問題児たちと地球の理が異世界から来るそうですよ?    作:鴉紋to零

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コラボ完了!

甲「そんな宣言は求めてねえよ」

てなわけで、甲。紹介よろしく

甲「はいはい。今回のは通りすがりの遊び人さんの『問題児と共に入れ替えし者が異世界から来るそうですよ?』だ。おっ!今回は珍しいことがあるな」

甲。ネタバレするようなら……分かってるよね?

甲「い、イエスマム!」


やってくるのは唐突に、のようですよ?

ぺル、ペル、何だっけ?まあいい、あのボンボン坊っちゃんとのコミュニティに勝利し、耀と付き合い出して一週間程

 

事件が発生した

 

というより、現在進行形で起きている

 

「あぁー、もう!休日ぐらい休ませろ!」

 

悠雷の言う通りである

 

ギャオスよ空気を読んでくれ、まあ、そこまでの知能は無い事は分かっているが

 

上記の内容から分かるようにギャオスの大量発生である

 

おかげで耀とのデートが流れることになった

 

え?耀はどうしてるかって?そこでギャオスに鬱憤をぶつけまくってるよ?

 

そんなことを考えているうちにギャオスが六体、俺を取り囲むように集まる

 

チッ、数が多いな。バーニング・フィストでさっさと片付けるか

 

そう思い、右手にマナを集め始める

 

そこに颯爽と一人の少年が割り込んできた

 

「一匹もらうぞ」

 

少年はそう宣言すると、ギャオスの一匹を三枚に下ろした。

 

「誰だ!?」

 

悠雷にマナは似ているが、微小に違う変わったマナだ

 

俺はそいつの身元を知るべく叫んだ

 

「説明は後だ!こいつらの殲滅を集中しようぜ!」

 

まあ、その通りか。助っ人はいるに越したことはないか

 

そうなっとくすると、横目で参戦した少年を改めて見る

 

少し顔に黒い前髪がかかるのが特徴的な少年、というところだろうか

 

そう観察していると、少年の動きが少しだけ止まった

 

そのタイミングを待っていたかのようにギャオスが襲いかかる

 

『GEYAAAAAaaaa!!』

 

ハッとした少年は状況を見極め、回避ではなく防御に動作を移す

 

だが、ギャオスの攻撃は防御してもマナを奪われるのであまり得策とは言えないのだ

 

俺は少年を庇うべくチャージの完了したバーニング・フィストを維持したまま、少年に襲いかかるギャオスの前に走り込み

 

「バーニングフィスト!」

 

殴ってから気付いたのだが、今回は抜き手ではなく拳で殴ったのでバーニング・フィストというよりバーニング・ナックルである

 

「お前が集中しろって言ったんだろ」

 

あの状況で防御する判断が出来るというのは戦い慣れているやつの証拠であるので、悪態をついた

 

「悪い悪い」

 

互いにバックステップでギャオスとの距離を取り、背中合わせになる

 

「なあ、さっきは後にしろって言ってたけど、やっぱりお前は誰なんだ?」

 

個人的にもいつまでも少年、少年と思っているのは悪いと思い、本名を聞く

 

「・・・俺の名前は魅剣 秋人。異世界のノーネームから来たんだよ。まあ、信じるか信じないかはそっちの自由だけど」

 

ああ。やはり異世界の同士か

 

「そっか。俺は城崎 甲。よろしくな」

 

秋人が疑心暗鬼気味に問いただす

 

「・・・信じるのか?普通異世界から来たって言われても信じないと思うが」

 

「信じるさ。俺も異世界に行ったことがあるしな」

 

俺はその時の事を思い出しながら苦笑いを浮かべる

 

こう答えながらも二人とも動きは止めてはいない、秋人はギャオスを切り裂き、俺は殴り沈める

 

一人増加しただけでペースは上がるもので残りは秋人が相手をしている一体だけとなった

 

「さて、だいぶ数が少なくなってきたし、ここらででかいのいくか!」

 

「お、おい?」

 

秋人は刀を片手上段に構えた

 

上段から始まる技も確かにあるが、ギャオス相手に意味がない気がするのだが

 

ギャオスとて、馬鹿ではないのでこれを勝機と見て突っ込んでくる

 

『GEYAAAAAaaaa!』

 

俺は右手にハイプラズマを用意して迎撃しようと準備したが

 

秋人とギャオスが交差する瞬間————

 

俺の心配は杞憂であることがわかった

 

「無双流 魔闘“宙”!」

 

「今のは一体・・・?」

 

一応、動体視力はいいので何が起きたかは分かったのだが軽く現実を見ている気がしなかった

 

「今のは無双流 魔闘“宙”って技でな、上から刀を振り下ろしそのまま一回転し足で相手の頭を絡め取り相手を叩き落とす、という行為を一瞬にして行う技だ」

 

うん。そんなことが出来るのは悠雷や真だけかと思ってたよ………

 

「さてと、改めて自己紹介と行こうか。俺は魅剣 秋人。よろしく」

 

俺は呆れていた思いを一蹴りして自己紹介をする

 

「俺は城崎 甲だ。よろしくな。そしてこっちが」

 

甲は白髪の奴を指差して言う。

 

「魂奏 真です。よろしくお願いします。そして最後にそこの黒髪が」

 

「天駆 悠雷だ!よろしくな!!」

 

俺達三人は秋人と握手をした

 

というより、やはりこのメドレーになるのか、甲→真→悠雷の順番ばかりだな

 

「さてと、ちょっと悪いけど一個頼んでいいか?」

 

秋人が唐突に尋ねる

 

「なんだ?」

 

「せっかく異世界に来たんだ。誰か俺と勝負してくれよ」

 

秋人は刀を構えて言った

 

刀の勝負は部が悪いわけではないがあまり好きではない俺は、真と悠雷の方を見る

 

そうすると、珍しいことが起きた

 

悠雷が手を挙げようとするのを抑えて真が手を挙げていた

 

「僕がいってもいいですか?」

 

「珍しいな。真が戦うって言い出すなんて。何か理由があるのか?」

 

素直に驚いた俺は真に理由を聞いてみた

 

「うん。なんとなくだけど彼は僕と似たようなギフトな気がするんだ」

 

「へえ」

 

秋人は隠さずに驚嘆していた

 

「それでは、僕が相手させていただきます」

 

その瞬間、契約書類が出てくる

 

『ギフトゲーム名“入れ換えし王と相対しは魂奏者”

 

・ルール説明

 ゲーム開始はコイントス

 参加者がもう一人の参加者に降参させれば決着

 

宣誓 上記のルールに則り、“秋人” “真”の両名はギフトゲームを行います。』

 

「じゃあ、行くぜ?」

 

秋人がコインを上に弾く

 

コインが地面に着いた瞬間————

 

お互い斬り合っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一人称(真)

 

我ながら珍しく秋人君に挑んだ僕は始まりの合図とともに互いに切り合っていた

 

秋人君は一度距離をとろうと後ろに下がる

 

でも、僕相手に間合いを取るのは下策だよ

 

秋人君が着地きた瞬間、僕は秋人君の目の前に移動する

 

「なっ!」

 

驚嘆の声をあげ、一瞬で移動するも僕もゲートで自分の間合いに移動する

 

「くっ!」

 

へぇ、あの体制から守りに入れるとは………少し見誤っていたかな

 

少しできた余裕で相手の恩恵の内容を考察する

 

一瞬で移動したことから僕の予測通り、ゲートに近い何かと考えるのが妥当だろうか、でも、ゲートと同じ転移なら……………

 

僕は色々と考え、一つの結論にいたった

 

逃げられない程のペースで攻撃すればいいと

 

「来ないのですか?来ないのなら、こちらから行きます!」

 

先ほどと同じように間合いを詰め、刀を振るう

 

「無双流 二連“線”!」

 

秋人君は僕の剣撃にあわせて技を使った

 

僕は攻撃から防御に移行すると秋人君よ刀の一撃を受け止める

 

「なっ!」

 

追撃で放たれた鞘での一撃に直前まで気付かずに頬を鞘が掠める

 

今度はお互いに距離を取った

 

「いいねいいね、最っ高だね!と、いってもこのまま続けてもギャラリーに悪い。次の一撃で終焉といこうぜ」

 

「いいでしょう」

 

そうだ。最初からこうしておけばよかった。僕の全力を出せばよかった

 

剣霊憑依

 

僕の十八番であるこの技を

 

秋人君は刀を後ろに構えた

 

静寂がこの場を包む

 

聞こえるのは微かな風の音だろうか

 

風の音が消えると同時に動き出した

 

「無双流 一角“極!」

 

秋人君は今見てきた中で、最速の速度を出しながら此方に突っ込む

 

僕は刀を振り下ろし、ゲートを使い、的確に左肩を切り裂く

 

左肩を切られた痛みを自信の渇で一蹴り

 

「知るか!」

 

僕は驚いた……………振りをした

 

この程度の無茶はしてくると思っていたが予測通りだ

 

体をひねって攻撃を回避するそぶりを見せながら、一応足下に霊達を配置した

 

バレないように僕も抜刀で秋人君に切りかかる

 

そして

 

秋人君は潔く地に平伏した。

 

「参った。俺の負けだ」

 

こうして僕は勝利した

 

 

 

 

 

 

 

 

一人称(甲)

 

この後、俺達は秋人と向こうのノーネームの違いについて等を話した

 

色々と話を弾ませていると夕暮れになってしまっていたので秋人はこのまま゙ノーネーム゙に留まっていった

 

そして、秋人はもとの世界に帰るためだろう、とある森の中へと俺達も一緒に来ていた

 

「そういえば」

 

真がポケットから例の転移の札を渡す

 

「なにこれ?」

 

「それは、まあ簡単に説明すると貴方の世界に行くためのマーキング的なものだと思ってください。いつかそちらに行かせていただきますよ」

 

秋人はそれを懐に入れる

 

「それじゃあな甲、悠雷それに真」

 

「じゃあな、秋人。お前も頑張れよ」

 

「バイビー!」

 

「真面目にしなさい!・・・それでは秋人さん、お元気で」

 

その言葉を最後に秋人は空気に混ざるように消えた

 

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