おいおいどういうことだこんなにハチャメチャが押し寄せてくる学校だなんて聞いてないんだけど。だがしかし、この1人を極めた俺ならどんな学校であろうとチャラヘッチャラだろうな。
極夜「何考えてるか知らんが校則見てみ。」
なになに、生徒は必ず部活に入らなくてはならない。
はあ!?なんでだよいいじゃん帰宅部何が悪いんだ早く帰って文化に触れるんだぞ問題ないだろ!チックショウー!
白夜「なら極夜は何に入ってんの?」
極夜「俺はイラスト研究会で代表を務めるよ。」
なんかさらっと俺偉いぞと言ってきたんだけど。まあいいか。
極夜「白夜は強いて言えば体育会系な人間だからな。どうするか。」
白夜「なんでもいいよ。やりたいことないし。それにどうせそこそこできるから。」
極夜「……ちょっと付いて来い。」
白夜「?」
白夜「なにこの空き教室。まさか告白ですか?俺男は無理だよ。」
極夜「おふざけじゃないよ。」
白夜「ガチ告白ですか。我が兄ながらキモいな。」
極夜「その気にさせるなら見せた方が早いか。」
白夜「その気にさせるとかマジでキモいな。」
極夜「絵画的御心《アニメーションソウル》!」
その声が聞こえたと思えば極夜は体から目を開けていられないほどの光を放ち始めた。
白夜「眩し!」
目を開けると前に立っているのは自分の兄ではなく、いつも画面の向こうにいるキャラクターだった。
極夜「さあ、始めようか。」
白夜「はあ?何を?」
極夜「模擬戦だよ。ここは練習室だからね。」
何も聞いてないうえ極夜の声はアニメのキャラから発せられている。そのアニメのキャラは戦うことだけが脳の戦闘狂の野菜星人だ。それとやり合うのはまったくもってあり得ない。
白夜「模擬戦ってなんだよまったくルールとかも聞いてないんだけど。」
極夜「じゃあルールを説明しようか。俺の後ろに3つクリスタルがあるのわかる?」
白夜「まあ。」
極夜「それを壊したら勝ち。他には聞きたいことある?」
白夜「それ何?」
極夜「それって?」
白夜「その格好だよ。さっきまで制服だっただろ!」
極夜「これは俺の能力の《アニメーションソウル》だよ。」
白夜「能力ってなんだよ?」
極夜「この学校ではみんながみんなというわけではないが何かしらの能力を持ってる。持ってない人もまだ発現してないだけだけどね。もちろん白夜にもある。」
白夜「じゃあ俺の能力は?」
極夜「それはわからない。誰がどんな能力を持ってるかは誰にもわからない。他には?
白夜「極夜の能力は?」
極夜「《アニメーションソウル》は自分の持っている漫画のキャラになることができる。
もちろんそれにはリスクもあるし完全再現ではない。けど、かなり強いよ。さあ、始めよう!」
白夜「断る!」
極夜「なんで!」
白夜「アンフェアだから。第1に能力を持ってる人と持ってない人では結果は火を見るより明らかだろ。次に俺が戦闘なれしてないから。」
極夜「うーん。そうかわかった!お前負けるのが怖いんだろう。いつも俺に勝ってたからな。負けるのが怖いんだ〜。」
白夜「明らかなまでの挑発だな。乗るわけないだろ。」
極夜「そうか。これならどうだ。
学校に慣れてきたら1年全員参加のルーキー戦がある。それの練習ってことで。」
白夜「まあ、それなら。」
極夜「よし、やろうか!ハンデでクリスタルを一つでも破ったら勝ちでいいよ。」
白夜「余裕だね。じゃあ行くよ!」
勝てるとはまったく思わないが自分の能力を知るきっかけになればと思ってやったが。
極夜「俺の勝ちだな。」
白夜「そりゃそうだろ。こっちは生身なんだから。」
兆しさえ見えてこない。なんでだ?
白夜「極夜はどうやって能力に目覚めたの?」
極夜「気がついたら使えるようになってたんだよ。」
参考にならないな。
極夜「いろんな部活を試してみるといいよ。自分にあった部活ならすぐに能力が発言するかもよ。」
白夜「そうだな。じゃあ案内よろしく。」
極夜「それが部活で呼び出されてね、1人でどうにかしてくれ。」
マジですか。じゃあこれから部活見学しに行くか。「そんじゃ、また。」と一言告げて足早に去っていく。
さてさて、どこの部活に行けばいいんだ。俺は今まで部活に入ってこなかったから、どんな部活があるかわからんのだよな。
誰か人を探して紹介してもらわないと。
あっ、いた!
白夜「あの〜。道案内お願いできますか?」
??「アッ、なんで俺がお前の面倒を見なくちゃいけないんだよ。」
白夜「ですよね。すみません。」
??「おい、どこに行きたいんだ?」
白夜「おお!案内してくれるんですか。ありがとうございます。じゃあ部室棟に。」
??「はあ?そんなもんねえから案内できねえ。」
白夜「じゃあ、あれ?……先輩名前なんて言うんですか?」
九頭竜「九頭竜京摩だ。」
白夜「九頭竜先輩よろしくお願いします。」
九頭竜「てめぇは?」
白夜「城田白夜です。」
九頭竜「城田?イラスト研究会のやつもそんな名前だった気が。」
白夜「あれは兄です。」
九頭竜「ふーん。で、どこに行きたいんだ?」
白夜「とにかく部活を見つけないとニートに戻ってしまうから。…そうだ!九頭竜先輩の部活に案内してください。」
九頭竜「……やめとけ。俺と一緒に行ったら、面倒くせぇ事になるから1人で勝手に行け。」
白夜「いや、俺迷子なんですよ。」
九頭竜「そこを右に曲がれば校庭に出るから適当な奴にでも聞け。じゃあな。」
白夜「? よくわかんないですけど、ありがとうございました。」
さて、部活探すか。そういや九頭竜先輩の部活聞いてなかったな。次会ったら聞いてみるか。
ダメだ全然見つからん。どこもパッとしないんだよな。でも早く見つけないと成長期の男の子の晩ご飯が冷奴1個になってしまう。なんか冷奴1個って語呂がいいな。
白夜「さて俺の寝室はどこかな?」
ビミィ「今日から君のベッドはここだりゅい。」
ビミィが指指したのはベッドではなく寝袋であった。
白夜「なあ、これ寝袋なんだけど。」
ビミィ「これが君のベッドだよ。」
白夜「さっき聞いたよ。君知ってる?寝袋はベッドとは読まないんだよ。」
ビミィ「部活に入らないと永遠に寝袋のままだりゅい。」
白夜「なら、てきとうにどっかに。」
ビミィ「それは君の好きにするといいりゅい。オイラはエルナのところに行くから、お休みだりゅい。」
さて、寝るか。なんか暖かくなってきて快適になってきたな。これはこれでいいかも。
これぐらいの長さで1週間に2話更新をめどにしていきます。アドバイス、感想などがありましたらコメントしてください。
次回「ようやく城田白夜は人に興味をもつ」