バスケ少年とアイドル   作:山田P

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さぁ、お久しぶりです皆様。
言い訳は致しません。大変申し訳ありませんでした。

本当に亀更新で…寧ろ「ナマケモノ更新」ですね。

ただ、次回の更新もいつになることか…
いや!1週間…1ヵ月以内には上げたいと考えてます。

すみません……


episode 9

「それで、何しに来たの?」

「俺、帰ります」

赤髪お嬢様と激闘?を終えた俺に向けられたのは無情にも穂乃果先輩の言葉だった。

「待って!ごめん、ハルちゃん待って!!!」

俺の気のない返答を聞いた穂乃果先輩は、俺の肩にかかってるスクールバックを力一杯引いてくる。

何度も注意しているあだ名を連呼しながら……

「ハルちゃんって言うなぁ!!す」

 

「何ですか、あれ」

「あははは……」

 

「随分と騒がしいなぁ」

「副会長!」

俺と穂乃果先輩がギャーギャー騒いでいると、箒を持った巫女さんに声をかけられた。副会長?

「ダメやで、こんな朝から騒いでいたらご近所さんが驚いてまうやろ?」

「す、すみません」

「すみませんでした」

園田先輩が頭を下げ謝罪したのを見て俺も続く。

ふと周りを見ると3人も同じようにしていた。赤髪は不服そうな顔をしていたが…

「そんなに謝らんでもええよ。でも、これからは気を付けよな?」

「はい!」

穂乃果先輩が元気よく答える。俺にもその元気を分けて欲し……疲れそうだから辞めておこう。

 

 

 

 

「…園田先輩。この人、音ノ木坂の生徒会なんですか?」

「そうやで~うち、音ノ木坂で副会長やってるんや」

かなりの小声で話し掛けたつもりだったが、園田先輩からではなく巫女さんから返事される。

「で、そういう君は?」

「藤月学園1年桜場悠人です」

「ふぅん、この間まで小学せ「高校1年生です」

「冗談や」

この人、さっきの俺と赤髪のやり取り聞いてたな。

「そんなに怒らんといてな。うちは東條希、音ノ木坂学園の3年生や」

不機嫌なのが顔に出ていたらしい。

不可抗力とはいえ、先輩への態度にしては失礼だったかもしれない。

「ん?もう、こんな時間か…ほな、うちは生徒会の仕事があるから先に行くな。皆、遅刻せんように」

時計を見た副会長さんは小走りに境内の方へ去って行った。

 

なんというか、嵐のような人?

 

 

 

 

「それで桜場君はどうしたの?朝練は?」

なんだろう。同じ質問なのに穂乃果先輩と南先輩とでは何故これだけの差があるんだろうか。

「聞いて欲しいものがあって来たんです」

そう言いつつ鞄を下ろし中から音楽プレイヤーを取り出し、3人の前に差し出す。

「打ち込みが終わったんです。ちょっと時間かかっちゃいましたけど」

すると穂乃果先輩は光の速さでイヤホンを装着し、再生ボタンを押した。俺達は呆気に取られ見てるしか無かったが、やがて……

「これが、私達の曲…」

「どう、ですか?」

 

 

心臓が早く脈打ってるのが分かる。

それも全身が心臓なんじゃないかって位、はっきりと分かる。それに血が沸騰してるんじゃ無いかと思う位全身が熱くなっていく。

緊張してるのか、はたまた別の何かなのか…

 

『やり直しって言われたらどうしよう……』

そう考えた途端に作ってる時は感じなかった不安が一気に降りかかってくる。不安なんだと自覚するより前に言い訳が浮かぶ。

やったことないし、とか

俺に任せたのが悪い、とか

才能ないし、とか

 

 

多分ダメだった時、少しでも傷を和らげるための言い訳なんだと思う。……赤髪すげぇな、なんてちょっと思ったり。

 

 

 

いつの間にか、イヤホンは南先輩と園田先輩に渡っていた。穂乃果先輩は黙って手元のプレイヤーを見つめている。聞き終わったのか2人は一息つきイヤホンを外し、穂乃果先輩がそれを受け取る。

赤髪との口喧嘩の後とは違う瞳と交差する。

 

 

「ハルちゃん。

完成させてくれてありがとう!」

 

 

向日葵が咲いたような眩しいとも言える笑顔。

 

もしかしたら、世のクリエイターと呼ばれる人々は「この笑顔」のために「この瞬間」のために頑張ってるのかなぁ…なんて。

 

 

いつの間にか穂乃果先輩が赤髪にイヤホンを渡している。歌を聞かれるのが恥ずかしいのか園田先輩が止めようとしたり、南先輩がそのフォローに入ったり…

 

 

 

俺の感じた恐怖にも似た緊張を、たった一歳しか違わない穂乃果先輩達がこれから幾度となく背負って行くのかと思うと胸が痛くなった。

 




はい。ちょっとシリアス?を入れてみました。
相変わらず動かないキャラクター
増えないキャラクター

そろそろ出したい!名前は言いませんが…
が、頑張ります。
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