問題児たちと地球の理が異世界から来るそうですよ? 作:鴉紋to零
「…………………いや、そんな馬鹿な」
白夜叉は十六夜のギフトカードを見てみるとそこには確かに″
「″
「何にせよ、鑑定は出来なかったってことだろ。俺的にはこの方が有り難いさ」
そう言うと十六夜は白夜叉からギフトカードを取り上げた
その頃、俺は一つ考え事をしていた
精霊奏者ってのはこの右手の腕輪だろうし、地球の理ってのはガメラだろうし、だけど、なんでこれが乗ってないんだ?
そして俺はおもむろに胸にある琥珀色をした石が三つ繋がったネックレスを手に取る
「甲。そろそろ行くらしい」
「ん、了解」
いつの間にか白夜叉はゲーム盤を戻していたようだ、どうやら俺はそんなことにも気づけないぐらい集中していたようだ
俺達六人+一匹は店前に移動し一礼した
「今日はありがとう。また遊んでくれると嬉しい」
「ああ、中々に良かった。ついでにいろいろとわかったしな」
「あら、駄目よ甲君、春日部さん。次に挑戦するときは対等な条件で挑むんだもの」
「ああ。吐いた唾を飲み込むなんて、格好つかねえからな。次は渾身の大舞台で挑むぜ」
「ふふ、良かろう。楽しみにしておけ。…………ところで」
白夜叉は楽しむように笑っていた顔を真剣にすると問う
「今更だが、一つだけ聞かせてくれ。おんしらは自分達のコミュニティがどういう状況にあるか、よく理解しているか?」
「ああ、名前とか旗の話か?それなら聞いたぜ」
「ならそれを取り戻す為に″魔王″と戦わねばならんことも?」
「聞いてるわよ」
「………。では、おんしらは全てを承知の上で黒ウサギのコミュニティに加入するのだな」
「そうよ。打倒魔王なんてカッコいいじゃない」
「″カッコいい″ですむ話ではないのだがの……全く、若さ故のものなのか。無謀というか、勇敢というか。
まあ、魔王がどういうものなのかはコミュニティに帰れば分かるだろ。
それでも魔王と戦うことを望むというなら止めんが…………その娘二人。おんしらは確実に死ぬぞ」
白夜叉は威圧を込めて言う
今の白夜叉の言葉に軽く苛立ちを覚えた俺も威圧しながら白夜叉に答える
「おい、白夜叉。俺がいる限りそんなことをさせるわけがないだろ。それに、二人は唯のひ弱な餓鬼じゃない」
「おっと、すまんのう。地球の理は未来の因子を守る存在じゃったな」
白夜叉は肩の力を抜くと、少し大人びた顔で言った
「まあ、何はともあれ。魔王の前に様々なギフトゲームに挑んで力を付けろ。小僧と理はともかく、おんしら二人の力では魔王のゲームを生き残れん。嵐に巻き込まれた虫が無様に弄ばれて死ぬ様はいつ見ても悲しいものだ」
飛鳥は不機嫌そうな顔をして答える
「………………ご忠告ありがと。肝に銘じておくわ。次は貴方の本気のゲームに挑みに行くから、覚悟しておきなさい」
「ふふ、望むところだ。私は三三四五外門に本拠を構えておる。いつでも遊びに来い。……………ただし、黒ウサギをチップに賭けてもらうがの」
「嫌です!」
即答する黒ウサギ、それを見て拗ねる白夜叉
「つれないことを言うなよぅ。私のコミュニティに所属すれば生涯を遊んで暮らせると保証するぞ?三食首輪付きの個室も用意するし」
「三食首輪付きってソレもう明らかにペット扱いですから!」
その光景を見て俺は元の世界にいた親友と幼馴染みのことを思い出し、口元が緩む
「どうしたのですか、甲さん?」
どうやら黒ウサギに気付かれてしまったようだ
「いや、元いた世界で今さっきの黒ウサギと白夜叉のような事があったからふと懐かしくなってな」
「甲さんが元いた世界にも黒ウサギと同じような人が?」
「ああ。立場も黒ウサギとそっくりだったから以外と気が合いそうな気がするな」
元気にやってるかな、真。悠雷。
そして俺達はサウザンドアイズの二一○五三八○外門支店を後にした