バスケ少年とアイドル   作:山田P

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 こんばんは。
 まさかの連日?投稿です。
 このまま行きたい所ですが、、、
 生ぬるく見守っていて下さい。


episode 2

 時刻 18:30

電車にてもみくちゃにされ、やっとの思いで付いた神保町。とても懐かしい。どうやら、俺が思っていたよりずっと思い出深い町だったらしい。

 

…と物思いに浸りつつ、高坂宅を目指して歩き出した数分後。見事に迷った。

思い返せば一度も自らの足で高坂さんの家に行った事は無い。いつも母に連れられていた為、道をろくに覚えていなかったようだ。

連絡をしたいが、生憎俺のスマホに高坂家の電話番号は登録されていない。

 

どうするか考えていると、目の前に長い長い階段が現れた。

 戦う

 道具を使う

 逃げる

取り敢えず、道具は無いため二番目は除外する。

逃げるor戦う……つまり、登るか登らないかである。

 

というのも、この階段は何となく覚えがある。

小さい頃、穂乃果さんとかけっこをした場所だ。もしかしたら登れば道を思い出すかもしれない。ちなみにかけっこは全敗だった。

 

意を決し登ることにし、淡々と歩いていく。出来るだけ無心を保ちツラさをを軽減するようにして…

しかし、中程まで来た所で声をかけられ意識が戻る。

「お参りしに来たん?」

艶やかな髪を後ろでまとめ、赤い袴を着て手には箒を握っている。どうやらこの神社の巫女さんのようだ。

「まぁ、そんな所です」

急いでいたため当たり障り無い返事を返し、巫女さんの横を通り過ぎる。

「何か困ってるんとちゃう?」

後ろ背に言われ、止まってしまう。

あまり顔には出ないタイプだが、そんなに困った顔をしていたのだろうか。

「ウチで良ければ相談に乗るよ?」

立て続けにそんな事を言われる。

この人は絶対に『損するタイプ』だと思う。

誰にでも分け隔てなく優しい、つまりお節介焼きなんだろう。普段はあまり接しないタイプの人間だが、今回はこの人のお節介を頼ることにしよう。

「この辺詳しいですか?」

「まぁそれなりやな」

「……和菓子屋穂むらって知ってます?」

 

 

 

 時刻 18:54

あの後、巫女さんに場所を教えてもらい辿り着いた『穂むら』という和菓子屋。ここのほむまんは上手い。俺も小さい頃から好きだ。

さて、目的地に着いたものの緊張で中々踏み出せない。そこへ後ろから声を掛けられる。

「あの入らないのですか?」

女子だ。大和撫子という言葉が合いそうな女子だ。青みがかった長いストレートの髪に、どちらかというとキリッとした目元。ここまで、THE日本の大和撫子!と言い表せる女子を見たことが無い。

「いえ、ちょっと考え事をしていたもので…」

緊張して入れませんでした。なんて本当のことを言えるワケも無く、声を掛けてくれた彼女に軽く会釈をし穂むらの引き戸を引く。

 

「いっらっしゃいませー」

久々に目を合わせた親戚は、叔母さんでも穂乃果さんでも無く「高坂雪穂」ちゃんだった。

 

 




 ありがとうございました!
 ことりさんを出す予定でしたが
 何故かあの人が!?

 すみません!
 次は登場致しますので!
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