High School lyrical Nanoha ※連載休止中   作: いがみ合う双子

2 / 2
連載決定しました!!

と言っても仕事があるので不定期更新になると思いますが気長に待っていてください。

て事で、第二話です。


第二話 再会、そして過去の約束

優雨side

 

 

「はい、これで手続きはおしまいです。ようこそ、St,ヒルデ学院へ"明星優雨"さん。」

 

僕はあのちょっとしたハプニングの後、ここの理事長室に向かった。この学院の編入手続きを書くためだ。

 

実はこのSt,ヒルデ学院は前まで女学院だったのだが、この学院の前の理事長が共学制したため男性も入学することはできる。

 

二年前までは男女率が3:7だったが今は5:5とよくある共学校と同じ比率になっている。

 

だから僕も安心して高校生活が出来る訳だ。どこぞの某ラノベみたいに女学院にたった一人だけの男子なんて状況にはならないのでご安心を。

 

「ふふふ。」

 

すると突然理事長が微笑む。

 

「どうかしたですか?」

 

「ううん。ただ、あんなに小さかった優雨君がこんなに大きくなるんだも。少し嬉しくてね。」

 

さらに、何を隠そうこの学院の現理事長の"カリム・グラシア"さんとは小さいころに会ったことがあるのだ。

というよりも、この海鳴市に小さいころ住んでいたのだ。

 

その時によく親の関係で出会うことがあったためそこで知り合いになったのだ。

 

「まあ、あれからもう十年たってますからね。」

 

「そうね。」

 

と、そのまま昔話で盛り上がっていると予鈴が鳴る。

 

キーンコーンカーンコーン

 

「あら、もう時間かしら。」

 

そうカリムさんが言うとコンコンと扉がノックされる。

 

「どうぞ。」

 

「失礼します。」

 

ガチャと扉が開くと銀髪の女性が現れる。

 

「理事長、編入生を向かいに来ました。」

 

「ご苦労様です、"理音"先生。」

 

「いや、教師としてはあたりまえだ。」

 

理音先生と呼ばれる女性がこちらに振り向く。

一瞬だけ見惚れたのは秘密だ。

 

「君が編入生くんかな。私は君の担任になった"八神理音"だ。よろしく頼むよ。」

 

「えっと、明星優雨です。」

 

僕は簡単自己紹介をして握手する。

担任の先生が怖い人じゃなくてよかった。

 

「では、この子をクラスに連れて行きます。」

 

「ええ、おねがいしますね。」

 

「では、行こうか。」

 

そう言って理音先生は理事長室を出る。僕もその後を追う。

いったいどんなクラスなのだろうか。今からドキドキが止まらない。

 

 

この時、あの時ぶつかってしまった女の子と再会するとは思いもしなかった。

 

 

 

優雨side out

 

 

 

なのはside

 

「ふにゃぁぁ、疲れた〜。」

 

「まったく、今時目覚ましが止まってたなんて小学生でもあり得ないわよ。」

 

私は今、自分の机にへたり込んでます。

まさか、目覚ましが壊れていて鳴らなかったなんて思いもしなかった。

 

その結果、ダッシュで学校に向かってる時に男の子とぶつかっちゃって本当にギリギリで教室に着いたのだ。

 

「だったら、帰りに目覚め時計買って帰ろっか?」

 

「そうね。また遅刻されかけれてもあまりにもかわいそうだし、買って行きましょうか。」

 

「ごめんね、"アリサ"ちゃん"すずか"ちゃん。」

 

と、私の親友であるアリサちゃんとすずかちゃんと今日の放課後の予定を話す。

 

私の小学生からの親友の二人。

"アリサ・バニングス"ちゃん。小学生の時、ちょっとした出来事で知り合った少し強気で、でも寂しがりの女の子。

 

それともう一人、"月村すずか"ちゃん。この子も小学生の頃で一人読書してるところをアリサちゃんと一緒に話しかけてそのまま友達になった内気気味だけどとっても友達思いの女の子。

 

私はこの二人に出会えて本当によかったと思う。でなかった、今頃一人ぼっちだったと思うから。

 

「ありがとね、二人とも。」

 

「ん?なんか言った?なのは。」

 

「ううん、なんでもないの。」

 

どうやら声に出てしまったらしい。ありがとうなんて恥ずかしくて言えないもの。聞こえてなくてよかった。

 

「そういえばなのは。」

 

「ん?何?」

 

アリサちゃんが突然質問してくる。どうしたのだろうか。

 

「あんたが朝にぶつかった男子って誰なの?」

 

「ああ〜、あの時急いでたから名前聞いてなかった。」

 

「そうなの?」

 

「うん。でも、なんであんなに余裕そうに歩いてたのかな?」

 

あの時ぶつかってしまった男の子。

名前を聞かずじまいだけど、誰だったのだろうか。

 

けど、あの男の子。

 

「見たことがあるような・・・。」

 

でも思い出せない。

どこかであったことあっただろうか。

 

「見たことあるんなら覚えてるはずでしょ?」

 

「う〜ん、もしかしたらまだ小さい頃かな〜。」

 

すると、一瞬だけどある場面が思い浮かんだ。

 

ーーわたし、しょうらい" "くんのおよめさんになるー。

 

「・・・もしかして・・・。」

 

あの時の男の子?

 

その時、扉が開く。気付いたら朝のSHRの時間になっていた。

 

「と、話の続きはまたあとね。席に戻りましょすずか。」

 

「うん。じゃあ、また後でねなのはちゃん。」

 

「うん。また後でね。」

 

そう言ってアリサちゃんとすずかちゃんは自分の席に戻っていく。

 

「さてと、号令を。」

 

「起立・・・礼・・・着席。」」

 

アリサちゃんの号令で朝のSHRが始まる。

 

「さて、今日の予定だが・・・・。」

 

いつも通りに先生からの諸連絡が伝えられる。

だけど、今日のSHRはいつもと違うようだ。

 

「では、ここでこのクラスに編入することになったものを紹介しよう。」

 

「先生、女の子ですか!」

 

クラスの男の子からそんな声が聞こえる。けど、先生は横に顔を振る。

 

「残念だが、男子だ。」

 

すると女の子たちはガヤガヤし始める。カッコイイかなとかどんな人だろうとかいろんな声が聞こえてくる。

 

けど、私はどうにも落ち着かない。というより、胸がドキドキしている。

 

昔のことを思い出したからなのかな。

 

そう思っていると、先生が扉の奥にいるであろう編入生に声をかけた。

 

「入ってきてくれ。」

 

「はい。」

 

返事とともに扉を開け、編入生が教室に入ってくる。

 

この時の私の顔はどんな顔していただろうか。

 

「この度、このクラスに編入してきました。明星優雨です。宜しくお願いします。」

 

ーーじゃあ、ぼくは" "ちゃんのおむこさんになるよ。

 

ドキドキしていた胸がさらにドキドキしてくる。

今の私の顔は真っ赤になってると思う。目の前にいる男の子に昔の頃に会っていた男の子の面影が重なる。

 

ーーわたし、しょうらい"ゆう"くんのおよめさんになるー。

 

「・・・ゆう、くん。」

 

この時、わたしの心の奥にしまっていた恋の感情が蘇る。

 

ーーああ、神様が本当にいたら感謝しきれないや。

 

優雨くんは私の事覚えているかな。覚えていたら嬉しいな。

そう思っているとSHRが終わる。

 

ーー話しかけるなら今だよね。

 

まずは謝ろう。あの時、お別れの言葉が言えなくて。そして言うんだ。

 

ーーあの時の約束を、覚えていますかって。

 

覚えていなかったら悲しいけど、それならそれでまた約束しよう。

 

ーー私、貴方のお嫁さんになってもいいですかって。

 

そして私は席を立って、彼の席に向かった。

 

 

 

でも、神様は意地悪なのか。私の恋を簡単に叶えさせてくれないようです。




次回予告

「久しぶり、になるかな?」

「僕は君とあった事、ある?」

「あれ?これは、歌?」

「ごめんなさい。ここから見える景色が綺麗でね。もしここが立ち入り禁止ならばすぐに出るよ。」

「あんた、あの"フェイト・テスタロッサ"を知らないの?!」

「君は不思議だね。近くにいると心が暖かくなるよ。」

次回 "High school Lyrical Nanoha "
第三話 金色の歌姫

背中合わせで貴方/貴女を知りたい。





タグにあった乙女はお姉さまに恋してる(雰囲気)は次回予告の雰囲気をおとぼくみたくするという意味です。

今回で主人公の名前が出てきました。
明星優雨で読み方は"あきぼし ゆう"です。

さらに今回から予告を書いていきます。
この作品が良き作品にできるように頑張っていきます。
では、この辺で。
次回もお楽しみに〜
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。