問題児たちと地球の理が異世界から来るそうですよ?    作:鴉紋to零

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ついた先で兄弟喧嘩してるようですよ?後編

「ん?お嬢様に春日部と甲たちか。何してるんだ?」

 

広間に来た十六夜は、飛鳥に問いかける

 

飛鳥は、俺達が互いの世界の情報交換をしていた事を話した

 

「ほー。じゃ 俺も相席させてもらうぜ」

 

「どうぞ………って あら?」

 

「ん………なんか来たみたい」

 

十六夜 飛鳥 耀の3人は何かを感じ取ったようだ

 

まあ俺は、何かが来たのは分かるが、何が来たかはわからん。こんなタイプのマナははじめてなんでな

 

「3人はここに残ってて」

 

「大丈夫。侵入者たちを追っ払うだけだから」

 

「そもそも お前らは客人なんだしな」

 

そう言って出て行こうとすると3人

 

だが、俺達もノーネームであることを忘れてもらっちゃ困るな

 

「いや 俺たちは客人の前に"ノーネーム"だ。協力させてくれ」

 

俺の言葉に、真と悠雷も頷いた

 

「………わかった。頼む。春日部 3人の武器に破邪の力を付与させてやれ」

 

「分かった。3人とも、1人ずつ手を出して」

 

耀が、俺、真、悠雷の順番に手を握りオーラ?のようなものを付与した

 

「おお!ウェン○ィの回復魔法みたいだな!」

 

「止めい!!」

 

うん。こいつらはいつも通りだ

 

悠雷に真がツッコンでいたが俺はいつものようにスルー

 

「破邪の力?」

 

名前から考えると、悪魔か、妖怪が相手ってところだが

 

「侵入者は 要たちを狙ってる妖怪なんだよ。だから 甲たちの武器やギフトでも攻撃できるようにしたんだよ」

 

へぇ。地球上に一度でもいた相手という時点であまり関係ないが、まあ、貰えるものは貰っとくか

 

てか、真、お前は絶対にいらんかっただろ

 

「じゃ 行くぞ」

 

十六夜と俺を先頭に外へと飛び出した

 

 

 

 

 

 

「お嬢様!右後方!!」

 

十六夜は月の光らしきを纏った拳で妖怪たちを粉砕しつつ飛鳥に向けて言い放つ

 

「分かってるわ!!」

 

十六夜の忠告に飛鳥は指揮棒を振って地面を操り 岩を飛ばして応戦をする。

 

へぇ、こっちの飛鳥のギフトは俺のギフトと似てるものがあるのかもな

 

耀は悠雷に近い技も使えるみたいだし

 

「おお!コッチの十六夜たちは強いな」

 

俺はノームを鎧へアクアを剣へ変えて シルフィードには下から風を起こして貰い浮遊し剣で乱舞する

 

マナの回る速度的にはあと少しってところか

 

「汚物は……えーっと 微塵切りだぁぁぁぁぁ!!!」

 

悠雷はその近くで刀を振り回して戦っていた

 

うん。悠雷。真面目にやれ、いくら弱いからって遊ぶなよ

 

「言うならちゃんと言えよ!!」

 

更に離れたところでは 真がゲートで移動しながら黄泉丸で俺と同じく乱舞していた

 

「いやー 焼却だって言おうとしたらな?俺のギフト炎系じゃないからなー」

 

こいつ!空気を読めよ!

 

「いいから手を動かせ!!」

 

「貴方たち 取り敢えず口じゃなくて手を動かしなさいよ」

 

飛鳥に言われ 悠雷は大人しく黙り?(きっと心の中でタイミングを見計らっていると思うのは俺だけだろうか)真もどんどん斬り込んで行く

 

「…………妙だな」

 

「え?」

 

十六夜が呟く

 

「こいつら 強引に入ってこようとせずに何かを待ってるみたいだ。しかも 減ったところから増えていってやがる」

 

「ほう?で 何か策はあったりするのか?」

 

「そうだな…………取り敢えず大元を探して潰すしかねえな」

 

月光を飛ばしながら言う十六夜に飛鳥は問いかける

 

「誰がいく?」

 

「私と飛鳥は、上空の敵を殲滅するから行けない」

 

「十六夜と俺でいいんじゃないか?」

 

俺がそう提案すると十六夜は少し考えて応えた

 

「要たちが寝ている以上 本拠には近づけたくない。でも 此奴らは攻め込む様子がない………クソッ」

 

十六夜は舌打ちをして考えを纏めようとする

 

チッ!一体紛れ込んできたか!

 

俺は、振り向き様に手にハイプラズマ火球を作り

 

「変幻 『風神 大扇子』」

 

撃つことはなかった

 

その声と共にまたしてもマナに近いなにかを纏った風が吹き荒れ妖怪たちが吹き飛ばされていく

 

「要、寝てて良かったんだぞ」

 

「いえ、我々の客人です。丁重にもてなさせていただこうと思いまして」

 

うん。やっぱり要はあれだな。真と同じで怒らせたら駄目なタイプだ

 

そして空には風明

 

最前線には龍明がいた

 

「おいおい。弱過ぎだろ」

 

「まるで紙だな」

 

なんででしょう、もうこれ。俺達、最初から全力でよかったんじゃね?

 

風明が風で龍明に向けて妖怪を吹き飛ばして 龍明が鎌鼬で切り刻んでいく

 

その度に血の様な液が龍明に降り注ぐが、それも鎌鼬でかからないようにしている

 

「要。10時の方向に半妖の反応。親玉はそいつだ」

 

風明が言い大扇子で吹き飛ばしていた要は頷く

 

凄いな、この距離から感知するときたか

 

「了解。誰か一緒に来てもらえますか?」

 

「じゃ、俺と十六夜が行くぜ」

 

「おう。てか 何でお前が決めてるんだよ」

 

俺の言葉に、十六夜が反応する

 

「ん?だってさっき行くとか行かないとか………あれ?言ってたっけ」

 

「どっちだよ」

 

あれ?マジで言ってなかったか?

 

「じゃあ 行きますか。十六夜、甲」

 

「「おう!」」

 

「風、龍、飛鳥、耀、真、悠雷。あとをお願いします」

 

6人は頷いた。それを見てから、要は2人を大扇子で発生させた風で絡め取り、風で妖怪を蹴散らしながら進んでいった

 

 

「おし 多分あと10分くらいで親玉を潰して来るだろうから 10分間無双しようぜ☆」

 

「「「「「ノッた!!!」」」」」

 

何も聞こえない。俺にはナニモキコエナイ

 

 

 

 

 

 

 

「もうそろそろ着きますよ」

 

「分かった。じゃあ俺を降ろしてくれ」

 

「おい十六夜。下は妖怪の大群だz「わかりました」おい!?」

 

平然と十六夜を降ろす要

 

いーの!?それ、高さ云々より数ヤバイだろ!?

 

「取り敢えず……吹っ飛べやゴラァァァァァァァアアアア!!!」

 

あ、忘れてた。こいつのギフト

 

月光を纏った足で地面を蹴り抜き、蹴った場所から月光が溢れ直径1kmほどの範囲にいた妖怪たちが、月光に飲み込まれて消滅した

 

「十六夜。あとは任せていいですか?」

 

「おう。行ってこい。甲、要に手を出したら………分かってるだろうな?」

 

「お、おお。もちろんだ!!!」

 

もちろん手を出すつもりは毛頭なかったが 十六夜が怖かったので勢いよく頷いた

 

あれの彼女に手を出すとか、自殺行為としか思えません。はい

 

「何か、十六夜は本当にいい奴だな」

 

「当たり前だよ。私の未来の夫だもの♪」

 

少し顔を赤くしながら言う要に、俺は逆に恥ずかしくなって顔を赤くしてしまった

 

「甲。静かに 耳を澄ませて」

 

そういわずとも、もう聞こえているが一応、黙る

 

しん………と静かになり 小さな音が聞こえ始めた

 

 

ガチガチガチガチガチガチガチ

 

 

その音は少し離れたところで止まり 不気味な静けさが漂う

 

「この音………がしゃどくろか」

 

俺は呟いた

 

 

 

「GA………aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!」

 

その声に応えるように 周りにいた妖怪たちと共に突っ込んでくる

 

「行きますよ、甲」

 

「ああ。最終決戦だ。覚悟しろよ、がしゃどくろ!!!」

 

俺は、バーニング・シフトlevelⅤを発動して敵陣に殴り込む

 

要は『白虎の靴』『水神の腕飾り』『結びの弓』を顕現して後方で戦う

 

「後ろは任せて どんどん行ってください」

 

「おう 任せたぜ!!」

 

要は矢を放つ。その矢は妖怪に近づくに連れて分裂し 10体以上の妖怪の脳天を貫いた

 

「おお、スッゲェ」

 

「油断しないで 急いでください」

 

「了解だ!!!」

 

こんだけ数がいるんだ、巻き込む位の一撃が効率的だろうな

 

俺はそう判断すると、バーニング・フィストを近くの妖怪に放つ

 

巻き込んだ数、合計十体。まあ、こんなところか

 

「ほう?甲も中々ですね」

 

「お前に言われると嫌味にしか聞こえないんだが……」

 

「褒めてるんですよ?」

 

「…………そうですかい」

 

俺は軽くため息をつき、要は首を傾げるだけだ

 

それにしても数が多いな、まあ、倒しきれるが面倒だ

 

「………埒があきませんね。どーんと一発デカイのいきません?」

 

如何やら要も同じ考えのようだ

 

「お、いいなそれ。超絶俺好みだ」

 

「じゃ 準備ができたら言ってください」

 

「いいが合わせるの苦手だぞ?俺は」

 

「問題ありません。私が合わせます。気にしないで撃ってください」

 

「了解だ!!!」

 

俺はマナを両腕に集め、そこから両手に圧縮する

 

「いいぞ」

 

「わかりました。『煉獄の槍』」

 

要は紅蓮の武器を顕現し炎を纏わせる

 

「行くぜ。ウルティメイト・プラズマキャノン!!」

 

これ、一応バーニング・シフトの時に使える一番強い技なんだが難点は野菜の王子のあれとやり方がそっくりなんだよな

 

馬鹿の興奮した声が聞こえるが無視する

 

「おおおおお!!ギャ○ック砲キターーー!!!」

 

「止めんかッ!!!」

 

あー、キコエナイキコエナイ

 

 

 

 

「なんか、何処ぞのバカが興奮してる気がする」

 

てか、もう聞こえてしまった

 

「奇遇ですね。私もです」

 

「それはそうと、合わせるとか言ってなかったっけ?」

 

あれ、以外と早いし、途中でマナを少しずつ集めるからどんどん早くなっていくんだよな

 

挑発的な笑みを浮かべながら、要を見ると

 

「簡単です。あのギャリッ○砲より速い速度で追いつくように投げる。では………」

 

いや、確かに原理としてはそうだけど。…………出来んの?

 

あれ、levelⅤだから結構早めだぞ

 

纏わせる炎を強くして、投擲の構えを取る

 

「せえのぉっ!!!」

 

大きな音を立てて槍を投げ 槍はギャリッ○砲(ウルティメイト・プラズマキャノンです)と混じり、更に速度を上げていく

 

そしてがしゃどくろへと向かい 脳天に突き刺さった

 

更に爆発。周りの妖怪を全て巻き込んだ

 

「…………妖力は完全に消滅しました。私たちの勝ち、だね」

 

要は俺に向けて笑った

 

 

 

 

 

「さて 魔法陣の準備はできてるし 指定も完了してる」

 

「でも安定しないから 帰るなら今しかないよ」

 

本拠に戻り、要達は俺達を見送りに来ていた

 

「何か 全然ゆっくりさせてやれなかったな」

 

「寧ろ巻き込んじゃったし」

 

「勝手に呼んじゃったし」

 

「全体的に俺らが悪いな」

 

「次はちゃんと持て成す」

 

「巻き込んでごめんね。でも 一緒に戦えてよかった。ありがとう」

 

六人が順番に言った

 

「いやいや お前たちのお陰で俺たちは出会えた訳だし。結果がよかったんだ。気にするな」

 

「俺も全然気にしてないぞ!!敢えて言うなら俺の戦闘シーンが少なかった気が「メタいッ!!!」ジョウダンダヨー」

 

空気を読めよ!

 

「全く………僕も楽しかったです。ありがとうございました」

 

そう笑って言った。え?1人おかしかった?気にするな

 

むしろ、気にしたら負けだ

 

「じゃ 転送だ」

 

「魔法陣の上に乗って」

 

風明と龍明に促され、俺達は魔法陣の上に乗った

 

そして全員と握手を交わす

 

あれ、おっかしいな。真が何か投げた気がする。

 

まあ、それは置いておいて、俺は最後に要と握手をして 一言

 

「楽しかったぜ、要。十六夜と幸せにな」

 

「ありがとう、甲。また会おう」

 

その言葉を最後に、俺達は自らの住む箱庭へと帰った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日談

 

「そういやさ、真。帰る直前に何か投げてなかったか?」

 

「き、気のせいじゃないかな?」

 

「へぇ、俺の目には、あれは、前に俺に渡した札と同じだったように見えたんだけど?」

 

「……………………」

 

悠雷に言われた瞬間に目が泳ぐ真

 

………………やっぱり、真も問題児でした

 

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