まさかの連日?投稿です。
このまま行きたい所ですが、、、
生ぬるく見守っていて下さい。
時刻 18:30
電車にてもみくちゃにされ、やっとの思いで付いた神保町。とても懐かしい。どうやら、俺が思っていたよりずっと思い出深い町だったらしい。
…と物思いに浸りつつ、高坂宅を目指して歩き出した数分後。見事に迷った。
思い返せば一度も自らの足で高坂さんの家に行った事は無い。いつも母に連れられていた為、道をろくに覚えていなかったようだ。
連絡をしたいが、生憎俺のスマホに高坂家の電話番号は登録されていない。
どうするか考えていると、目の前に長い長い階段が現れた。
戦う
道具を使う
逃げる
取り敢えず、道具は無いため二番目は除外する。
逃げるor戦う……つまり、登るか登らないかである。
というのも、この階段は何となく覚えがある。
小さい頃、穂乃果さんとかけっこをした場所だ。もしかしたら登れば道を思い出すかもしれない。ちなみにかけっこは全敗だった。
意を決し登ることにし、淡々と歩いていく。出来るだけ無心を保ちツラさをを軽減するようにして…
しかし、中程まで来た所で声をかけられ意識が戻る。
「お参りしに来たん?」
艶やかな髪を後ろでまとめ、赤い袴を着て手には箒を握っている。どうやらこの神社の巫女さんのようだ。
「まぁ、そんな所です」
急いでいたため当たり障り無い返事を返し、巫女さんの横を通り過ぎる。
「何か困ってるんとちゃう?」
後ろ背に言われ、止まってしまう。
あまり顔には出ないタイプだが、そんなに困った顔をしていたのだろうか。
「ウチで良ければ相談に乗るよ?」
立て続けにそんな事を言われる。
この人は絶対に『損するタイプ』だと思う。
誰にでも分け隔てなく優しい、つまりお節介焼きなんだろう。普段はあまり接しないタイプの人間だが、今回はこの人のお節介を頼ることにしよう。
「この辺詳しいですか?」
「まぁそれなりやな」
「……和菓子屋穂むらって知ってます?」
時刻 18:54
あの後、巫女さんに場所を教えてもらい辿り着いた『穂むら』という和菓子屋。ここのほむまんは上手い。俺も小さい頃から好きだ。
さて、目的地に着いたものの緊張で中々踏み出せない。そこへ後ろから声を掛けられる。
「あの入らないのですか?」
女子だ。大和撫子という言葉が合いそうな女子だ。青みがかった長いストレートの髪に、どちらかというとキリッとした目元。ここまで、THE日本の大和撫子!と言い表せる女子を見たことが無い。
「いえ、ちょっと考え事をしていたもので…」
緊張して入れませんでした。なんて本当のことを言えるワケも無く、声を掛けてくれた彼女に軽く会釈をし穂むらの引き戸を引く。
「いっらっしゃいませー」
久々に目を合わせた親戚は、叔母さんでも穂乃果さんでも無く「高坂雪穂」ちゃんだった。
ありがとうございました!
ことりさんを出す予定でしたが
何故かあの人が!?
すみません!
次は登場致しますので!