超人類はポリの職質から何とか逃げ切り、会場に入り口に来ていた。
「やっと、ここまで来たか……。確か試合開始は1時から……急がなくては!!」
超人類はポリのせいで2時間ほど余裕を持って来たにもかかわらず、3時間以上遅刻していた。急ぎ足で会場に入ろうとする。
「君……ちょっといいかな?」
「またかっ!? 貴様ら、そんなに実績が欲しいのかっ!?」
超人類の叫びも虚しく、ポリに囲まれ職質対象者にされてしまう超人類であった。
「くっ……やっと会場に入ることができた」
超人類は目の前に広がるアリーナを見る。そこではISの戦いが繰り広げられており、その戦いを見た超人類は闘志を燃やしていた。
(見ていると血が騒いで来たな……そうだ!!)
超人類は何か思いついたようで急ぎ足で会場を後にした。
(さすが決勝戦……なかなか決めさせてはもらえんな)
織斑千冬の機体『暮桜』がアリーナの空を舞う、対する相手はイギリス代表のレイ・アース、今大会最年少であるが、初代『ブリュンヒルデ』相手に善戦をしていた。
(『ブリュンヒルデ』……私は、簡単に終わらせないっ!!)
レイ・アースの機体こと『
その武器は機体と同じ名前『
この槍は、シ-ルドエネルギーを消費せずにシールドを貫くと言うものだった。しかし、それだけでは、あの『ブリュンヒルデ』と善戦出来るはずがない。その槍は俗に言う『ガンランス』と言うものだった。光学兵器と実弾兵器を積んでおり、オールレンジで敵を狙え。その射撃での攻撃さえシ-ルドエネルギーを消費せずにシールドを貫くと言う馬鹿げた性能だった。
さらにレイ・アースの技術は勿論、千冬対策の研究もあって善戦しているのだった。
(そろそろ、勝負する時が近いな……)
千冬は相手の残りのシールドエネルギーを予想して勝負をする場面を探り始める。
レイの『
「甘いな……この判断は間違いだな」
若さから、いや、経験が少ない為か長引いていた勝負を直に決めたかったレイは最後の最後で焦ってしまったのだった。
千冬の剣とレイの槍が交わる。そしてレイの槍は弾かれ、そのまま機体にダメージを受けシールドエネルギーがゼロになり、試合終了のブザーが鳴る筈だったが変わりに聞こえたのは、アリーナの中心に何かが落ちた爆音だった。
「一体なんだ!?」
千冬はハイパーセンサーを使い、砂埃が舞っている場所を見た。
「織斑千冬!! 俺と勝負してもらおうか!!」
千冬の前に現れたのは、怪しげな覆面を被り、ぴっちぴちのタンクトップと半ズボンを着ている筋肉隆々の大男だった。