かれた
俺は、あのときのじゃんけんの結果が気になり、要のマナを追っている
要は少し離れたところにて 上機嫌で月見酒をしていたようだ
「おーい要。何してるんだー」
「あれ?甲。よく此処が分かったね」
マナのことは言ってもいいがこんなところで露見しても仕方がないと思い
「まあーな」
ご覧のように隠す
要の隣に座り、同じように持ってきた酒を飲む
「なあ」
「んー?」
「あのじゃんけんさ 元から考えてただろ。それに アレだってわざと負けたんじゃないか?」
「お!その話、俺も興味あるぞ!!」
「ちょっと 失礼じゃ……」
「いいよ。聞かれて困ることじゃないし」
何時の間にか真と悠雷がいたが 特に気にはしなかった
いや、気にしたら負けだ
「元々ね。あの言葉は 2人を焚きつける為だけに言ったんだよ。耀と飛鳥にも先に伝えてあるよ。『私が勝っても 黒歴史バラさないようにするけどいい?』ってね。返事は『いいけど 今度出かける。3人で!』だって。あのじゃんけんも 2人の癖が分かってたから仕掛けたんだよ。2人とも 最初にグーを出す癖があるんだ」
くすくすと笑いながら話す要に 悠雷が問う
「何でそんなことしたんだ?」
「何でって………うーん。やっぱりさ 兄妹だから甘いのかな?兄妹でも つけなきゃいけないケジメはある。でもね それでも私は2人とずっと仲良くしたいし その為にも行き過ぎた制裁はダメだと思うんだよ。だから どっちでも納得できるようにしたんだよ」
下にいる兄2人を見て 要は嬉しそうに微笑ましそうに目を細めて笑う
「それに 私はちょっとおバカだけど皆のことを考えてくれる。私にとって あの2人は自慢の兄だよ!」
精一杯の笑顔で、そう言い切りぐいっと酒を飲んで立ち上がった
「じゃ 私は2人のとこに行くねー」
そう言って 下に降りて行った
「なんか やっぱ兄妹だな」
俺の兄弟は妹限定でキャラがキツすぎるので却下
「そうだね」
「本当にそっくりだなぁ。実は三つ子で隠された秘密があるとか……」
「いい加減にしろッ!」
悠雷のボケに真が
悠雷は
何処に行ってもこいつらといる以上、この光景を見続けるのかと、俺は改めて認識した