牙狼~ゲイムギョウカイに吹き荒れる金色の嵐~ 作:狼の騎神ガロ
さぁそれではどうぞ!
「あ、そうだ…ついでに昼飯でも食うかな…」
うずめを探す途中、昼を食べようと食堂に立ち寄った稜牙。空いている席がないかと探してみると…
「えぇ!?そのシチュエーション超いいじゃん!」
「でしょでしょ!あとは…」
「あれって…うずめ?」
うずめが女子生徒と集まり、明るく談笑していた。聞こえてくる話だと、何かの理想のシチュエーションらしい。
(やっぱり、お前は明るいのが似合うよ…)
談笑するうずめを見て、稜牙はそんなことを思っていた。
「…って、早く飯食わないと…」
券売機で食券を買い、定食を受け取ると、ある茶色の短い髪の女性が目に付いた。
その女性は、人が少ないのにも関わらず、日向ではなく日陰を好んで歩いていた。
「…あれは…誰だ?」
うずめたちの近くの席が運良く空いていたので、そこに座り、さりげなく、うずめをつつく。
「んにゃ?……って稜牙!?いいいいつの間に!?」
まさか来るとは思っていなかったのか、妄想などをする時の口調でうずめは驚く。
「ついさっきだ、ところでうずめ、情報は?」
うずめの得た情報を得ようとする稜牙だが…
「ねぇ、うずめちゃん、もしかしてこの人がうずめちゃんの言ってた一番かっこいい、って人?」
「う…うん!そうだよ!」
うずめと話していた生徒の1人から、話が脱線し始め…
「へぇ!あの、名前聞いてもいいですか?」
「うずめさんとはどういう関係なんですか?」
逆に稜牙が質問攻めとなってしまう。
「ちょ、ちょっと待ってくれ、質問には答えるから…それより、俺も聞きたいことがあるんだ」
なんとか話を一旦逸らし、稜牙は先程見た女性のことについて聞いてみる。
「さっきいた女の人なんだけど、日影ばっか好き好んで歩いている人…知らないかな」
「うーん……あ、遠見先生のことじゃないかな」
「遠見先生…?」
ある人物の名前が出てきたところで、稜牙がさらに聞き進める。聞いたところによると、
・とても明るく、生徒からも慕われていた。
・しかし数日前から少し暗くなった。
・日影を好むようになったのもその日から
という情報を手に入れた。
「なるほど…稜牙、やっぱその遠見って人が…」
「……かもしれないな、その人を探ってみるか」
稜牙とうずめが小声で相談し、互いに頷く。すると…
「さぁ、稜牙さん…約束、ちゃんと守ってくださいよ?」
1人の女生徒がジト目で稜牙を見つめる。対する稜牙は頬を引きつらせて苦笑いをする。
「あ、あはは…そうだったな…質問はなんだ?」
すると女生徒たちが一同に
「ずばり稜牙さんにとってうずめちゃんってどんな人なんですか!」
「え?俺にとっての……うずめ?」
「はい!うずめちゃんから、稜牙さんのこといろいろ聞いたので」
期待に満ちた目で女生徒たちは稜牙を見つめる。チラッとうずめを見ると、うずめも同じほど目がキラキラとしていた。頭をくしゃくしゃとしながら稜牙が答えるにはこうだ。
「そうだな……なんつったらいいんだろ…良き理解者というか…
一生を共にしてもいい人…かな?」
稜牙の言葉にしばしの沈黙が流れる。稜牙はばつの悪い表情を浮べるが…
女生徒はおろか、うずめまで目が潤んでいた。
「よかったねうずめちゃん、稜牙さんはいい人だよ!」
「言ったでしょ?稜牙は優しくて超かっこいいって!」
「ここまで真っ直ぐな人、アタシ初めて見た…」
うずめの口調は妄想するときの口調となり、さらに女生徒たちはハンカチで、目からこぼれてくる涙を拭いていた。
「え、いや……そこまで?って…褒め言葉ってことでいいのかな?」
目の前の状況に唖然としていた稜牙であった…
――――――
時間は流れ夕刻、アオトは1人、屋上から中庭にいる生徒達を見ていた。
(“光”は“光”じゃないと救えない…だから俺は“諦めた”…それなのに…)
アオトは自分の拳を握りしめ自分の無力さを嘆いていた。
「あの稜牙って人が魔導輪を持ってるってことは、ホラーの仕業ってことかもしれないのかよ……なら…ん?」
こんなことをボソボソと呟いていると、後ろに人の気配を感じた。振り向いてみると、初美だった。
「セガミか…どうしたんだ?」
「アオトこそ、こんなところでどうしたの?」
セガミはアオトの隣に立ち、空を見上げる。
「なぁセガミ、お前に俺の夢のことを話したよな?」
「うん、確か…協会の警護の仕事…だよね?」
アオトはまだ中庭の方を見ながら頷く。
「俺、みんなの“光”を守りたくてその仕事を選んだんだ。でも…俺、弱いままだ…だって…行方不明になってるのは…セガミの周りの…」
行方不明になってる生徒達には、いくつか共通点があった。それは、『セガミの周辺の人物』ということだ。それをアオトは悔やんでいる。でもセガミは違った。悲しむどころか、笑顔を浮かべていた。
「自分を責めないで、アオト。それに大丈夫、みんなはきっと見つかるよ!」
セガミは空を見上げながら話す。その明るさが、アオトには羨ましかった。
「それじゃあ、私は戻るね?」
そう言ってセガミは、屋上から戻る。それを見送ると、アオトは空を見上げた。
『あのお嬢さんは、かなり芯の強いお方ですね』
するとアオトの左腕から紳士的な男性の声がした。アオトが制服の左腕をまくると、そこには折りたたまれた二つの翼と、一つの目があしらわれた腕輪があった。
「“ゾルバ”…こうやって話すのっていついらいだ?」
『おおよそ一年くらいですかね…アオト様が魔戒騎士になることを諦めて以来ですから…』
ゾルバと呼ばれた腕輪は、単眼の部分を瞬きさせながら言う。アオトと話すのは久しぶりらしいが、そんなことをまったくと気にさせない口調だった。
「そういえばそうだったな…ホラーとは無縁の生活を生きたかった…いや、逃げたかっただけなのかもな…」
そう言うと、アオトはゾルバをじっと見つめる。
「なぁゾルバ、もし考えが変わって…俺がまた“あの鎧”を纏うって言ったら、お前は付いてきてくれるか?」
『私はもちろんそのつもりでございます。ですが、英霊が許すかどうか…』
「ハハ、まぁそこは…おいおい…」
苦笑いする彼の背後では、沈みゆく夕日が、煌々と輝いていた。
しかし彼は知らない、セガミの手に
『日が暮れた後、教室にくること
遠見』
と書かれたメモがあったことに……
―――――
「さぁ、始めるか……」
同じ頃、稜牙たちも普段の仕事の衣装に着替え、ホラーの搜索を始めた。まずはザルバを正面に向けて邪気を探させる。
「どうだ?ザルバ」
『まだ邪気は薄い。だが、この建物の中にいるのは事実だ』
「わかった…行くぞ、うずめ」
稜牙とうずめは頷くと、二手に別れて搜索を始めた…
―――――
日も完全に沈んだ。暗くなった教室で、セガミは1人、遠見という人間が来るのを待っていた。
「遅いな…遠見先生…」
外の景色を見ながらセガミはため息をつく。すると扉が開く音がしたので振り向いてみると、予想外の人物がいた。
「アオト?」
「セガミ、なんでここに…」
しばし沈黙が流れる。それを破ったのはセガミだった。
「えっと…遠見先生に呼ばれて…」
「お前…遠見先生が行方不明事件に関わってるかもしれないんだぞ!」
アオトは激しく怒る。だが、セガミを思ってのことである。セガミを失いたくない、今の彼を動かすのはその感情だけだ。
「で、でも…」
セガミは言葉につまりアオトから顔を背ける。すると…
「人聞きが悪いわね、堂林君…」
「!?」
女性の声が聞こえ、アオトが振り向くと、そこには茶色の首までの短い髪のスーツを着た女性…遠見がいた。アオトが真っ直ぐに遠見を睨むと、問答が始まった。
「遠見先生…率直にお聞きします。行方不明事件の犯人は…あなたですか?」
「いいえ、違うわ」
「ならなんでセガミやみんなをこんな日が暮れてから呼び出すんですか?」
「進路関連の面談よ」
「なら…」
アオトが次の言葉を言いかけた瞬間、乱暴にドアを開ける音が聞こえた。音のしたほうを見ると、稜牙とうずめがいた。
「キミたちは…確か、稜牙とうずめちゃん?」
「叢雲君に天王星さん、その格好は何?」
セガミと遠見が稜牙の格好に疑問を抱くなか、アオトだけは、確かな確信を抱いていた。
(魔戒騎士と…法師か)
稜牙は遠見たちの疑問に答えることはなく、胸元から独特なデザインのライターを取り出し、そこから緑の炎をだし、遠見の瞳を照らす。すると、遠見の瞳の中に、奇妙な文字が浮かび上がる。ホラーである証拠だ。
「ちっ、まさか教え子の中に魔戒騎士が混ざってたなんてね…」
苦虫を潰すような表情を浮かべると、遠見はまるで獣のような跳躍力で後方にバク宙をして、左腕でセガミの首をグッと掴む。
「キャッ!?」
「セガミ!……くそっ、セガミを離せぇ!」
アオトは駆け出し、遠見に殴りかかるが…
「フフフ…」
ピシピシと何かがひび割れる音が響き、遠見の姿が化物の姿となった。セガミを掴んでいる左半身は完全なヒト型で、対する右半身が、植物の蔦があらゆるところから飛び出している。
ホラー アロンである。
アロンは左腕から、自身に向かってくるアオトを捕らえんと蔦を伸ばす。
「させるか!」
しかしそれはとっさにアオトの正面に立ち塞がった稜牙の斬撃によって阻止される。
「さ、サンキュー、稜牙…」
「アオト、初美は俺達がなんとかする。お前は逃げろ!」
『お前だけは逃げろ』、振り向き稜牙が言ったその言葉が、アオトの奥底にしまっていた記憶を呼び起こす。
『アオト、お前だけは生き延びろ!母さんは俺が!』
そして浮かび上がるのは、化物となった“母”と、それを抑える“父”の姿…
「逃げてられない…逃げたら、みんなが…うぁぁぁぁ!」
アオトは叫ぶと、アロンに向かって突然走り出した。
「なっ!?」
「おいおい、まじかよ」
稜牙とうずめが驚く中、さらにアロンに左腕を前にして、タックルを仕掛けた。とっさのことで反応が遅れたのか、アロンはそのタックルを胸部に受け、その反動で、セガミを手放してしまう。
「セガミ!」
アオトのほうに倒れ込むセガミの肩を、アオトは優しくキャッチした。
「……アオト?」
「大丈夫か、セガミ」
「うん、ありが……と……」
アオトとほんの少し会話をすると、セガミは気を失った。
「すごいな、アオト…あとは俺達に任せな。うずめ!」
「おぅ!」
稜牙とうずめが頷くと、同時に走り出し、アロンを蹴り飛ばした。その蹴りはとてつもない威力で、教室のドアと廊下のガラスを突き破り、アロンを中庭へと突き落とすほどの威力だった。
アオトたちをそこに残し、稜牙たちも中庭へ降りた。ガラスの破片と共に、落下し倒れていたアロンは、立ち上がると、稜牙に質問を投げかけた。
「ねぇそこの魔戒騎士、人間の絆って、どう思う?」
「人の…絆?」
「そう。人間ほど、他者との繋がりを気にしている動物はいない。人を信じ、そして裏切られれば…言い換えれば、孤独になった時、人間はたやすく絶望する。私にとってはそれが最高の味になる。」
話している最中に、アオトが降りてきた。彼はアロンたちに気づかれないように、木の影に隠れ、その様子を見ていた。
「だから、瀬賀さんの目の前で、捕らえた友人たちを食べたことをばらして、さらに絶望させようと思っていたのだけど……よくもやってくれたわね…魔戒騎士!」
「………!?」
木陰から聞いていたアオトは驚愕する。一人を喰うために多くの人間をさらに犠牲にした、それがとても許せなかった。
「くそっ!俺が…俺がもっとちゃんとしてれば…あの時逃げなかったら…何かは変わっていたのか?」
静かに拳を握り締めるアオト、その怒りはアロンよりも何よりも、彼自身に向けられているように見えた。
「俺は…」
そんな中、稜牙が口を開いた。
「俺は、絆がどんなものなのか、はっきりとした答えがわからない。それが友情なのか、誰かを愛する気持ちなのか…でも、わかっていることが一つある…」
稜牙は、異界からやってきた【白銀の嵐】から“絆”を教わり、
さらに、別の世界の【黄金騎士】からは“友情の絆”を、
そして、ホラーを追ってやっきた次元であった【赤き勇者と秘書】からは“愛する者との絆”を学んだ。
だからこそ…
「お前らホラーに、人の絆を断たせるわけにはいかない!」
その言葉と共に、稜牙は魔戒剣を天に掲げ円を描こうとする……が……
「させない!」
アロンの左半身のあらゆる所から蔦がでてきて、稜牙の魔戒剣を持つ腕を叩く。とっさに反応して、稜牙はその蔦を切り裂いていくが、そのうちの一撃が稜牙の腕に当たり、それにより、魔戒剣を手放してしまう。取りに行こうと振り向くが、その瞬間、稜牙の首に蔦が巻き付き、アロンのほうに引き寄せることで動きを封じられる。
「ぐっ…」
「稜牙!」
うずめが魔導筆で援護しようとするが、うずめのいる場所にも蔦を伸ばしそれを妨害する。
「くそっ、こうなったら…」
うずめは女神化をして、空からの攻撃に転じることにした。しかし蔦の攻撃はとどまることを知らず、戦況が変わることは無かった。
「クソッ……どうすれば…」
その様子を、アオトはただ呆然と見ているだけだった。自分には何が出来るのか…何も出来ないのかと悩んでいた。
『アオト様、それでは逃げているのと同じですよ』
「!?」
ふとゾルバの激を聞いた。ゾルバは瞬きをして続ける。
『アオト様は“光”が“光”を守ると言いました。ですが、“光”である時では守りきれない時もあります。今の状況もそうでしょう…』
「ならどうすれば…」
アオトは俯く。しかし…
『アオト様には力があります、あなたが、お父様から受け継いだ力が…』
ゾルバは決して迷わずに答えを示した。
『あとはアオト様次第です。“光”を守るために、“影”になる勇気…あなたに、それがありますか?』
「俺は…」
セガミも、その友人も、目の前の魔戒騎士も法師も、すべてが自分の恩師だった化物に傷つけられている。そして自由に動けるのは自分のみ……答えは簡単だった。
「ゾルバ……魔戒剣を」
そういって、アオトは左腕を前に突き出した。
『いいのですか?手にすれば、もう抜け出すことはできませんよ?』
ゾルバの問いかけに、アオトは首肯した。彼の勇気感じ取ったのか、ゾルバの単眼が青く光り輝く。すると、黒い刃の片手剣が、ゾルバの上に現れた。それを手に取ると、まっすぐにアロンを睨みつけた。それはさながら、獲物を捉える獣のようだった。そして剣を高く掲げ…
「はぁぁぁぁ!」
一気に振り下ろすと、剣圧がまっすぐにアロンに向かって走っていく。そしてそのまま、蔦を伸ばしている左半身に傷をつける。
悲鳴を上げ、アロンは自分の蔦を収める。解放された稜牙とオレンジハートは、自分の魔戒剣を取り、剣圧の飛んできたほうを見て驚愕した。
「あれって…」
「アオト…その剣はまさか…」
稜牙たちを他所に、アオトはゆっくりと、まっすぐにアロンの方へと歩いていく。
「稜牙さん、あとは俺にやらせてください…このホラーは俺の恩師なんです…」
突然自分の呼び方が変わったことに、稜牙は疑問をいだくが
「え?あぁ…でも、この戦いが終わったら、なんでお前が魔戒剣を持つのか、聞かせてもらうぞ」
すぐに承諾すると、アオトは首を傾ける程度の会釈をして、再びアロンを睨んだ。
「遠見先生、あなたはホラーになっても、俺の先生だったよ……あんたのおかげで、ようやく俺のやるべきことが見えたよ」
「………は?」
所詮は憑依元の人格を真似ている化物。アロンはアオトの言うことがよくわからなかった。だが、そんなことを気にせず、アオトはゾルバに魔戒剣を当て、叫ぶ。
「俺は“光”を守るために“影”になる!」
そして魔戒剣を天に掲げ、八の字の軌跡を描く。アロンが蔦を伸ばすが、
もう遅かった……
二つの円がひび割れ、そこからところどころに青いラインの入った白い狼の鎧を纏った。
水のように蒼い瞳、そして纏う白い鎧は、まるで水面に浮かぶ
【白い蓮】
「我が名は斬牙《ZANGA》…白蓮騎士!」
魔戒剣の形状が独特な曲がり方をした剣になると共に、魔導刻がその時を刻み始める。
「はぁ!」
剣を後ろに構えると、一気に飛び出す。アロンは蔦を伸ばすが、鎧を召喚した彼にとっては、もう敵ではなかった。
まるでそこに足場があるかのように、斬牙は蔦を避けながら空中を跳躍していく。そんな斬牙の前に無数に束ねられた蔦が接近する。すると斬牙はその場で膝を思いっきり曲げ、回転しながら跳躍すると、その蔦を切り裂いた。そのままアロンに急接近し、すれ違い様にアロンの体を切り裂く。しかし浅かったのか、アロンは健在だった。
「こうなったら…」
着地した斬牙はしゃがみながら、剣を地面にこすらせる。
「孤独の絶望を喰らうホラー……あんたのその陰我に、光をくれてやる!」
すると斬牙を中心に波紋が広がる。そして立ち上がり、剣の腹に指を滑らせ…
「蒼穹白蓮!」
その場で袈裟斬りに切り裂くと、アロンもその通りに切り裂かれる。見ると、先程タックルされた部分に、蓮の花のような紋が浮かび上がっていた。
「そ、そんな…そんなぁぁぁ!」
そのまま、蓮の花びらのように、アロンは舞い散った。
「ありがとうございました、先生…」
―――――――――
「……で?なんでお前が魔戒騎士なんだ?アオト」
アロン討滅後、アオトは稜牙たちと話をしていた。アオトの纏う、斬牙の鎧についてだ。
「俺は、斬牙を継ぐ家系に生まれてきました。でも…俺は1度諦めたんです…」
「諦めた……?斬牙を継ぐことをか?」
うずめの問いに、アオトは静かに頷く。
「影に光は守れない、そういう思い込みで…じゃあ俺はセガミの元に戻りますね」
そしてアオトは稜牙たちに背を向け、教室のある棟の方へと向かって歩き出す。しかし、数歩歩くと、突然立ち止まって振り向き、稜牙たちにやけににっこりと微笑む。
「そういえば、稜牙さんたちが壊したドアとガラスの弁償代って、どこに払わせればいいですか?」
「………あ」
稜牙とうずめはアイエフとイストワールに正直に話し、その後数日間、諜報部とイストワールの仕事を手伝うことで、事なきを得たそうな…
迅牙「人の絆を信じる魔神…か…いったいどんな人なんだろうな…次回『是非』俺は絆を…矛盾した存在だと思っている」
さていかがだったでしょうか今回。いや、最初からアオトは魔戒騎士の予定だったのですが、斬牙を見て即採用しました(笑)ただし、この世界では、白夜騎士も存在しているので、魔導具はオリジナルとなりました。
さて次回は迅牙が別の世界のある方と出会います。その人とは一体…
お楽しみに!