前の話で百代は高校一年生ってなってましたが設定を見直したら矛盾があったので修正して中学3年生にしました。過去に出会っていたらというお話なのでそっちの方がいいかなーって。後、この話には独自解釈やオリジナル設定があります。それでもいいって方はどうぞ。
並盛町・春
「何時までも寝てんじゃねえ。さっさと起きろ。」
「ぎゃっ!?」
黒いスーツの子供 リボーンはベットで寝ている少年に向けて跳び蹴りをした。リボーンによって蹴り起こされたのは栗色の髪の少年の名は沢田 綱吉である。
虹の代理戦争から時が経ち中学3年生になった綱吉は大きな戦いもなく平穏を満喫していた。
「いてて…何するんだよ!? リボーン!」
折角の休みにも関わらず蹴り起こされた綱吉はリボーンに不満をぶつける。
「うるせぇ。休みだからって平和ボケしすぎだダメツナが」
「ヒィ!」
リボーンは綱吉に銃口を向ける。
リボーンに銃を向けられビビる綱吉は悲鳴を上げる。虹の代理戦争から心身共に成長しているがビビりは治らなかった。
「ママンが朝食作って待ってるんだ。早く降りてこい」
リボーンはそう言って一階へと降りていった。綱吉は折角の平穏がとため息をつき、下へと降りていった。
◇◇◇
「あっ、ツッ君おはよー! ご飯できてるわよ」
「あっ、ツナ兄おはよー!」
「ツナサン、オハヨー!」
「ツナ、やっと起きてきたの?」
「アハハ、みんなおはよう」
笑って朝の挨拶をする母さん、フゥ太、イーピンと今頃起きてきた綱吉に不満をもらすビヤンキに綱吉はおはようと返す。
「リボーン! ちねぇー!」
「失せろ」
「グピャ!?」
リボーンを暗殺?しようとするランボ。そのランボを返り討ちにするリボーン。
いつもの光景が広がっていた。
(平和……なのかな…)
平和の定義が分からなくなってきた綱吉であった。
◇◇◇
「うーん。いい天気だな~」
大空の下、綱吉は腕を伸ばしながら一人散歩に出掛けていた。
「それにしても今日のリボーン。何企んでるんだ?」
それは朝食の後の事だった。
◇◇◇
「おい、ツナ」
「ん? なんだよリボーン」
朝食を食べ終え、今日は何をやらされるのかと考えている時、リボーンが話しかけてきたのだ。
「今日の特訓や勉強は無しだ。たまには散歩にでも出掛けてこい」
「え!?」
綱吉は驚いた。リボーンが休みを言ってきたのだ。リボーンはスパルタだ。
特に虹の代理戦争が終わりネオボンゴレ
例えば大量の猛牛に追い掛けられたり、生身で滝登りをさせられたりと常人じゃあ出来ないことを平気でさせてくる。但し綱吉はクリアしているので本人は否定するが間違いなく常人ではないだろう。
「何企んでるんだよ、お前」
綱吉はリボーンに疑いの目を向ける。こういうときのリボーンは何かを企んでいる時だ。綱吉は今までの経験からそれが分かっていた。
「つべこべ言わずにさっさと行け」
「グハッ!」
◇◇◇
「ハァ…どうしよっかな~」
無理矢理に外に追い出された綱吉はどうしようか考えていた。リボーンの狙いは分からないが何かを企んでいるのは明白だ。おまけに
「そういえば今日、獄寺君来なかったな…」
綱吉は今日の朝、獄寺が来なかったのを思い出した。いつもなら朝食が終わるぐらいの時間に来るはずなのに今日は来なかった。まあ獄寺にも都合があるのだろうと思い気にしないことにした。そして──
「ん?」
十数メートル先にこの辺りでは見たことのない少女を見つけた。
その少女は何かを探すように見回しているかと思ったら何かを考えるように頭を抱え唸り始めた。お人好しである彼は何か探してるのかなと思い、声を掛けることにした。
「あのー…」
「ん?」
綱吉に声を掛けられ、その少女は振り向いた。
(うわ!? むちゃくちゃ美人!!)
離れていた時は気付かなかったがその少女はスタイル抜群で綱吉よりも高い背、長く伸びた綺麗な黒髪に整った顔立ち。
美少女や美女と言っても差し支えのない少女だった。
「な、何かお探しですか?」
今にも赤くなりそうだったが、必死に抑えて少女に再び声を掛ける。
「あー、ちょっと人を探しててな」
「人?」
人探しならばこの辺りは大体知ってるし力になれるかもしれない。
「沢田 綱吉っていうんだけど知らないか?」
「沢田って人ですね。それなら…………え?」
一瞬、聞き間違いかと思い、もう一度聞くことにした。
「え、えっと。もう一度お願いします」
「沢田 綱吉って名前だ」
聞き間違いじゃなかった。
「え、えええぇぇぇぇぇぇぇ!!!??」
綱吉の叫びが響き渡り、突然の事に少女も驚愕する。
◇◇◇
「え、えええぇぇぇぇぇぇぇ!!!??」
少年は探している人の名前を告げた後、驚愕と困惑が入り交じった声で叫び始めた。流石の百代も突然の事に驚愕してしまう。
「ど、どうしたいきなり!?」
「え!い、いやそのー…」
少年は言葉を濁していた。そして決意したかとように口を開く。
「さ、沢田 綱吉ってオレの事なんだけど……」
「え?」
この少年はなんと言った?──百代はそう思った。少年は沢田 綱吉は自分の事だと言った。
百代は少年を見る。その少年は栗色の髪に幼さを残した顔立ちに頼りなさそうな雰囲気。とてもじゃないが強そうには見えなかった。
「え…」
「え?」
「えええぇぇぇぇぇぇ!!?」
百代もまた驚愕する。
これが後に最強と呼ばれる武神と後に最高と謳われる大空の最初の出会いだった。
REBORN!からしたら未来ですが、この小説はマジ恋が主なのでマジ恋から過去になります。