修学旅行―――それはボッチにとっては班を組むという地獄の所業を無理やりに行わされる悪しき伝統行事であり、ボッチが気合を入れなければいけない行事でもあった。
だが雪乃という恋人ができ、奉仕部という関係がある俺にとってはそんなに地獄の所業ではない。俺が1人でボーっと班決めの時にしていれば隼人が反の中に入れてくれたし、由比ヶ浜もいる。
今回の修学旅行先は京都。行先はある程度決められているが過程に関しては俺たち生徒に任されているので寄り道しようなど考えることが出来るのだ。
無論、俺達も例外じゃない。
奉仕部としての寄り道は既に決まっており、今は雪乃の家で俺たちの寄り道を考えているところだ。
「ねえ八幡。ここなんてどうかしら」
「良いんじゃねえの? でも行く場所が多くてもあれだろ」
「どうして?」
「そ、そりゃ…………ふ、2人でゆっくりできねえだろ」
そう言うと雪乃は少し顔を赤くし、小さく笑みを浮かべると俺の肩に頭を乗せて俺の腕に抱き付いてくる。
風呂に入った後だからシャンプーの良い匂いが俺の鼻孔を擽るとともに興奮の度合いが膨れ上がってくる。
い、良い匂いがする……い、いかんいかん。こ、このままでは興奮に任せて雪乃を押し倒しかねない……そ、そりゃ押し倒したい気持ちはあるけど。
ガイドブックを一旦横に置き、雪乃の頭を優しく撫でるとこそばいのか雪の体を少し動かす。
その度に雪乃の体が俺の腕を擦り、余計に俺の興奮の度合いを上げてくる。
まさかこいつ、わざとこうやっているのだろうか……か、可愛すぎる。
「雪乃」
「んっ」
我慢できず、雪乃の顎をくいっとあげさせて彼女の了承なしに唇を奪う。
雪乃は少し驚いた様子だったがすぐに落ち着き、俺の首元に腕を回してきてぴったりとくっついてくる。
…………少しだけ先に行ってみるか。
舌先で軽く雪乃の唇を叩いてみると一瞬、体をびくっとさせる、ギュッと俺の服の襟の部分を握るが向こうからも下が伸びてきて俺の舌先と彼女の舌先がぶつかり合う。
それを了承と見た俺はそのまま勢いよく舌を彼女の口内に差し込むと逃げ惑う彼女の舌を捕まえ、からめさせるように舌で舌を捕まえに行く。
「んちゅ……んんんん!」
舌が重なり合う度に体をビクつかせる雪乃の姿を見てさらに俺の嗜虐心が燻られ、さらに激しく絡めさせていく。
部屋にはいやらしい水音が木霊し、彼女の口の端からどちらの元も言えない唾液が流れおちてくる。
興奮のボルテージがもうメータを振り切った俺はそのまま彼女をソファの上で押し倒し、上から乗っかりながら口内で彼女を苛めたおす。
指と指を絡ませ、雪乃の股に足を入れ込み、激しく絡まり合う。
「んちゅっちゅ! んんぅ……はぁ」
口を離すとつーっと線が伸びる。
紅潮した彼女の顔がやけに艶めかしく見え、自分でも分かるくらいに鼻息が荒くなる。
「八幡……貴方、意外とSっ気があるのね」
「お前限定だ。雪乃」
むしろ雪乃の所為というまである。雪乃がこんなにも可愛いから。
「そう言うお前はMっ気があるな」
「そうね……貴方にしか見せない顔よ」
そう言われるとともに唇を塞がれ、先程とは打って変わって雪乃が主導権を握り、俺の口内を苛めたおしてくる。それに負けじと俺も舌を使って雪乃を苛めたおす。
付き合い始めて一番、熱い夜を俺達は過ごした。
こんな感じでショートストーリを上げていきます。