インフィニット・ストラトス  いちか君と一夏のIS学園生活    作:迷い人

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プライベートが落ち着かずバタバタしています。
更新が速かったり、遅かったりと変な事になると思います。
こんな駄作ですがよろしくお願いします。


じゅうにわめ~

 

「湯船に入るよ」

 

「はーい」

 

蘭はいちか君を後ろから抱きかかえながら湯船に入った。

 

「ぽわ~」

 

お風呂が気持ちいいのか目を細めるいちか君。

 

「(それにしてもこの子、何処かで会ったことがあるような…)」

 

いちか君の顔を見る蘭。

 

「?」

 

可愛く首を傾げるいちか君。

 

「(・・・気のせいかな。一夏さんに似ているような・・・気が・・・)」

 

いちか君の顔を見続ける蘭。

 

また可愛く首を傾げるいちか君。

 

「(まさかね、気のせいだよね)」

 

普通はそう思うよね。

 

蘭は深く考えずいちか君とお風呂に入っているのであった。

 

 

 

 

 

五反田食堂一回。

 

いちか君、蘭、弾の三人で昼食を食べていた。ちなみにメニューは売れ残りのカボチャ煮定食。いちか君も同じものを食べていた。五反田食堂には『お子様ランチ』はないようだ。

 

「はい、あーん」

 

「あ~ん」

 

蘭はいちか君を昼食を『あ~ん』で食べさせてあげていた。面倒見はいいようだ。

 

「ふふ…」

 

そんな二人の様子を五反田蓮は嬉しそうにデジカメで撮影をしていた。

 

そんな時。

 

「失礼します」

 

食堂の入口を開けて千冬が入ってきた。どうやらいちか君を迎えに来たようだ。

 

「いちかを預かってくれて、ありがとうございます」

 

「いいえ。いちか君がいてくれおかげでとても賑やかで楽しかったですよ」

 

笑顔で言う蓮。

 

「ねえ、母さん。いちか君って…」

 

蘭が蓮に聞く。

 

「あら、言ってなかったかしら?その子の名前よ。織斑いちか君。」

 

「へ?織斑・・・い・・ち・・・か・・・?」

 

蘭は錆びたロボットのように首を動かし、いちか君の方を見る。そして…

 

「ええと、千冬さん。この子は千冬さんの・・親戚ですか・・?」

 

千冬の方を振り向いて質問する。

 

「いや、私の弟だ」

 

「へ、弟・・・?」

 

少し混乱する蘭。隣で笑顔で笑っている蓮。

 

「一夏さん以外にも弟さんがいたんですんね。でも何で、同じ名前…」

 

「あら、そういえば!」

 

ポンと手を合わせる蓮。

 

「事情はよくわからないけど~織斑くんは体が小さくなったんだわ~。心も幼児化しちゃって~」

 

ワザとらしく言う蓮。何を企んでます?

 

「え!」

 

蓮の言葉に固まる蘭。

 

「ち、ち、千冬さん。母さんが言っていることは・・・」

 

「あまり詳しいことは言えんが事実だ」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

千冬の言葉に思考が停止する蘭。

 

「(え、え、ええ、えええ!い、い、一夏さん。一夏さんが子供?この子が一夏さん?よ、よ、幼児化?え、え、え、な、何?ええ?)」

 

ひたすら混乱する蘭。

 

「(と、と、とと、ととと、という事は、わ、わわ、わわわ、私は、い、いい、いいい、一夏さんと、い、いいい、一緒に、おお、おおおおお、おおおおおおお、お風呂に・・・ははは、入った・・・。わ、わ、わ、私のはは、ははは、裸を・・・い、い、一夏さんに!)」

 

プシュゥゥゥゥゥゥー!

 

蘭の頭から凄まじい程の湯気が立ち上り、顔を真っ赤になっている。

 

「(はっ!で、で、でも、心も幼児化しているなら!)」

 

蘭に一筋の光明が!

 

「今は子供だけどISを起動させると元の姿に戻るそうよ。その時は子供の時の記憶も反映されるそうだから、今日の蘭との『思い出』もバッチリと一夏くんの記憶に残ってるわ」

 

『思い出』を強調して言う蓮。どうやら蘭に光明はなかったようだ。

 

「(元の姿・・・バッチリ・・・あーんしたことや・・・・私の裸・・・)」

 

今までのいちか君とのやり取りを思い出す蘭。

 

「!#$%&*#$%#」

 

声にならない声をあげ、全身茹でダコのように真っ赤になりフリーズする蘭だった。

 

「あらあら」

 

そんな蘭を見て笑う蓮。こうなる事がわかってた?

 

「とりあえず織斑くんには嫁入り前の蘭の裸を見た責任をとってもらうために、蘭と婚約をしてもらいましょう」

 

とんでもない事を言う蓮。蘭と風呂に入れさせたのはこれが狙いだった?

 

「一夏は専用ISを持っている身です。国がそんな事は許さないでしょう。なにより私が許しません」

 

後のが本音ですよね千冬さん?

 

「国民の幸せのため、このさい目を瞑ってもらいましょう。なにより蘭の裸を見たんですから」

 

「なら一夏に私の裸を見せるので問題はないです」

 

千冬さん。言っている事が無茶苦茶ですよ。

 

「ほほほ・・・」

 

「ふふふ・・・」

 

千冬と蓮は笑いながら睨みあっている。まさに龍虎相撃つ!何かすげー怖い・・。

 

「いい加減にしねえか!」

 

五反田食堂の大将、厳が声をあげる。

 

「愛とは勝ち取るもんだろう。このまま話をしていても意味はねえ!」

 

そうですね。蘭の恋の問題ですからね。蘭が頑張らないと。

 

「だから、力で奪え!」

 

いや、だから蘭が…。

 

「力でって、お父さん…」

 

さすがに力でという言葉に驚く蓮。意外と常識はあるようで。

 

「そのとうりですね!」

 

笑顔で言う蓮。前言撤回します。

 

「でも・・・」

 

「安心しろ、俺も料理人だ。刃物は人には向けねえ」

 

料理人じゃなくても向けてはだめです。

 

「俺程の料理人ともなれば・・・」

 

厳は店から出た。そして懐からしゃもじを出すと…

 

スパッ!

 

近くにあった車が真っ二つになった。

 

「あぁぁぁぁぁぁぁ!俺のB〇Wがぁぁぁぁぁぁ!」

 

車の持ち主が悲鳴をあげる。

 

「しゃもじ一本でマグロの解体から、車の切断まで出来る!」

 

それは料理人ではありません。

 

「なるほど…それでは…」

 

千冬はポケットから三角定規を出すと。

 

斬!

 

近くにあった運送のトラックが真っ二つになった。

 

「あートラックが!荷物が!」

 

運転手が悲鳴をあげる。

 

「ほう、だてに教師をやっているわけではないか」

 

それは教師ではありません。

 

「それでは…」

 

「尋常に…」

 

「「勝負!」」

 

いちか君と一夏の将来をかけた緊張感の欠ける戦いの火蓋が切って落とされた。

 

 

 

 

 

よくわからない一流?同士の戦いが始まって数分。

 

ドゴッ!

 

バコッ!

 

ズバッ!

 

二人の戦いが凄まじいため、電柱を折れたり、塀が壊れたり、道路に亀裂が入ったりと、もはや天災のレベルでの互角の戦いをおこなっていた。凄い戦いなのだが持っている武器が武器だけに、緊張感に欠ける。

 

「うわー千冬お姉ちゃんと厳おじいちゃん。すごーい」

 

二人の戦いを見て手をたたいて喜ぶいちか君。

 

「いちか君。そこにいると危ないからこっちで見ましょうね」

 

「はーい」

 

蓮はいちか君と手を繋いで安全と思われる場所まで移動する。

 

「(ふふ…何だか昔を思い出すわ。娘の蘭と手を繋いで歩いた時…)」

 

息子の弾は?

 

「(これでいちか君や織斑くんが蘭と結婚してくれれば子供が二人になるわね)」

 

いや、だから息子の弾は?

 

外野はこんな感じでいる一方、千冬と厳の戦いに少し変化がでた。

 

「ぬぅ!」

 

「つぅ!」

 

経験の差か何かはわからないが千冬が押され始めた。

 

「隙あり!」

 

厳の猛攻に千冬に隙が出来た。

 

「くっ!」

 

千冬は後ろに跳び。

 

「え?」

 

何故かそこにいた弾を掴むと。

 

「変態シールド!」

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

弾を盾にして厳の攻撃を防いだ。その防ぎ方は道徳的にどうかと…。

 

「さすが『ブリュンヒルデ』と呼ばれた事だけはある。あれだけの攻撃を全て防ぐか。…血が騒ぐな」

 

あのーあなたの孫が盾にされた事は何も言わないんですか?というかあなたは本当に料理人?

 

「私は現役を引退した身ですが、あなたと戦っていると胸が躍ります」

 

互いの実力を認め、笑う二人。

 

「次の一手で決着をつけるぞ!」

 

しゃもじを構える厳。

 

「そうはいきません」

 

右手に三角定規。左手に弾を盾にして構える千冬。ん?何か変な気が…

 

「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

弾の悲鳴が聞こえる中、二人の戦いは続いた。

 

 

 

 

 

二人の戦いを見ている蓮。

 

「んー。しばらく決着がつきそうにないわね」

 

片手を頬にあてて言う蓮。

 

「いちか君、お店に戻りましょう。デザートを用意してあげるわ」

 

「うん!」

 

嬉しそうに飛び跳ねるいちか君。

 

「蘭、蘭。いつまで固まっているの」

 

ペチペチと蘭の頬を軽く叩く蓮。

 

「はっ!母さん?あれ?私…」

 

意識を取り戻す蘭。

 

「はう!私、いい、一夏さんと!」

 

またフリーズしそうになる蘭。

 

「蘭」

 

蓮は蘭の両頬を包み込むようにふれると。

 

「気持ちはわかるけど落ち着きなさい」

 

やさしく声をかける。

 

「う…うん…」

 

少し落ち着く蘭。

 

「確かにいちか君は織斑くんだけど、今はいちか君なの。仲良くしてくれていたお姉さんの様子が急に変わったら、いちか君が不安になるでしょう」

 

「う、うん」

 

「色々と思う所はあるだろうけど、ね?」

 

「わかったわ、母さん…」

 

心を落ち着ける蘭。

 

「それに…」

 

蓮は蘭の耳元で。

 

「いちか君の記憶は織斑くんに反映されるんだから、いちか君に良い所を見せて織斑くんの好感度を上げておきなさい。そうすれば…」

 

「そうすれば…」

 

蓮と蘭、二人そろっていちか君を見る。

 

「?」

 

二人の様子を見て首を傾げるいちか君。

 

「そうすれば…」

 

蘭はその後の展開を想像して。

 

ポン!

 

また、真っ赤になる蘭。瞬間湯沸かし器になれそうだ。

 

「ふふ、いちか君。デザートは何が食べたい?」

 

「アイス!」

 

手を上げて言ういちか君。

 

「わかっったわ。それじゃ、アイスを食べましょう。ほら、蘭。行くわよ」

 

「う、うん」

 

いちか君を真中に左右に蓮と蘭。三人で手を繋いで店に戻るのだった。

 

 

 

 

 

とある街道の夜道。いちか君を千冬は手を繋いで歩いていた。

 

「千冬お姉ちゃん」

 

「ん?」

 

「楽しかったね!」

 

「そうだな…」

 

満面の笑顔のいちか君を見て、優しげな表情を浮かべる千冬。

 

千冬と厳の戦いは夜まで決着がつかず、とりあえず蘭の婚約の件は保留となった。だが蓮は一夏と蘭の婚約を虎視眈々と狙っていく様子だ。

 

「(いちかと一夏。絶対に渡さない!そして…)」

 

何を想像したのか顔が緩む千冬。

 

「この時の千冬お姉ちゃん。変な笑い方をしている時の箒お姉ちゃんと同じで怖い…」

 

いちか君に変なトラウマが出来ないだろうか心配である。

 

 

 

 

 

五反田食堂二階、蘭の部屋。

 

蘭は窓際で星空を見ながら一夏の事を考えていた。

 

今日はいちか君と色々した。そう、色々と…

 

「改めて考えると恥ずかしいことばかりな気がする。とくにお風呂とか・・・」

 

子供相手なら大した事はないかもしれないが、恋する異性に関したら話は別のようだ。

 

「で、でも一夏さんなら・・・」

 

蘭は意外と大胆なのかもしれない。

 

「一夏さん。私の・・・を見たのだから、責任、とってくださいね」

 

その表情は由緒正しき恋する乙女だった。

 

 

 

 

 

五反田食堂前の道路。

 

「あががが・・・い、いちか・・・」

 

千冬の盾にされてボロボロになった弾が落ちていた。

 

「お、俺は・・・」

 

誰にも気がつかれることなく放置されるのだった。

 

「これ、いいかも・・・」

 

変態は何処まで行っても変態だった。

 

 

 




乙女を表現するって難しいですね。
この作品に出る女性キャラは基本残念なキャラばかりなので蘭は純粋な感じでいきました。
私の表現が純粋な乙女キャラになってなかった気がしますが。
ぼちぼちと更新して行きますのでよろしくお願いします
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