問題児たちと地球の理が異世界から来るそうですよ? 作:鴉紋to零
甲「理由は?」
……尺の都合……
甲「なら、仕方ないか」
真side
手紙を読んでからの僕たち三人の行動は迅速そのものだった
大急ぎで農園跡地から戻り、問題児五人集を探す
僕は甲と悠雷の部屋には入り、何かしらの手掛かりになるものを探していた
プライベート?今は忙しいんだ後にしてくれ
僕は黒ウサギと合流して、互いの捜査結果を共有した
黒ウサギは宝物庫の鍵を開けて確認してみたところ、金銭については触れていない模様だった
僕も部屋には手掛かりらしい手掛かりがない旨を伝えた
丁度伝え終えたときに、レティシアさんとリリが子供たちを連れて帰ってきた
「食堂にはいなかったよ!」
「大広間、個室、貴賓室、全部見てきた!」
「貯水池の近くもいないっ!」
「お腹すいた!」
「それはまた後でな……それで、金庫はどうだ?」
「真兄ちゃん、またあれ見せて!」
「後でね。…金銭に手をつけた様子はないようです」
「はい。真さんの言う通り、コミュニティのお金に手をつけた形跡はありません。
しかし皆さんの自腹で境界壁まで迎えるはすがございません!
うまくすれは外門付近で捕まえることが可能です!」
「なら黒ウサギと真は先に外門へ急げ。
万一捕まえられずとも゙箱庭の貴族゙である黒ウサギとその黒ウサギの付き人ということにすれば境界門の起動に金はかからないはずだ。
私ばサウザンドアイズ゙の支店へ行く。招待状を出したのが白夜叉ならば、無償で北の境界壁まで送り届ける可能性もあるからな」
「あ。レティシアさん、黒ウサギ。これを」
僕はそう言いながら、懐から一枚の札を取り出した
「これは?」
「手短に言うと、僕の転移の目印になるものです。身に付けておいてくれれば、僕がそこに転移することが出来ます」
「わかった」
「分かりました!」
僕らは互いの行動について確認し、行動を開始した
黒ウサギの付き人として、境界門に転移を織り込みながら走る
何時もならツッコミを入れて済ませるが、今回ばかりはそうは問屋が下ろさない
今回ばかりははめを外しすぎた
これは………お仕置きものだね………
ふと、黒ウサギの方を見ると僕が知る限り、かつてない怒りのオーラに満ち溢れていた
「あの問題児様方………!今度と言う今度は絶対に!!絶対に許さないのですよーーッ!!」
「さて、あの問題児共をどんな風に処刑しようかな…………」
端から見れば、物凄く異様な光景だろう
天真爛漫、温厚篤実と詠われる程の゙箱庭の貴族゙が髪を淡い緋色に染め上げる程、怒りに満ち溢れていて
隣にいる付き人であるだろう少年の周りは白い球体がゆらゆらと揺らめいて、温度が体感で-5度程度下がっている気すらしてきそうだ
これを異様といわずとしてなんと言おうか、いや、言わない!(反語!)
おっと、疲れが回ってきたかな。兎に角、急ごうか