バスケ少年とアイドル   作:山田P

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原作通りですが、
主人公視点で話が展開するので少々飛びます。

ラ!1期「センターは誰だ!?」回です。
主に矢澤さんメインですかね……


episode 13

「10分休憩!」

「はいっ!」

30分近くコート内で走り続けていたとは思えない部長と部員の声。…俺には到底出せない。

 

ふらふらになりながらボトルを取り、タオルを被る。座り込んで休憩していると視界の端に映るスマホの点滅にきづきアプリを起動させる。

 

 

『メンバー増えたよー(*≧∀≦*)』

 

 

実にシンプルで、かつ分かりにくい報告に脱帽です。取り敢えず近々会う必要があるのは分かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませー」

「あの、待ち合わせ…なんですけど」

店員さんといくつか言葉を交わし部屋番号を教えてもらう。

 

例の報告から数日後。

やっと休みの取れた俺は穂乃果先輩達と合流すべく、秋葉原にあるカラオケに来ている。

なぜ、カラオケなんだ……練習は?

 

 

401…402…403…と部屋の前を通り過ぎて目当ての部屋の前に。ノックをし「いてぇ!!」

「え!?あ、ごめんなさい!」

ノックをしようとした所に扉が開き、鈍い音を立て俺の顔面にクリティカルヒットした。

 

 

 

「待ってたよ~、ハルちゃん!」

「桜場君、その、部活の方は……」

「毎週月曜は休みなんで大丈夫です」

園田先輩が申し訳無さそうに聞いてくるが、今日は正真正銘の休みです。この1週間、キツかった……。

 

と、感慨に浸っていると

「えー!ハルちゃん先週来なかったよね!?穂乃果聞いてないよ!?」

「ペナルティで体育館の掃除してたんですよ」

穂乃果先輩のワケわからんツッコミが入る。

なんて横暴なんだ!

 

「言ってくれても良かったじゃん!」

「言った所でどうするんスか」

「穂乃果ちゃん、そろそろ…」

南先輩が穂乃果先輩を宥めようと出るが、穂乃果先輩は聞こえてないかのようにそれを遮る。

「穂乃果達が手伝いに行くとか出来たよ!?」

「馬鹿ですか!?」

 

会って早々、俺と穂乃果先輩の押し問答が始まる。終いには「馬鹿って言った方が馬鹿なんです~」なんて小学生みたいな言い合いにまで発展?すると、

 

「あんたたち、いい加減にしなさい!!!」

 

テーブルを挟んで向かいの席に座っていた黒髪ツインテールに怒られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぶぅ~」

「穂乃果!」

「あははは…」

見るからにふて腐れてますアピールを俺にする穂乃果先輩に園田先輩が注意する。

南先輩は困ったように笑ってる。

 

「で、そいつがマネージャーなわけ?」

さっき俺らを叱った黒髪ツインテールが偉そうに聞いてくる。足をクロスさせてカッコつけたいみたいだが、哀しいかな足は地に着かず宙をぶらついてる。

「マネージャーじゃ無いです」

「じゃあ、なんなのよ」

「プロデューサー」

 

すると、出来るの?とでも言いたげな顔をするツインテールさん。それを見た南先輩と園田先輩がフォローに入ってくれる。

「1stライブも桜場君に手伝って貰ったんです」

「レコーディングもして頂いたんですよ!」

「ふぅーん」

それで?とでも言いたげな目線が突き刺さる。

べ、別になにもないですが!?なにか!

 

 

「まぁ、いいわ。丁度良いからプロデューサーもどきのあんたにも本物のアイドルってもんを魅せてやるわ!」

何だか分からないことを言ったツインテールは立ち上がり、後ろを向く。そして、

「にっこにっこに~♪あなたのハートににこにこに~♪笑顔を届ける矢澤にこにこ~☆にこにーって覚えてラブにこッ!!」

 

 

「わお」

これが俺の第一声。

言いたいことは沢山あった気がするが、俺が発せられたのはこのひと言だけだった。俺が呆気に取られていると、

「ふん、このにこにーのあまりの可愛さに言葉も出ないようね」

何故か満足そうに胸を張って高らかに笑いあげる矢澤にこにー。

これ以上触れたくないなぁ、と思っていると矢澤にこにーの横に座っているショートの女の子が一言。

「やっぱ寒くないかにゃー?」

「ぬぁんですって!!」

矢澤にこにーも高笑いをやめてツッコミに走る。

というか、勇者かコイツ……俺なら一瞬で関わりを絶ち切るレベルだ。

 

 

「まぁ、矢澤にこにーは分かりましたので」

早く次を促そうとすると

「何よ矢澤にこにーって」

「え?だってそう覚えてって言ったから」

「矢澤はいらないわよ!にこにーね!にこにー!!」

「はあ」

良く分からんがこだわりがあるらしい。

 

 

 

 

「じゃあ、次は一年生だね!」

「一年生は3人いるのですが……」

すっかり機嫌が直った様子の穂乃果先輩と園田先輩によって次なる紹介に入ろうとした所で扉が開く。

食べ物でも頼んだのかと思い、僅かにテーブルから身体を椅子ごと移動させる。

「待ってたよー!真姫ちゃん」

「なんでトマトジュースが無いのよ、このカラオケ」

俺の気遣いには目もくれずソファに腰掛ける。

どんなヤツか見てやろうと思い顔をあげると、

「遅かったね」

「あー、もしかして真姫ちゃん迷ったのかにゃ?」

「そ、そんなわけ無いでしょ!」

 

かつて喧嘩した事のある顔が部屋の中に追加されていた。二度ある事は三度あるというが、三度目がこんな形になるとは思わなかった。

 




着々とメンバーが勝手に集まってます。

次回は一年生トリオです。
疾風怒濤のぉ!元気一発!ガンヴァレル!!!

頑張りまーす( ・∇・)
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