さあ、愛を演じよう   作:玉露入りお茶

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二日遅れて真姫ちゃんお誕生日おめでとう!

西木野真姫編を書くのは当分先になりそうですが。

書き続けたいです。

では二話目をどうぞ。


元気な奴

数日後、放課後に部活をやっていたら校舎裏で高坂の姿を見かけた。変な動きをしていた、いつもグータラしている高坂が運動をしているので近づいて見てみると。

 

「ここでクルッと・・・ってうわっ!」

 

「なにやってんだ高坂・・・」

 

「イテテ・・・」

 

高坂がスクールアイドルになると決意した日。あれからあいつら三人はアイドル部を作ると生徒会長に申し出たが即却下されたらしい。

 

「大丈夫かよ、ほら」

 

「ありがとね」

 

今、高坂は踊っていた、なんのダンスかはわからないが一人で練習をしていたのだ。まあ、回りに回って転けたのだが。

 

「よく頑張るな、部活すら立ち上がらなかったのに」

 

「へへ、偉い?」

 

「偉いと言うか、神経が図太いと言うか・・・」

 

止めろと上級生から言われたのによくやるものだ。

 

「へへ、今は踊りの練習をしているの海未ちゃんがまだ部活だしことりちゃんは衣装を作っているから私一人なんだ」

 

「だから、踊りの練習?」

 

「うん、私、あんまり運動していなかったから」

 

それで校舎裏で練習していたのか。高坂って案外努力家なのかもしれない。

 

「あ!、ねぇ!君は陸上部なんでしょ?今から踊るからちょっと見ててよ」

 

「え?、いや待て、陸上部だからって運動の事に関してなんでもかんでも出きるわけじゃないぞ!?」

 

「いいから、いいから!」

 

「はぁ」

 

俺の考えを無視して踊り始める高坂、踊っているさいの高坂はいつもとは見違える程の集中力を出している。あまり激しい動きは無いが、恐らく、園田さんや南さんが入る事によってわかる三角形のポイントの一角に入ろうと動いている。

 

「♪~」

 

高坂は時折曲を口ずさみながら踊る、まだ表情や動きがぎこちない場所もあるが、たった数日でここまでやるとは想像もしていなかった。

 

 

「ッ?・・・うわっ!」

 

また、転けた。

 

「痛~い、またお尻ぶつけちゃった」

 

ターンして転けたので恐らく先程と同じ場所なのだろう、上手く踊れない部分があるようだ。俺は転けた高坂のそばにより手を差しのべる。

 

「大丈夫か?」

 

「うん、なんとか・・・」

 

高坂を立たせ、恐らく高坂のであろうタオルを取り、渡しながら言った。

 

「よかったよ、想像以上だ」

 

「本当!、やった!」

 

「だけど、動きがまだぎこちないって感じる、後は歌の事考えて動いたのかな?だからこけるんじゃないかな?」

 

「あう・・・そうかも」

 

喜んだり、落ち込んだり、挙動がいちいち大きい奴だな、高坂は。

 

「まあ、練習してけばきっと歌いながらでも踊れるよ」

 

「そう?、ありがとう」

 

そういえば、先程の踊りを見ていてふと感じた事ができたあった。

 

「高坂はどうして廃校を止めようと躍起になっているんだ?」

 

「え?」

 

俺がかなり疑問に思っていること、学校の廃校と言っても別に今直ぐではない、今の一年生が卒業するまでは学校は続く。面倒臭がり屋の高坂だ、楽しい事には食らいつくが正直、何故廃校阻止をしているかわからん。

 

俺の質問に高坂はキョトンとした顔をしたが、その後ニッコリとして笑って言った。

 

「私のお母さんもお婆ちゃんも音ノ木に通ってたんだ、だから憧れだったの音ノ木の制服着て、海未ちゃんやことりちゃんと学校に通って楽しく毎日を過ごすのが・・・」

 

高坂は先の運動で疲れていながらも力強く俺に説明をしてきた。

 

「生徒会長に駄目って言われたけどお母さんの卒業アルバムを見てヤッパリ思ったの、音ノ木の為に頑張ろうって私達の思い出を無くさないようにしようって」

 

なんだろう、何故ここまで説得力があるのだろうか、いつも見ている高坂とは何か違う、強さを感じる。

 

「それに!海未ちゃんとことりちゃんだけじゃなくて皆協力してくれて、今、色々やってるんだよ!」

 

ぐいッとこちらに近寄ってくる高坂、顔が近い。

 

「まず、月末に新入生歓迎会の後、ライブをやることになったし。海未ちゃんが歌詞を作ってくれて、一年生の真姫ちゃんって子が作曲してくれたのそれから・・・」

 

めげずに頑張るそんな女の子。

 

「あ、後名前が決まったんだよ、私達のグループアイドル名!それは・・・」

 

「高坂・・・」

 

「?」

 

「元気な奴だなお前は」

 

コイツが元気に色んな事やってるとこっちまで元気になるようなそんな気がする。やっぱり高坂には人を惹き付ける何かがあるんだろう。

 

「なぁ、俺も手伝っていいか?、廃校を阻止するの」

 

「え?」

 

「陸上部の俺が手伝える事なんて、少ないだろうが、お前を見ていたら、なんか出きる気がしてな、廃校阻止」

 

「・・・」

 

あれ?、なんか高坂がだんまりだ、もしかして嫌だったのだろうか、アイドル活動だしやはり女の子だけっていう方がよかったのだろうか。

 

俺は少し不安になりながらも高坂を見ていたが、突然手をつかまれ予想とは違う返事が来た。

 

「もちろんだよ!一緒に頑張ってこ!」

 

高坂は俺の手を両手で握りながら笑顔で言ってくれた。だから俺も勿論返事をする。

 

「ああ、頑張ろう」

 

スクールアイドルになんて余り興味は無いが、それでも一生懸命元気にやっている女の子を見ると応援したくなる。男子ってのは、そういうもんなのかもしれない。

 

「じゃ、行こ!」

 

「は?」

 

「練習!多分海未ちゃんがもうすぐ部活終わると思うから、神社で練習するの!、君が見てよ!」

 

唐突すぎる、バイトで採用決まってその日から働くとかじゃないんだぞ?

 

「いや、俺はまだ部活あるし・・・」

 

「いいから、いいから!」

 

俺、人生で初めて部活中に無断で居なくなる。

 

いままでは、毎日のように練習してたのにな・・・。タイム イズ マネー、時は金なり。けしてお金にはならないけど高坂の為に時間を使うのは悪くないかもしれない。そんな気がした。

 

「じゃ、頑張ってこ~!」

 

元気な奴、これからもコイツに振り回されるのであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、顧問にメチャクチャ怒られた。

 

 

 

 

 

 

 




はい、二話目はこんな感じです。
主人公が高坂穂乃香に興味をもち惹かれ始めてる感じが出ていたらよかったと思います。

感想、指摘、よろしくお願いします。

改正;5月1日

音乃木の乃をノに訂正
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