超人類 俺はお前の事が気に食わねぇ   作:遼明

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超人類、いただく

 謎の男が現れ会場が大騒ぎになる中、現地のポリは無線を飛ばしていた。

 

「P101から本部に入電、アリーナ内に不審者が現れた応援を頼む。どうぞ」

「こちら本部、了解しました。3分以内に到着します。どうぞ」

「P101、了解」

 

 通信を終え、仲間の元にも無線を入れる。

 

「P101からP201」

「P201です。どうぞ」

「お前、何あんな奴会場に入れてんだよ!! 明らかに不審者だろ!! どうぞ!!」

「知るか!! 気付いたらいなくなっていた!! 分かる!? あの不審者はさっきまで俺が職質してたんだからな!! 本当に訳が分からん!! P201からP301、どうぞ!!」

「P301です。どうぞ」

「お前、外でちゃんと警備していたのか?どっかの飯屋で休憩とってただろ!! どうぞ!!」

「はぁ!? 俺はあの不審者に対して100回以上は職質仕掛けてたね!! オマケに10人掛かりで!! 俺に文句の付けようはないはずだが!? むしろお前らの方がサボっていたんじゃないか? どうぞ!!」

「なぁーーーーーーーーーーーーーーにぃーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

 この後も空しく無線でポリ達は言い争っていた。上司には会話全てが筒抜けと言うのに・・・・・。

 

 

 

 

「私と……勝負したいだと……?」

 

 千冬の目の前には額には『超人類』と書いてある覆面を被り、ぴっちぴちのタンクトップと半ズボンを着ている筋肉隆々の大男いた。ちなみにタンクトップとズボンにも『超人類』と書いてあった。

 

「そうだ!! 織斑千冬、俺と勝負しろ」

 

 千冬はあきれる。この男はISの理論を知らないかと。

 

「貴様は知らないのか? ISはISで無ければ対抗できない事を」

「ふん!! そんなもの俺がぶっ壊す」

 

 その男は笑い飛ばしながら言ったのだった。

 

「お前は何者だ」

「俺は超人類、さぁ織斑千冬よ。勝負を始めようか」

 

 超人類は千冬の前から突然消える。

 

「なっ!? 消えた!!」

 

 しかし、千冬は瞬時にハイパーセンサーを使って攻撃を受け止める事に成功する。

 

「でたらめな速さだな……」

「ほう……今のを受け止めるか。次はどうだ?」

 

 超人類は回し蹴りを放つ、余りの蹴りの速さに避けらずに攻撃を受けてしまう千冬だが、その攻撃を受けたせいで大きくシ-ルドエネルギーを削られる。

 

(蹴りでエネルギーを持って行かれた!? 信じられん)

「今の攻撃でも持つか……面白い!! ならばこれはどうだ?」

 

 超人類は亜空拳を放つため構えるが空から弾丸の嵐が降り注ぎ、超人類を飲み込んだ。

 しかし、超人類には全く攻撃が通じていなかった。全弾直撃したのにも関わらず覆面が少し破れているだけで身体は全く無傷だった。

 

「おお!! 応援が来たかっ!! 意外に早かったな、ポリどもめ」

 

 空にはISが9機あり、その9機の右肩には国際ポリのマークがあった。

 そのうちの1機が少し前に出て、メガホンを取り出した。

 

「そこの不審者ッ!! 選手に対する攻撃行動を止めなさいっ!! 今、止めるなら自首扱いにしてやるぞ」

「遠慮する!! そう言ってつられるようなマヌケではないぞ!! 自首と言うものは犯罪事実が発覚する前にしないと認められないからな!!」

「くっ……。不審者の癖に良く知っているな。ならば強制連行をするっ!! かかれ!!」

 

 ポリたちは合図と共に超人類に掛かって来る。

 

「ならばIS、10機全て沈めてくれる!!」

 

 超人類は気合が入り、無駄に垂れ流している威圧感が通常よりも強力になる。そのせいでポリ及び千冬は一瞬怯む。超人類はその隙を見逃さなかった。

 

「くらえ……明王亜空拳ッ!!」

 

 超人類の亜空を捻じ曲げて繰り出す全方向からの攻撃を受け、ポリのISと千冬のISは一気にエネルギーシールドをゼロにされてISが解除される。

 

「ふん、こんなものか……ん?」

 

 超人類の手のひらには何故か水晶体の様な物が10個あった。

 

「なんだこれは……名前も書いてないし……貰って行くか」

 

 なんとなくポケットに入れる超人類。

 そして、会場が静まり返っている事に気付いた超人類は。

 

「俺は今の人間よりも先の存在、『超人類』!! IS乗りよ、またいずれか会おう」

 

 超人類は、そう言葉を残し、会場から消えた。

 その瞬間、会場は大きく揺れた。ISはISでしか対抗でいないと言う定義はこの日崩された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここは天界・・・。

 

「おお!! 超人類どうした? 連絡もしないで、ここに来るなんて」

「神様、これ何か分かるか?」

 

 超人類はポケットから先ほど手に入れた水晶体の様な物を取り出した。

 

「これ、ISのコアだぞ、どっから持って来たんだ?」

「む!? そうなのか。名前が書いてなかったから持って帰って来たのだが……」

「まぁ、そんな事はどうでもいい。折角コアもあるんだし一様、超人類専用のISを作ってやるといってもお前には必要なさそうだがな」

 

 そう言って超人類からISコアを全て受け取った神はどんなISにするのかを考えていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみに大会終了後、織斑一夏はバスジャックに遭ったらしい。

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