問題児たちと地球の理が異世界から来るそうですよ?    作:鴉紋to零

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本当の告白のようですよ?

あの後、最後のイデオンソードで崩れそうだった城に完全に止めをさしてしまったようで、城の崩壊が始まってしまっていた

 

俺達は退路を切り開きながら、何とか城門の外まで移動すると、それを待っていたかのように、俺の纏っていた銀の焔も消えた

 

崩れた城を背景に、俺達は本拠地へと帰還した

 

何かを忘れているような気がするがきっと気のせいだろう

 

食事の準備中に十六夜と飛鳥の事を思い出して、助けに行こうとしたら、本人達が自力で戻ってきたのはここだけの話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今俺は食事を作り終えて、料理を食卓に配膳している

 

俺は一つの算段をつけている

 

俺は配膳を手伝っている真や悠雷に一言つげると、とある人物のもとへと向かう

 

一段一段上る階段

 

上る度に、俺の心拍数が上がる

 

 

俺はその人物、春日部耀の部屋の前まで到達する

 

俺はその扉をノックすると、伝えたい内容を……

 

「…………耀。後で少しいいか?それと、晩飯が出来てるからそろそろ来いよ」

 

伝えられなかった

 

我ながら、俺は意気地無しだと思う

 

一番大切なことなのに、その内容についてまだ引き延ばそうとしたのだ

 

さっきの言葉に、耀はこう答え、扉を開いた

 

「ダメ。…………今じゃないと、嫌だ」

 

この答えに、俺は驚愕すると共に悟った

 

耀もこの時に伝えるつもりだったのだと

 

耀が決心しているのだ、ここで言えねば男としてどうなのだろう

 

そう思い、覚悟を決めると不思議と緊張感はなくなった

 

「わかった。なら、今言おう」

 

俺はそう告げると、本当の気持ちを言葉にする

 

この場に相応しい言葉を俺は持ち合わせていない。だから、せめて正直な事を言うことにした

 

「俺は、耀のことが好きだ。だから…………」

 

消え入りそうになる俺の声にもう一度、勇気を込める

 

「だから、俺と…………付き合って、くれないか?」

 

最後の勇気を振り絞り、発した声

 

その答えは

 

「はい!」

 

満面の笑みと歓喜に震える言葉だった

 

俺はその時の彼女の笑顔を忘れないだろう

 

たとえ、人の寿命が果てても

 

たとえ、幾千の時が経とうとも

 

その言葉を聞き、俺の顔にも笑みが浮かぶ

 

耀は俺の胸に飛び込んで来る

 

俺は力強く、それでいて優しく抱擁した

 

鼻腔を擽る彼女の匂い

 

耳に微かに届く心臓の音

 

全てが、これは空想ではないことを語ってくれていた

 

抱擁をして数分

 

下に向かうため、俺達は抱擁を放した

 

名残惜しい気持ちと彼女のいた暖かさが胸に残っている

 

「耀、行こうぜ。みんなが待ってる」

 

「うん」

 

彼女は俺の隣を歩く

 

俺と彼女は、無意識に互いの手を繋ぎ、みんなが待つ食卓へと向かった

 




や、やっとオリジナル編しゅーりょー!

甲「お疲れさん。次から二巻だな」

あぁ!?そうだったぁー!

また、構成を考えないと!

甲「頑張れよ。それでは、この辺で」

甲、阿「読んでいただき!ありがとうございました!」
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