僕の、守りたいもののために   作:東仙ミカゲ

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こんにちは、ミカゲです。


今回から原作本編に入っていきます。
といってもだいぶ改変していきますから原作どおりには進めません。

時間を飛ばして一気に小学4年生になりました修哉君のまじこい活劇、これから開演です!


第一章〜幼少期〜
第三話~家族となって、そして~


修哉がセイバーと出会い、川神院に住むようになってから数年がたった。

 

 

毎日修行に明け暮れ、学校で勉学に励むその姿はどこか楽しそうだった。

 

 

そんな日常を送っていたある日のことだった。

 

 

 

「え、ももに会いにきた子がいる?」

 

 

「そうなんだ。なんか私の力を借りたいらしくてな。」

 

 

 

百代は良くも悪くも強いことで有名だ。そして百代と仲良くしている修哉もなし崩し的にだが有名である。

 

 

 

百代と仲良くしているのが気に入らない生徒に絡まれて喧嘩になったが相手にならず、圧倒的速さと強さで倒したことから川神の風神と呼ばれている。

 

 

 

閑話休題。(そんなことは置いといて)

 

 

 

 

「それで、何で僕にそれを伝えたの?」

 

 

「私一人だとやり過ぎそうでな、ストッパーを頼もうかと。」

 

 

「ああ、前にお爺ちゃんとルーさんに起こられてたもんね。」

 

 

「…まあそういうことだ。修哉にも来てほしいわけだ。」

 

 

 

修哉にとって百代は幼馴染であり家族だ。そんな存在である彼女からの願いを聞き入れることは修哉にとって当たり前だった。

 

 

 

「わかった、僕も行くよ。他ならぬももからの頼みだしね。」

 

 

「さすが修哉だな!じゃあ早速いくぞ!実は門の前にそいつがもう来てるんだ。」

 

 

「事後報告なんだ…まあいいか。ももらしいし。」

 

 

 

修哉は苦笑しながら百代に門まで手を引っ張られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

門について、そこにいたのは修哉と同年代のどこか大人びた少年であった。

 

 

 

「よ!待たせたな!」

 

 

「いえ、大丈夫ですよ川神先輩。」

 

 

「そうか、ならいい。修哉、あいつが私に会いにきたやつだ。」

 

 

 

少年が修哉の姿を捉えたとき、少し驚いた。何で風神がここにいるのか、と。

 

 

 

「風神…?なんでここにいるんだ?けど、今はそれはいいか。俺は直江大和、よろしく。」

 

 

「大和か、僕は如月修哉。よろしくね?」

 

 

「そうだ直江!さっきの取引、オーケーするぞ!その上追加の戦力だ!悪くはないだろ?」

 

 

「武神に風神か、戦力的には問題ないな。」

 

 

 

大和は満足そうに頷いて答える。

 

 

 

「あとな…お前、私の舎弟になれ!」

 

 

「あれ、如月は違うんですか?」

 

 

「修哉は弟と言うより年は下だが兄っぽいからな。」

 

 

 

同年代の子達と比べ、修哉は精神的に熟してしまっているために年上に見られがちである。

 

 

本人はあまり気にしていないが。

 

 

 

 

(ふむ…確かに川神先輩とつながりがもてるし風神とも連絡がとりやすくなる。デメリットは見当たらない…)

 

 

「わかりました、あなたの舎弟になります。」

 

 

「きまりだな!よし、誓いの儀式だ!」

 

 

 

そう言って百代は小指を出す。いわゆる指きりげんまんというやつだ。

 

 

大和も小指を出し百代の指と絡める。

 

 

 

「うーそついたらわたしの腕のなーかでなぶりこーろす♪」

 

 

「…え?」

 

 

 

童謡にしてはあまりにも残酷な歌だった。

 

 

現に大和の顔は見る見るうちに青ざめていく。

 

 

――――もしかしたら、早まったかもしれない…

 

 

大和はそう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先ほどまでの出来事があった所から場所を移し、原っぱに来ていた。

 

 

因みに、さっきの百代の行為は修也にでこピンされて、普通のゆびきりげんまんになった。

 

 

そして呼び方も変えさせた。百代は姉さん、修哉は呼び捨てだ。

 

 

 

「ここに大和が言っていたいじめっ子のやつらが来るのか?」

 

 

「ああ、わざわざ日時まで指定してきたんだ。あと30分もすれば来るはずだ。」

 

 

「そういえば耳たぶにコンパス刺されたって子はどこにいるの?」

 

 

「それなら…キャップ!みんな!こっちに来てくれ!」

 

 

 

そう言って原っぱに集まっていた数人の少年らを呼び寄せる。

 

 

真っ先に口を開いたのはバンダナを頭に巻いた少年だった。

 

 

 

「よく来てくれたな!川神先輩に…あれ?修哉じゃねーか!」

 

 

「あれ、キャップ?そうか、いつも遊んでるのって大和にモロ、一子とガクトだもんな。」

 

 

「なんだ、知り合いか?」

 

 

「うん、学校でよく遊ぶ友達なんだ。」

 

 

 

修哉とキャップ――――風間翔一とは仲がいい。

 

 

放課後に冒険と称して隣町に遊びに行くのは日常茶飯事だ。

 

 

モロと一子はクラスが同じで、ガクトは翔一に紹介してもらった。

 

 

修哉が大和のことを知らなかったのは単にタイミングが合わなかっただけである。

 

 

百代が全員に改めて自己紹介し、本題に入った。

 

 

 

「ねえキャップ、傷口見せて。」

 

 

「おう、いいぜ。」

 

 

 

そういって翔一は耳たぶを見せる。それを見た修哉は一瞬だけ眉をしかめる。

 

 

 

「確か一子をかばって刺されたんだっけ…本当に治さなくていいの?」

 

 

「おう!」

 

 

「そっか、なら僕は何も言わないよ。…それに一子を守った勲章だしね。」

 

 

 

翔一の傷を見て泣きそうになるがそれを慰める修哉。

 

 

 

「そういえば、そろそろじゃないか?」

 

 

「ああ、多分もうすぐ――――」

 

 

「よう、逃げないでよくここに来たな。」

 

 

「来たみたいだよ、姉さん。」

 

 

「――――そうみたいだな!」

 

 

 

小学生の子供がするにはあまりにも不釣合いな獰猛な笑みを浮かべる。

 

 

これから始まる一方的な狩り――――

 

 

修哉は心の中で合掌した。




キリがいいところで切ろうとしたらまさか戦闘前で終わるとは…




次話は修哉君初戦闘です。



それではまたお会いしましょう。
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