バスケ少年とアイドル   作:山田P

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お久しぶりです。
山田Pです。

大変、時間を空けてしまいすみませんでした。
これからも亀更新になってしまうと思いますが、
宜しくお願いします。


episode 4

 藤月学園 高校一年生

 身長158㎝

 

 俺はあだ名に関する黒歴史が2つある。その2つ目がコレ、以下の通りだ。

 

 小さい頃から、背の順は前から数えた方が早い方だった。小学校高学年位になると、急に女の子達の身長が伸び始めていよいよ前から二番目という立ち位置になった。(ちなみに一番前は女の子だった)

クラスメイトからは「ちび=ハルちゃん」などという不名誉な称号が定着し、「ちびハルちゃん」と言われる度に泣きながら家まで走り帰った。今振り返ると、それも良い思い出……

であるはずも無い。

 

 

「すみませんでした!」

「いや、良く間違われるんで気にしてないです。なので頭を上げて下さい!」

そう園田先輩は悪くない。間違って然るべきなんだ。普通に考えたら、こんなに小さけりゃ勘違いもするだろう。…勘違いもする、うん。

「小さい方が可愛いし良いと思うけどなぁ」

「穂乃果さんには謝って欲しいです」

「なんで!?」

穂乃果さんは当然だと思う。

「本当にすみませんでした!」

「いや、大丈夫ですから!!本当に頭を上げて下さい。お願いします!」

というか、まだ頭下げてたんですか!?

何も知らない人から見たら、男女が向かい合って正座し頭を下げあっているように見えるだろう。

「……プッ…クク………」

南先輩も笑ってないで助けて欲しいです…。

 

 

 

 

「ところで、俺に話ってなんですか?」

「ぁあ!すっかり忘れてた」

ごめん、ごめん、と笑いながら謝るが…許す気はサラサラ無い。真顔で見つめてやる。ジト目というオプション付きで。

「………………」

「………………」

「………あぅッ、や、やめて!そんな目で見ないで、私が悪かったよ~ごめんねぇ!!」

想像以上にダメージを与えたようだ。

ざまぁみろ!

「あ、あの話をしても宜しいですか?」

「すみません、お願いします」

俺の周りにしっかりした人いないから、注意されると少し新鮮だ。

「実は、その、私達は音ノ木坂学園でスクールアィ…………」

き、聞き取れない!!ごにょごにょ何か言ってるようだけど分からない。

「もう!聞こえないよ、海未ちゃん!」

「ッ!そんな事を言われても、来るのは女の子だと思っていたので…」

「ぇえ!?穂乃果そんな事言った?」

「いえ、女の子だとは言われてませんが音ノ木坂は女子高なんですから、来るのは女の子だと思うじゃ無いですか!」

「そーかなぁ?ね、ことりちゃん」

「私も女の子だと思ってたかな…」

「えぇーー!!」

何コレ…いきなりボッチにされた挙げ句、話についていけない。地獄か、ここは。

 

「もう!!」

「穂乃果!?」「穂乃果ちゃん!?」

いきなり立ち上がる穂乃果さん。

困惑している南先輩と園田先輩。

突然の出来事についていけず唖然とする俺。

「ハルちゃん!」

「はいッ!」

「穂乃果達をプロデュースして!」

 

 

 

 

聞いた話を要約すると、

国立音ノ木坂学園は年々少子化によって生徒数が減り、更に近くにあるUTX学園が有名になり入学者数は更に激減、その結果から理事長は「来年から生徒募集を辞め音ノ木坂学園を廃校する」ことにした。しかし、穂乃果さん達三人は廃校を阻止するための対策を考え、「スクールアイドル」という手段を得た。スクールアイドルとして、名が知られ人気が出れば廃校を阻止できるかもしれない。だが、自分達は右も左も分からないような素人である。そこで、

 

「子役経験のあるハルちゃんにお手伝いをお願いしたいの!」

「いやアイドルのプロデュースなんて出来ないです」

「なんで!?」

「なんでって、アイドルと役者は違いますし現役じゃ無いですし」

「違うの!?」

この人アホですか。…アホでした。

「穂乃果ちゃん、俳優さんは演技をする人でアイドルは歌ったり踊ったりするのが仕事なんだよ?」

「へぇ、そうなんだ」

将来が心配だ、この人。

「と、いうより南先輩と園田先輩はどうして穂乃果さんを止めなかったんですか?」

どうやら先ほど三人で話していた内容から、ある程度の情報は穂乃果さんから聞いていたようなので、俺の所まで頼みに来る前に止めようと思えば止められたハズだろう。

「ごめんねぇ、桜場君」

「いえ、責めてるワケでは無いんです。ただ、理由が気になりまして…」

なんだろう。南先輩に謝られると罪悪感が…

「穂乃果が言っても聞かなかったんです。『ハルちゃんなら、きっと出来るから』と」

「そうなんですか?」

「えへへ……」

 

 

「それで、どうするのですか?穂乃果」

「え?何が?」

「プロデューサーの話です!桜場君はアイドルのプロデュースは出来ないようですし、プロデューサーは無しの方向で良いですよね!?」

まぁ、仮に出来たとしても多分やらないけど。廃校阻止とかメチャクチャ責任重大そうだし。

「え?なんで?お願いするよ?プロデューサー」

「なぜ!!?」

なんで!!?

俺の心の声と園田先輩の声が重なった。

「ハルちゃんなら出来るもん!」

あっけらかんと言う穂乃果先輩。

 

忘れていた。この人は、こういう人だった。

勝手に突き進んで、人を巻き込んで…その上、妙に頑固で、こうなったら何を言っても聞かないのは目に見えてる。

 

「穂乃果さん…引く気は無いんですね?」

「うん!無いよ!!!」

これでもか!って笑顔で返される。

絶対に譲らないとばかりに見つめられ、

 

「分かりました。出来る範囲で頑張ります」

見事に押し負けるのでした。

 




 長々と失礼致しました。
久々の投稿で、前回などどれ位書いたか覚えておらずキリの良い所まで書き上げてしまいました。

ギャグは苦手なので、全く面白くないと思いますが
μ′s皆の可愛さが伝わればいいなと思いますので
宜しくお願いします。

山田P
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