問題児たちと地球の理が異世界から来るそうですよ?    作:鴉紋to零

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水路は流れるようですよ?

「うおーー!あいつら何処だー!」

 

俺は今、問題児sを探しているのだがみてわかる通り何処にいるかがわからない

 

 

 

そのまま探すこと3分。やっと見つけることが出来た

 

前も同じことをしたような気がするが気にしないでおこう

 

そして、前回同様、黒ウサギの声が聞こえる

 

「右から順に逆廻十六夜さん。久遠飛鳥さん。春日部耀さん。上から来てる人は城崎甲さんです。

皆も知っている通り、コミュニティを支えるのは力のあるギフトプレイヤー達です。ギフトゲームに参加できない者達はギフトプレイヤーの私生活を支え、励まし、時に彼等のために身を粉にして尽くさねばなりません」

 

こいつ普通に自己紹介の中に混ぜやがった

 

もうちょっと驚く位してくれよ

 

「あら、別にそんなのは必要無いわよ?もっとフランクにしてくれても」

 

「それじゃ駄目なんじゃないか?」

 

高度三メートル程になったところで俺は口を挟む

 

「多分、俺達がゲームに参加して、勝って持って帰ってくる恩恵で生活が成り立つってことが大事な事なんじゃないか?分かりやすく言うなら戦時中みたいなもんだ。ま、俺的にはもうちょっと緩くてもいいと思うけどそこは黒ウサギが許さないだろ?」

 

「Yes!甘やかせば、将来、この子達の為になりません」

 

そこで黒ウサギは一拍置く

 

「此処にいるのは子供達の年長組です。ゲームには出られないものの、みての通り獣のギフトを持っている子もおりますから、何か用事を言い付ける時はこの子達を使ってくださいな。みんなも、それでいいですね?」

 

「「「「よろしくお願いします!」」」」

 

耳鳴りするぐらいの高い声で二十人前後の子供達が叫ぶ

 

十六夜は元気そうに、飛鳥は苦笑いを浮かべて返事をする

 

耀は少し心配そうな顔をしていた

 

「ハハ、元気がいいじゃねぇか」

 

「そ、そうね」

 

俺はどうかって?そりゃもちろん

 

「おう!よろしくな!」

 

子供達の目線にあわせて満面の笑みで返事をする

 

言ってなかったが俺は子供が大好きだ。というより、我が家の家系は全員老若男女関係なく子供が好きなものしかいない

 

ちなみに、これが一番酷かったのは親父である

 

「さて、自己紹介も終わりましたし!それでは水樹を植えましょう!黒ウサギが台座に根を張らせるので、十六夜さんのギフトカードから出してくれますか?」

 

「あいよ」

 

水路は骨格だけだが残ってはいた。しかし、ひび割れしていたところ等もあったがそこも頑張って掃除してくれていたようだ

 

耀が隣で水路を見る

 

「大きな貯水池だね。ちょっとした湖ぐらいあるよ」

 

『そやな。門を通ってからあっちこっちに水路があったけど、もしあれに全部水が通ったら壮観やろなあ。けど使ってたのは随分前の事なんちゃうか?どうなんやウサ耳の姉ちゃん』

 

黒ウサギはクルリと振り返る

 

「はいな、最後に使ったのは三年前ですよ三毛猫さん。元々は龍の瞳を水珠に加工したギフトが貯水池の台座に設置してあったのですが、それも魔王に取り上げられてしまいました」

 

龍の瞳というところで十六夜の目が輝く

 

「龍の瞳?何それカッコいい超欲しい。何処に行けば手に入る?」

 

俺はこの言葉を聞いた瞬間に自分の両目を両手で覆う

 

こいつが言うとほんとに目玉ごと持ってかれそうだからなだからな

 

「さて、何処でしょう。知っていても十六夜さんには教えません」

 

黒ウサギがはぐらかしたところでジンが口を挟む

 

「水路も時々は整備していたのですけど、あくまで最低限です。

それにこの水樹じゃまだこの貯水池と水路を全て埋めるのは不可能でしょう。

ですから居住区の水路は遮断して本拠の屋敷と別館に直通している水路だけを開きます。

此方は皆で川の水を汲んできたときに時々使っていたので問題ありません」

 

「あら、数キロも向こうの川から水を運ぶ方法があるの?」

 

「はい。みんなと一緒にバケツを両手に持って運びました」

 

「半分くらいはコケてなくなっちゃうんだけどねー」

 

「黒ウサのねーちゃんが箱庭の外で水汲んでいいなら、貯水池をいっぱいにしてくれるのになあ」

 

「………………。そう、大変なのね」

 

「俺が来たからにはもう大丈夫だぞ!」

 

飛鳥とは対照的な声が後ろから聞こえた

 

「それでは苗の紐をといて根を張ります!十六夜さんは屋敷への水門を開けてください!」

 

「あいよ」

 

黒ウサギがそう言って苗の紐を解くと洪水のように水があふれでる

 

その時、これから起こるであろう事に十六夜は気がついた

 

「ちょ、少しマテやゴラァ!!流石にこれ以上は濡れたくねけぞオイ!」

 

慌てて石垣まで跳躍した十六夜

 

「うわお!この子は想像以上に元気です♪」

 

嬉しそうな声で叫ぶ黒ウサギ

 

水樹から流れた水は勢いよく水路を埋めていった

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