問題児たちと地球の理が異世界から来るそうですよ? 作:鴉紋to零
そこは御了承を
時は過ぎ、物語が再び紡がれるのは飛鳥がレティシアに捕まった後のことである
悠雷side
「ええい!しつこいんだよ真!」
何だよ!空間跳躍出来るやつと鬼ごっこって!鬼畜ゲーかよ!
「なら早く捕まろうよ悠雷」
若干目からハイライトが消えている
「だが、断る!」
服の端を掴もうとした真の右手を避けて、俺は下に翔んだ
「………本気でいこうか」
一瞬にして眼前に現れた真。我ながらよく一時間も逃げていると思う
まあ、途中で展覧会会場に飛び込む等をして目眩ましもしたが
「鬼ィィィ!?!?」
急速回転、回れ右
もう一度空に飛び上がる。その時、見知った顔を見つけた
いや、この場合は
「レティシアhelp!!」
落下と自分の速度を合わせて(+真への恐怖を忘れてはいけない)今までで最速のスピードでレティシアの前へ駆け降りる
端から見れば、隕石にも見えるだろう
「ゆ、悠雷!?どうかしたのか?」
二つのクレープを美味しそうに食べながら、レティシアは驚嘆の声をあげる
「レティシア頼む!!俺を捕まえてくれ!!」
目を白黒させ、動揺から脱却出来ていないレティシアに、鬼気とした表情で迫る俺
なかなかシュールなものである
「悠ぅぅぅぅぅ雷ぁぁぁぁーー」
やだもう、後ろに来てますよ奥さん!貞○よりホラーじゃない?これ!?
「ひぃぃぃ!!」
「と、兎に角捕まえればいいんだな?」
思考の整理がついてきたレティシアが焦り気味で尋ねる
「yes!yes!!yes!!!」
そう叫ぶと、レティシアは空いていた手で俺の手を掴んで一言
「捕まえた。これでいいのか?」
身長差で上目遣いになるところが可愛いと思いながらも、これで真に宣言できる!と軽く泣きたくなるほど嬉しさに包まれる俺
「よし!俺は
レティシアにを大幅に強調して俺は叫ぶ
「チッ」
「真さん日頃のキャラ捨てた!?!?」
あ、俺もか。と謎の理解する
「まあいいよ。後からすればスムハナシダネ」
またハイライト消えた!?
「それじゃあ、僕は他の
「愚か者になってますけど!?」
「知らないね」
「あっはい。そうすか」
いけない。これ以上詮索すれば俺が死ぬ
笑顔で斬殺されるとか冗談じゃない
恐怖に思考を支配されている内に真は黒ウサギの元へ行ったようで、気配が消えていた
「あ、レティシア。クレープくれない?一口でいいから」
完全に蚊帳の外となっていたレティシアにちょっとした懇願である
「あ、ああ。いいが………後から大丈夫か?」
「既に手遅れ。なら楽しもうぜ!」
余生を、なんて付けたらほんとに命を持っていかれるフラグになるので付けないが
「で、一口貰ってOK?」
死の逃走をしてきた俺は、酷く空腹に苛まれているだ
しかし、ここで確りしたものを食べると晩飯が食えなくなるのでレティシアのクレープを少しだけ貰う事にした
「ああ。構わないぞ」
「んじゃ遠慮なく」
パッと見たところクリームの多いタイプなので無題に上から食べることにした、のだが
これ………関節キスじゃね?
男児の中にはこれを夢見ている者もいるのではないだろうか
文句のつけようがない美少女との関節キスである
まあ、俺はロリコンの気はないので気にしないけど
大口を空けてレティシアの歯形のついた部分を重ねて食べる
「おっ。なかなかいけるな」
素で感嘆の声が出る程度には旨いクレープだ
後からあのカップル共にも教えてやろう
「あっ//」
あっ。赤くなった
レティシアはどうやら自分が何をしたかを思い出したようで頬を赤くしていた