牙狼~ゲイムギョウカイに吹き荒れる金色の嵐~ 作:狼の騎神ガロ
そんな第七話、どうぞ!
数日後、蓮華の小屋の前に稜牙と四女神、そしてうずめがいた。
「へぇ、ここが稜牙さんの知り合いがいるところなのですね……あれ?なんだかんだ、私こうやって喋るの4話の冒頭以来では?」
「ちょっとベール、それは言わない約束だよ。それいっちゃったらアイちゃんとコンパなんて2話以降出番ないんだからさ」
ネプテューヌとベールがあまりにもメタフィクションな会話をしているなか、稜牙たちとノワール、ブランが会話していた。あのあと、稜牙はうずめの部屋に通され、牙狼を金色にするまでの話をしていたが、それはまた別の機会としよう。
「へぇ、あなたは魔戒法師で女神なのね」
「あぁ、いずれは黄金騎士を支えられる魔戒法師になりたいんだ」
うずめは手をグッと握りながら宣言する。ノワールたちは近くにいた稜牙を見つめる。
「黄金騎士を…ねぇ…」
「いい仲間を持ってるのね、稜牙は。もしかして、私たちの新しい武器を作ってくれたのもうずめ?」
手を振りうずめは否定する。
「いやいや、のわっちたちの魔導具を作ったのは蓮華さんって人なんだ。てか稜牙、そろそろ入ろうぜ?」
「ん?あぁそうだな」
うずめに急かされ稜牙はドアをノックする。だが何回ノックしても、反応は返ってこなかった。
「おーい!蓮華!」
その後もノックし続けるが、やはり反応は返ってこない。
「えと………もしかして、留守?」
ネプテューヌが恐る恐る尋ねる。稜牙の体は小刻みに震え始める。
「あの野郎…ニブルシティのときもそうだったよな…」
稜牙が懐から魔戒剣を取り出そうとしたとき、背後から聞きなれた声が聞こえる。
「ごめん、ごめん!女神様が来るって聞いたからルウィーで一番美味しいプリン買おうと思ってたら待ち時間の長いこと長いこと…」
蓮華がプリンの入ってるであろう袋を持ち上げる。稜牙がため息をつく中、ネプテューヌがこれまでになく興奮して飛び上がる。
「おぉ――!プリンを持ってくるとは、わかってるね〜!」
「いやはやそれほどでも〜」
ネプテューヌと蓮華がにこやかに話してるのを見て稜牙は思った、(この二人一緒になったら駄目だ…)と…
―――――
―――
「みんな、砂糖とかどうする?」
小屋の中に入るなり、蓮華がコーヒーを入れ始めた。
「私は結構甘いのがいいな!」
「私は、角砂糖一個で構いませんわ」
「ベールに同じく」
女神たちが蓮華に注文するなか、
「私はブラックでいいわ。なんせ、ブラックハートだしね!」
ノワールが言った瞬間、沈黙が訪れた。
「の、ノワール…ここで一発ギャグって…」
ネプテューヌに言われようやく気づいたのか、顔を真っ赤にして、首を横に振り続ける。
「い、いや、べべべ、別に場の雰囲気盛り上げようかな、とか思って言ったわけじゃないのよ?ただ偶然で…」
「ツンデレ一丁、いただきました!」
ノワールの様子を見て高らかにネプテューヌが言う。ただこれをツンデレと言っていいのかはあまりわからないが…
「あ、蓮華さん、俺はかっこよくブラックな!」
キリッとした表情でうずめは言う。そんなうずめに稜牙は少し嫌味っぽく言う。
「へぇ、子供の頃普通の緑茶ですら苦いって言ってたうずめがコーヒーをブラックでね…」
「お、おい稜牙!昔のことはいいだろ…うぅ、恥ずかしいぜ…」
うずめが顔をうずめる。ベールが疑問に思ったのか稜牙に尋ねる。
「稜牙さんは、うずめさんの昔の様子をご存知なのですね…もしかして、幼なじみだったりするんですの?」
「ん?まぁ、4歳くらいから一緒にいたし…そうなるのか?」
「幼なじみ!?」
稜牙は素っ気なく言う。ネプテューヌたちが驚くなか、ブランは何かに気づいた。
「これは…面白いわね…いけるかも」
「どうしたの?ブラン」
ノワールが聞くと、ブランは少し目を輝かせ答える。
「主人公とヒロインが幼なじみ、そして主人公だけが頑張ってるのを見てられなくて主人公と同じ道を進むヒロイン…ベタかもしれないけど、小説のネタとしてはありね」
ブランの話を聞いてるうちに、うずめはさらに顔を赤くする。
そんなことを話していると、蓮華がコーヒーを持ってきて、近くに置いていた八面体の四つの結晶をテーブルの上に置く。
「お待たせ、これが女神様専用の魔導具だよ!」
「あれ?シェアクリスタルそのまんま?」
何か武器がでてくると思っていたノワールは呆気にとられる。
「ううん、簡単に言うと、女神にさらに強化装甲を装着させる、って感じかな。もちろん、その武器にも強化装甲にも私たち魔戒法師の使う術を付与してあるから並のホラーの攻撃なら、すぐ浄化できるよ…そうだな、名付けるなら“ネクストフォーム”ってところだね」
身振り手振りを加えながら蓮華が説明する。すると先程まで顔をうずめていたうずめが顔をあげ興奮する。
「うぉぉぉ!かっけぇ!なあ蓮華さん、俺のは!?俺のは!?」
うずめが蓮華に気迫迫る表情で尋ねる。
「うずめは魔戒法師でしょ、それで十分じゃん」
だがそれは蓮華の一言で一蹴され、うずめはとても落ち込んでいた。
「さて、説明も一段落したことだしプリンでも食うかね」
「そうだね、食べようか」
みんながコーヒーとプリンを食べるなか、うずめだけが、なぜかコーヒーに手をつけてなかった。
「うずめ?コーヒー冷めるぞ?」
「え?あ、あぁ…」
恐る恐るカップを持ち、一口飲む。するとうずめが小刻みに震え叫ぶ。
「にげぇぇぇぇ!」
その声はとても大きく、蓮華の小屋の半径2mの木に止まっていた鳥が一斉に飛び立ったほどだったとか…
「う、うずめ?砂糖いるか?」
耳を抑えながら稜牙が聞く。
「うぅ…頼む、稜牙」
涙を浮かべながらうずめは答える。砂糖を取りに行こうとすると、蓮華に呼び止められる。
「あ、そうそう稜牙、ちょっと前に稜牙が素体ホラー斬ってたのここの管轄の魔戒騎士が知ったらしくて、すごく怒ってたっけ。女神の実戦訓練のときも気をつけた方いいかも」
そして蓮華が赤封筒を稜牙に渡す。稜牙が魔導火で燃やし確認する。
「『死の門を開くホラー、デスゲートを討滅せよ』…って蓮華お前今実戦で慣れさせるって言ったか!?女神にとっては未知の力なんだぞ!」
激怒する稜牙を蓮華はなだめる。
「落ち着いて稜牙、確かに女神にとって未知の力かもしれないけど、あの力は、邪気が周辺にないと発動できない、つまりいきなり実戦じゃないと無理なの。その力でまた戦争でも起こされたらたまったもんじゃないし」
稜牙は何も言い返せなかった。そして稜牙の持ってる砂糖を取り女神の方に向かう。
「ねぇ女神様たち、早速、今夜ホラーを倒さない?ネクストフォームを試すってことで」
女神たちは無言でうなずく。一方うずめは拳を合わせる。
「よし!決まりだな、蓮華さん、今回のホラーはなんだ?」
「死の門を開くホラー、デスゲートだ。やつの元にはホラーが集まる。そのホラーを魔界から呼び寄せ、人を襲わせるようだな」
蓮華の代わりにザルバが説明を入れる。
「厄介なホラーね…」
「でもでも、そのネクストフォームってやつならホラーも倒せるんでしょ?だったらちゃちゃっとやっつけちゃおうよ!」
「そうですわね…ザルバさん、ホラーの居場所、わかりますか?」
「おいおい女神共、そう焦るな、まだホラーが現れる時間ではない。だがそろそろ街に出て調べるのもありだな」
早くホラーを倒そうとする女神をザルバはなだめる。
――――――
――――
街に出てしばらくすると日が暮れ始めた。
「さて、ザルバ頼むぜ」
「あぁわかった……いや、調べる必要もないな、デスゲートではないが、ホラーの気配だ」
稜牙たちの前方に素体ホラーが現れる。すると女神たちが受け取ったシェアクリスタルが光りはじめる。
「こ、これって…」
「もしかしてネクストフォームになれって言うこと?」
ネプテューヌたちがシェアクリスタルを見つめる。さらにその光は強くなる。
「いきなり使うのも不安はあるけど、使わない理由はないわね」
「よーし!じゃ使ってみようよ!」
ネプテューヌたちがシェアクリスタルを胸の前に掲げる。するとネプテューヌたちが女神の姿になる。
「「「「ネクストフォーム発動!」」」」
女神たちが叫ぶとともにシェアクリスタルの輝きもより一層強くなった。
パープルハートは、髪の三つ編みを途中で解き、髪飾りも増え、背中には、髪飾りと同じような物が花が開くかのごとく装備された。
ブラックハートは、下ろした髪をツーサイドアップで纏め、腕には大きな装備、右目にはターゲットサーチャーのようなグラスパーツが装備された。
ホワイトハートは、全体的に青白い装備となり、背中には生物的な羽根が生え、U字のつばの帽子をかぶった。
グリーンハートは、黒い装備となり、額には、一本角の装備がつけられた。
これが、女神の新たなる、いや、次世代の力、ネクストフォームである。
「すごいわ…力がみなぎってくる」
「キャハハ!これならホラーも倒せそうね!」
「稜牙、うずめ、蓮華!ここは私たちに任せろ!」
「あなたがたは、デスゲートのほうを頼みますわ。きっとこの近くにいると、ゲーマーの勘が言ってますわ」
女神たちがそれぞれの武器を構え飛び出す。稜牙たちは頷きその場を立ち去ろうとするが…
「待て!なぜ女神がこの場にいる?そして貴様もだ、牙狼」
青い鞘の魔戒剣を持った青年が素体ホラーたちのほうに向かう。
「何もんだあんた」
「俺はこの管轄の魔戒騎士、鋼金堅人だ。もう一度聞く、なぜ紫の管轄である魔戒騎士がここにいる?」
淡々と尋ねる堅人。稜牙はただ静かに答える。
「管轄とかは関係ない、俺は目の前のホラーを倒し、人々を守る…そのために俺は戦う」
そう言い堅人の横をすれ違う。堅人は素早く剣を引き抜き稜牙の首筋に向ける。
「掟に守られたな…掟がなかったら俺は迷わずお前を斬っていただろうな…」
剣を鞘に戻し稜牙の方を向く。
「デスゲートはこの近くの物陰に隠れてるはずだ…今回ばかりは俺も協力しよう」
――――――
一方そのころ、ネクストフォームとなった女神たちは素体ホラーたちと激戦を繰り広げていた。
「ハァァ!」
ネクストパープルは日本刀のような剣でホラーを切り伏せる。
「行くわよ、32式エクスブレイド!」
さらに天に巨大な剣を作り出し遠くのホラーを突き刺し、他の女神を援護する。
「あらネプテューヌ、余裕なのね」
ネクストブラックはナナメブレイドと呼ばれる4本の小型の剣を出現させ、それらと共に多数のホラーを斬る。
「さて…私も美しく決めさせていただきますわ」
ネクストグリーンが左手を掲げると、背後に無数の魔法陣が現れ、その一つ一つから槍が出現しホラーに突き刺さり、ホラーは消滅する。
「さぁ、大暴れするぜ!」
ネクストホワイトは、斧を振り回しホラーを吹き飛ばす。そして地面めがけて振り下ろすと地面から氷の針が現れホラーを凍らせる。そして瞬く間にそこにいたホラーは消滅した。
「強すぎじゃない?これは」
あまりの強さに女神たちは驚きながらも、一体、さらに一体とホラーを倒し続ける。
―――――
一方稜牙たちはというと、デスゲートを探していた。だが一向に邪気は感じられない。そんな彼らの様子を、近くの建物の影から見ているものがいた。黒いマントを羽織っていて、手には輪刀を持っていた。
「魔戒騎士か…逃げるか……いや、ここで魔戒騎士を消せば後々が楽か…」
それが自問自答を終えると、輪刀を回し始めた。すると魔法陣が形成され、そこからホラーが現れる。
「さぁ、ともに魔戒騎士を倒すぞ!」
そしてホラーとともにそれは稜牙たちの方に向かった。
「稜牙、邪気だ!くるぞ!」
それを感じ取ったザルバが稜牙に警告する。稜牙たちは構える、そして稜牙たちの目の前に数体のホラーと黒い影が現れる。
「あの黒い影がデスゲートだな…お前らは素体を頼む」
そして堅人は黒い影に向かう。
「あぁもう調子狂うな!いくぞうずめ、蓮華!」
稜牙たちもそのあとを追う。稜牙がすれ違いさまにホラーを斬っていく。うずめたちも、魔導筆でホラーを攻撃する。堅人は、影に斬りかかる。影は輪刀で受け止めるが、堅人は腹部を蹴り影の体勢を崩し、横に斬る。だが…
「何かがおかしい…」
堅人は何か違和感を感じていた。何故か、斬った感覚がしないのだ。
「どうした?動きが止まっているぞ!」
今度は影がマントを取りながら堅人を蹴りとばす。マントを取った姿は刺々しく、素体ホラーを、もっと禍々しくしたような姿だった。
「あれがデスゲート…いいだろう…やってやる」
堅人が大きく天に円を描く。剣をデスゲートに向けると、その剣は身の丈ほどある巨大な剣に変わり、堅人は赤紫の重厚な鎧を纏う。
「堅陣騎士 牙威阿<GAIA>…参る!」
自身の称号を名乗り、剣を構え牙威阿は走り出す。デスゲートは輪刀を牙威阿に向けて投げる。牙威阿は体ごと剣を振り回しそれをはじき飛ばしすれ違いさまにデスゲートを斬る。だがやはり斬った感覚はせず、空気を斬ったようだった。
「どうした魔戒騎士、俺が斬れないのか?」
デスゲートは先程投げた輪刀に向けて手を伸ばす。すると輪刀は独りでに動き出し牙威阿を攻撃する。牙威阿は剣で防ぐが、ひと振りひと振りが大きく、全てをかわすことはできなかった。
――――
稜牙たちはホラーを斬り続けていた。
「くそ!これじゃ埒があかないぜ…」
稜牙がホラーを斬りながらデスゲートの方を見る。そこでは自由自在に動く輪刀に苦戦する牙威阿があった。
「稜牙、デスゲートを斬れ、こいつらは俺に任せな!」
そう言うとうずめは女神化する。
「ネクストフォームがなくても、うずめは強いもんね!稜牙、頼んだよ!」
「すまない、うずめ!」
そしてホラーをかわしながら稜牙は牙威阿の方に向かう。
「さてと、うずめの力見せちゃうよ!」
稜牙を見届けたあと、女神化したうずめ…オレンジハートは左手に持った魔導筆で正面に円を描き魔法陣を作り、右手に持ってるメガホンを介し叫ぶ。そこから放たれる波紋と、魔法陣が共鳴し、魔法陣からレーザーが放たれ、素体ホラーは消滅する。
「どうだ!これがうずめの力だよ!」
――――
「ハァ、ハァ」
堅人は召喚の制限時間が来たため、牙威阿の鎧を解いていた。それでも輪刀は堅人めがけて飛ぶ。だが、輪刀は堅人に届くことはなかった。稜牙が魔戒剣でそれを受け止めていたからだ。稜牙は輪刀を弾くと、デスゲートに向けて弾き飛ばす。輪刀はデスゲートを斬るが、やはりデスゲートにダメージはない。
「牙狼…なぜ来た」
肩で息をしながら堅人は聞く。稜牙は剣を構えながら答える。
「管轄は違えど、魔戒騎士は仲間だ。仲間を助けるのに理由がいるか?」
そんな稜牙を鼻で笑いながら堅人はさらに尋ねる。
「やつは実体を持ってないぞ、どうするつもりだ?」
「そうか……じゃあもしかしてあの武器が本体かもな…駄目で元々、武器ごと消し去る!」
稜牙は牙狼を召喚すると、牙狼剣を胸の前で構える。
(師匠、あなたの技、使わせてもらいます)
そして牙狼は天に牙狼剣を掲げる。すると、牙狼の周辺が宇宙となり、牙狼の背後には、太陽系の星々が浮かぶ。堅人は何かを察したのか、牙狼から離れる。
「ハァァァァァ」
牙狼がそのまま牙狼剣の刃をデスゲートに向けると、星々が集まり、1つの巨大なオーラとなった。
「大凰激烈!」
叫びながら一歩踏み込み、剣を大きく振り下ろすと、巨大なオーラが、まっすぐにデスゲートに向かう。デスゲートは輪刀で受け止めるが、耐えきれず、輪刀ごと消滅する。ネクストフォームとなった女神、そしてうずめたちはホラーを倒し終え、鎧を解いた稜牙たちのほうに向かった。
「やっぱネクストフォームがあっても、牙狼には敵わないわね」
信頼の笑みを浮かべながらネクストパープルは稜牙を見つめ女神化を解く。他の女神たちも女神化を解く。
「でもさすがだな女神は。初めての力でもこんなに使いこなせるなんて」
笑みを浮かべ稜牙が言うと、女神と稜牙の間を割り込んで、うずめが問う。
「なぁ、俺はどうだった?」
「あぁ、うずめも頑張ってたな、かっこよかったよ」
「だろ?やっぱ黄金騎士を支える魔戒法師は強く、かっこよくなくちゃな!」
うずめは満面の笑みを浮かべる。そこに少し遅れて堅人がやってくる。だが、その目は真剣そのものだった。
「牙狼、あの大凰激烈は鳳凰騎士 王牙の技のはずだが…なぜ牙狼であるお前が扱えるんだ」
堅人の言う鳳凰騎士王牙とは、元老院でも指折りの強い魔戒騎士にして、魔戒騎士の頂点、“牙王”の異名を持つ称号である。その王牙の技を牙狼である稜牙が使えたことに疑問を抱いているようだ。
「あぁっと…それは、俺の師匠が、鳳凰騎士王牙、神室仁だからだ」
稜牙は俯き答える。蓮華と堅人は驚愕する。
「ちょ、稜牙!私聞いてないよそれ!」
「なん…だと…」
二人が驚いている意味がわからず、ネプテューヌが稜牙に聞いてみる。
「ねぇねぇ、なんであの人たち驚いてるの?」
「どう例えればいいのかよくわからないけど…誰もが憧れるその道を極めたプロ中のプロから教わったから…かな?」
頭を弄りながら言う稜牙にザルバが助言する。
「せっかくだ、戻って話したらどうだ?お前の過去を」
ザルバの言葉に戸惑っていた様子だったが…小さく頷き稜牙は静かに喋る。
「………わかった…話すよ、俺がどうやって牙狼を継承したか」
ザルバ「誰にも話したくないことがある。それは辛い過去だったり、恥ずかしい過去だったりするが…
次回『継承』あいつの場合はどうなんだろうな」
次回は稜牙が自分の過去を明かします。
そして今回登場した堅陣騎士 牙威阿<ガイア>。漢字を当ててますが、アニメ『炎の刻印』に出てきたガイアそのまんまです。
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