あんな人たちばっかなのか。これは闇雲に戦っても勝てる気がしねぇな。
白夜「おい、ビミィ。」
ビミィ「なんだりゅい?」
白夜「これって、過去の試合とかって観れる?」
ビミィ「観れるりゅい。」
白夜「なら、オリエンテーションの俺らと同じやつに出そうなやつピックアップして。」
ビミィ「いいけど、どうする気りゅい?」
白夜「力で劣ってるなら他で勝つしかないだろ。」
ビミィ「研究するのはいいけど、数が多いりゅいよ。」
白夜「問題ないから、早くしろよ。」
ビミィ「極夜の兄弟というのもうなずけるりゅい。」
小山「お前早いな。」
白夜「あ、ああ。朝一でパソコン借りてきたからな。」
小山「何してたんだ?」
白夜「ビミィに聞いた強敵リストの過去の試合観てた。」
小山「一つ教えてやる。そんなことしても無駄だ。」
白夜「なんでだよ。」
小山「覚醒者とそうじゃないものの力の差はそんなものでは埋まらない。」
白夜「勝負ってのは終わるまでわからないもんだよ。」
小山「結果は見えているがやってみるか?」
白夜「後悔させてやるよ。」
花袋「ええ!?小山君と模擬戦やるの?」
白夜「びっくりした。大声出さないでください。」
花袋「あっ、ごめんなさい。でも小山君って射水アスヒ君に次ぐ実力者らしいですよ。」
白夜「へ〜。」
花袋「興味なさそうですね。」
白夜「ある国で使われてる言葉で『強いものが勝つのではない、勝ったものが強いのだ』ってあるからな。」
花袋「なんか難しいですね。ともあれ頑張ってください。応援しに行きますから。」
白夜「そりゃどうも。そちらこそ部活頑張ってください。」
小山「よく来たな。逃げ出すと思ってたけどそれくらいはやるんだな。」
なんかこいつのキャラ定まらんな。熱血系なのか嫌味キャラなのか。まあいいや。
白夜「当たり前だろ。お前に負ける気しないし、応援もいるんでな。それよりその格好何?」
小山は大きめの白衣のような服を制服の上に着ていた。大きめなので袖は余ってしまいだるだるに裾も床にするのではないかと思うほどに小山の体に対して大きいのである。
小山「これをすぐにでも終わらせて部活に行くから。だから部活の格好でいるの。あと俺はクリスタルを1つでも破られたら負けでいい。」
小山は確実にこちらを舐めている。顔には自信がありありと見えており時間を細かく確認していた。だからこそ勝つ自信があった。
小山「それでも足りないな。能力についても教えてやろうか?それとももうわかってるのか?」
白夜「お前の能力はそのペンまたはインクで書いた文字を実体化させその文字の意味を効力とする能力。」
小山「正解。予習は出来てるみたいだな。俺の能力は文字効果《エフェクティブサイン》。説明はお前の言った通りだ。」
『試合開始まで残り5秒』
勝つために作ったプランを思い出せ。
そして成功をイメージしろ。あいつは舐めている相手には確実にあの文字を使う。
『試合開始!』
ブザーとともに小山は宙に文字を書く
小山「《エフェクティブサイン》轟」
その文字が浮かび上がると教室に爆発的な音が広がる。普通なら耳を抑えて身動きが取れなくなるだろう。だが白夜は違った。小山のクリスタルに向かって走っていた。
そしてポケットからボールを取り出しクリスタルめがけ投げていた。
小山「なっ!」
一瞬小山の思考は停止した。自分の作戦がばれていたことに戸惑いを隠せなかった。闘いにおいてその動揺は隙になる。が小山はすぐに立て直し綺麗に投げられたボールを避けて見せた。その間に白夜は小山との距離を腕を伸ばせば届く程度まで寄っていた。
そして白夜は小山のだるだるになっている袖を掴みねじり身元へ引っ張ると同時に小山の足を払った。小山は体勢を崩し前のめりに倒れ地面に手をついた。
白夜「はい、終わり。」
と言うと端末からブザーが鳴り響いた。
『勝者城田白夜』
花袋「城田君すごいですね!能力がないのに勝つなんて!」
エルナ「まあ、私ほどじゃないけどやるね白夜。」
白夜「まあね。」
小山「……ありえない。こんなのありえない!」
白夜「あり得てるからこうなってんだろ。解れよ。」
小山「なんで!なんで俺が負けたんだ!?」
白夜「お前が俺を舐めてたから。そうだ、いいこと教えてやるよ。どれだけ能力が強くても行動パターンが決まってると弱いんだよ。ソースはドラ○エ。」
ビミィ「ソースの出どころがゲームでよかったりゅい。リアルとか言われたら」
白夜「ビミィ煩いぞ。さて、帰って続きやるか。」
自分の部屋(まあ寝袋なんだが)に帰る途中
ビミィがニヤニヤしながらこう言った。
ビミィ「今年はエルナに白夜それ以外にも粒ぞろいだりゅい。今年のルーキー戦が楽しみだりゅい。」
白夜「それは俺もだ。」
早くルーキー戦が始まってほしいと思った。
こんな感じて戦闘シーンを送ります。
次回「ようやくオリエンテーション」