リルドの冒険譚   作:1103

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アニメ版で、ドレットパックの皆さんが、ラーメン屋を出しているシーンを見て、思いついた話です。今回はちょっと短めです。


番外編2、目指せ、極上ラーメン! ドレットパックの挑戦!

食の革命から数週間後。アキバの街に様々な料理が溢れ、人々は美味しい物を求めた。アキバはまさに、グルメ時代真っ只中であった。そしてまた一つ、新たな料理に挑戦しているギルドがあった。

 

―――――――――――

 

ここはドレットパックの厨房。そこで彼等は、ある挑戦をしていた。

 

「へい、おまち・・・・・・」

 

スマッシュは慎重に丼をにゃん太に差し出した。

 

「それでは、拝見させて貰うにゃ」

 

そう言って、丼の中身――――ラーメンを口にする。麺、具材、スープにいたる全ての食材を一つ一つ味わいながら食べるにゃん太。それを緊張の赴き見守るドレットパックの四人。そして、丼が空になった。

 

「そ、それで大将? どうだ?」

 

スマッシュが恐る恐る尋ねると、にゃん太の評価が発表された。

 

「・・・・・・はっきり言って」

 

「・・・・・・ごくっ」

 

「ダメですにゃ」

 

その一言に、四人はガックリ肩を落とした。

何を隠そう彼等は、アキバの街にラーメン屋を出そうしていた。その為のラーメン作りに、にゃん太に協力して貰っていたのである。

 

「くあ~! 自信作だったのに、駄目か~!」

 

「一体何が駄目だったのよ?」

 

リコピンがそう尋ねると、にゃん太は丁寧に解説し始めた。

 

「麺、具材に関しては文句は無いにゃ。しかし、スープに僅かな臭みが残ってしまっている。そのせいで、せっかくの素材が生かされるどころか、逆に殺してしまっているのにゃ」

 

「つまりダシか」

 

「でも、ここいらで使えそうな物は全て使ってみたけど、全部にゃん太さんにダメだしされたよ」

 

「う~む・・・アキバから少し離れた場所まで行くか・・・いやしかし・・・・・・」

 

ゲーム時代とは違い、遠征するにはリスクが高くなっていた。目処が無い状態で行くのは得策では無いと、スマッシュ達はそう考えていた。

 

「それなら、翡翠の湖に行ってみては如何だにゃ?」

「「「「翡翠の湖?」」」」

 

「アキバから約数キロ離れた場所にある湖だにゃ。そこで専用のアイテムを使えば、特殊モンスターと遭遇出来るんだにゃ」

 

「そんなモンスターが居たのか・・・よーし! 早速明日行ってみよーぜ!」

 

こうしてドレットパックは、翡翠の湖に行く事にした。

 

―――――――――――

 

翌日。装備万全の体制で、スマッシュ達は翡翠の湖に訪れた。

 

「ここか。よーし、早速始めようぜ」

 

四人はにゃん太から譲って貰った専用アイテム―――ビックカエルを使い、特殊モンスターを釣り上げようとしていた。

 

「こんなんで釣れるのかしらねぇ・・・・・・」

 

「にゃん太の旦那が言ってたんだから、間違いないだろう」

 

「そうは言ってもねぇ・・・・・・」

 

「・・・・・・ん?」

 

するとストロガノフの竿が動き出す。そして強い引きが感じらた。

 

「来た! なんか来たよ!」

 

「なにぃ!?」

 

「でかしたぞストロガノフ!」

 

「手を離すんじゃないわよ!」

 

ストロガノフの竿に、スマッシュ、カツオ丸、リコピンの三人が掴み、彼と共に特殊モンスターを釣り上げようとする。

 

「行くぜ野郎共! 一気に釣り上げるぜ!」

 

「「「おおー!」」」

 

四人は力を合わせてモンスターを釣り上げようとする。その攻防はしばらく続き、そして遂にモンスターを釣り上げる事が出来た。

 

「よっしゃあー! 釣り上げ・・・・・・た?」

 

そのモンスターの姿を見て、四人は唖然とした。その姿は魚と恐竜が合わさったような姿であった。 しかもかなり巨大で、全長10メートルは軽く越えていた。

 

「デカ!?」

 

「こ、これが特殊モンスター?」

 

「レベルは80か、ちょっと厳しいかな?」

 

「へん、上等だ! 三枚に卸してやるよ! 行くぜ!」

 

スマッシュ達は武器を構えて、モンスターに斬りかかって行った。

 

―――――――――――

 

翌日。あちらこちらに怪我をしたスマッシュ達は、再びにゃん太にラーメンの試食を頼んでいた。

 

「へいおまち! 今回は傑作だぜ!」

 

「ふむ、それでは拝見させて貰うにゃ」

 

にゃん太は麺、具材、スープにいたる全ての食材を一つ一つ味わいながら食べる。それを緊張の赴き見守るドレットパックの四人。そして、丼が空になった。

 

「ふむ・・・・・・」

 

「「「「・・・・・・ごくっ」」」」

 

「美味しいですにゃ。これなら、お客様に喜んで貰えるにゃ」

 

「「「「よっしゃー!」」」」

 

にゃん太のお墨付きを貰った四人は、大喜びをした。こうして、魚竜ラーメンが完成したのである。

 

―――――――――――

 

それから暫くして、ドレットパックはラーメン屋を開店した。中でも魚竜ラーメンは好評で、多くの人達がそれを求めて店に訪れて来た。

 

「へいおまち!」

 

「おっ、来た来た! いっただきまーす」

 

店に訪れた記録の地平線のメンバー達は、魚竜ラーメンを食べていた。

 

「おお! こいつはうめぇ!」

 

「うむ、麺がしっかりしていて、食べ応えがある!」

 

「野菜もチャーシューも美味しいぜ!」

 

「スープもサラッとしていて、とっても飲みやすいです」

 

「流石、にゃん太班長が一押しするだけの事はあるね」

 

「もちろんですにゃ。ここのラーメンは、彼らが血と汗と努力の結晶ですからにゃ」

 

「おかわり!」

 

「へいよ!」

 

それから彼等の魚竜ラーメンは、アキバの街でそれなりに有名となった。しかし彼等はこれだけで満足せず、更なる味を求めて、精進していった

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