カゲロウデイズ もう一つの夏の日々   作:劉騎913

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呼び出された17日の怪奇
呼び出された17日


 

 

カノside

 

昨日、灰になったカイザの変身者の亡骸の中で、見つけた「調査記録」と書かれたUSBメモリーを持ち帰り、深夜から朝まで調査していた。ロックは意外と簡単に外すことはできたけど、破損データだらけだったため、気になる情報を探るには凄く時間がかかってしまった。

それぞれの日付を見る限り、彼はだいぶ前から調査を始めていたみたいだ。

 

「まずはこれから見るか」

 

デルタギア

 

ライダーズギア1号機

 

試験機として製作された物だが、高すぎるフォトンブラッドと内蔵されたデモンズスレートを完全に物にするのは難しく、オリジナルしか扱いきれな…………

 

Y ht

 

18歳没

近隣の川で溺死したが、……レイン

が回収、人工オルフェノクの被検体として使用されたが、肉体は蘇らず、…………で保管s………

 

何だよこれ?重要な所が壊れてる……結局、「デルタギア」の情報も半分は壊れて見れないし、特に調べた意味無かったなぁ。ん?「Y ht」?配置的に名前かな?これが判ればもっと話が進展するんだろけど、今は何もわかんないし寝よ…………

 

 

カノsideout

 

 

シンタローside

 

今日も今日とて、生憎の晴れ。曇一つ無い空には、世界を滅亡に導く魔王のように太陽が紫外線を放っている。

何故、ニートである俺が太陽光線が撒き散らされている激戦地に居るのかと言うと、二日前に買い損ねたキーボードを買うためにわざわざ外に出たのだ。

今は力尽きて、公園のベンチに座り込みコーラのペットボトルに口を付けていた。

 

「死にそう…………」

 

「大丈夫ですかぁ?御主人」

 

「大丈夫なら死にそうなんて言わない………」

 

暑すぎるためか、冷たいコーラが喉を通る感覚が凄く伝わる。だが、体に入ったコーラがすぐに蒸発していくような気がしてきた。今日だけでも10㎏は落ちたんじゃないか?

 

「よし、帰るぞ」

 

「御主人危ない❗」

 

「えっ?…あべしっ❗」ゴス

 

何かに踏まれた⁉しかも、立ち上がったタイミングで踏まれた⁉……やべ…………意識が

 

「御主人❗」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんなさい」

 

「痛ぇ……まず何でお前落ちてきたの?」

 

「人を……探してて」

 

うぜぇ……ノロノロ喋りやがって…しかも、何でコスプレしたまま人なんか探してんだよ?こんなゲームキャラ居たっけ?主人公キャラか?なら尋ね人はヒロインか?いや、ヒロイン役のコスプレイヤーか(笑)

 

「で?どんな奴なんだよ?」

 

「……これ位とこれ位の男の子と女の子」

 

「わかるか❗もっと特徴とか無いのか⁉」

 

「……わからない」

 

「………警察行けよもう」

 

「警察?」

 

はっ?ちょっと待て、?って何だよ?まさか警察わかんねぇのか?いやいや………それは無いだろ。一般常識だし…でも格好と尋ね人の特徴の答え方から察すれば納得だわ。

 

「お前………何なの?」

 

「僕はコノハ」

 

「………そう言えば、何処かで見たような面だな」

 

「僕は君のこと知らないよ」

 

「わかってるよ❗んなこと❗」

 

そう言えば、さっきからエネがやたら静かだな………電池切れか?まぁ静かだしいっか。

 

「とりあえず、他に知り合いはいないのか?」

 

「いるよ」

 

「そいつは何処に?」

 

「わからない」

 

「…………お前、何なの?」

 

「僕はコノハ」

 

ぐうの音も出ないってのはこの事を言うんだな。こいつと話してたら命が削れていくような気がするほど疲れる。

何で一般常識すらわかんねぇんだよ…………もう疲れた……帰りたい

俺はさっきのコーラを喉奥に注ぎ、体の乾期を終わらせる。

 

「おーい、コノハ君」

 

「誰だ?」

 

「ここにいたんだ~探したよ」

 

スゲェイケメンだな。中性的で俺が女子なら一発で惚れてるぐらいだ。何かのアイドルグループのリーダーか?ならモモと会ってるかもしれない。サインもらおうかな

 

「あんたは?」

 

「僕はキラ・ヤマト。君は?」

 

「俺は如月伸太郎。聞き慣れない名前だな。外国人?」

 

「ん~…ここが何処かわからないから……でも言葉は通じるからこの国の人ってことで」

 

また変な奴が来たな…………しかも、外国人で適当ときた。もうお腹いっぱいになってきて驚いたりはしないが、凄い疲れそうだな………帰りたい。

 

「ちょっと話を聞かせてくれないか?誰かを探してるらしいけど、こいつじゃわかりにくくて」

 

「良いよ。ならこれを食べながらでも話そうよ。コノハ君も」

 

「ありがとう」

 

「サンキュー」

 

キラは肩から下げていたクーラーボックスからモナカアイスを取り出して、俺に手渡してくれた。

 

 

 

 

 

 

何だ………良い奴じゃん

 

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