超人類 俺はお前の事が気に食わねぇ   作:遼明

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超人類、誕生!!

「よっ!! 転生者、気分の方はどうだ?」

「……あんまり優れないねぇー」

 

 俺の目の前にはけらけら笑っている男がいた。その男は神様らしく、さっき自己紹介をしてもらった。

 

「それはそうだろう。お前は自分の力が目覚めぬまま、初めての生涯を終えてしまったんだからなぁ」

「ふん!! 分かった様な口をしやがって!!」

「分かっているさ。お前は人として一歩……いや、それ以上に進んだ人間だ。しかし、前世では覚醒に至らず、生涯を終えてしまった」

「はぁ? 俺がそんな人間の訳ねぇ」

「……君はもう気付いている筈だ。消滅した肉体が元に戻っている事を!!」

「元に戻っていると言うより凄い肉体になっているがな!!」

 

 俺は信じたくなかった。筋肉隆々の大男になっているのだ。顔は厳つく、人を寄せ付けない顔になっていた。

 

「ん? 凄い力を手に入れたのにあまり嬉しそうじゃないな」

「当たり前だ!! 筋肉隆々の大男になったら、人も寄ってこねぇーし!!」

 

 俺は他にも不満を言うと神はそれを聞いて笑いながら言う。

 

「お前は『真の男』になりたかったんだろ? ちょうどいいじゃないか!!」

「…………」

 

 俺は言い返せなかった。

 確かに前世では目指していた。だが、俺には力がなかった。

 どんなに男気があっても迫り来る強敵を倒せなかった。

 仲間を守れなかった。

 

「しかし、今のお前にはそれ(・・)が出来る」

 

 神は俺の心を読んでくる。

 

「今のお前は、『超人類』となり力を得た。男気に反する奴を成敗する事も出来る」

「超人類か……。俺にそんな事が出来るのか?」

「ああ出来る。立ち上がれ超人類よ!! お前の物語(ドラマ)は始まったばかりだ!!」

 

 俺は立ち上がる。道を指示した神に感謝する。

 

「神様……俺は行くぜ!!」

「よし!! お前に新たな名前を授けよう!! お前の名は今から『超人類』だ!!」

 

 

 

 

 こうして、超人類の戦いは始まった。




 ちなみに、姓は超人、名は類です。
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