インフィニット・ストラトス いちか君と一夏のIS学園生活 作:迷い人
行間について指摘があったので調整してみました。まだまだ、至らない点が
多いと思いますがよろしくお願いします。
箒と鈴の賭けをした翌日の朝、寮の廊下を二足歩行するウサギがいた。って、このウサギが誰だかおわかりですよね?ウサギの着ぐるみを着たいちか君です。
「おはよ~、おりむー」
そしてのほほんさんの登場。
「あっ、のほほんお姉ちゃんおはようー」
「その着ぐるみどうしたの~?とっても似合ってるね~」
「ありがとう。これ、千冬お姉ちゃんがくれたんだ」
千冬さん、何を考えてるの?
「あはは~。その姿のおりむーを見たらみんな大変な事になりそうだね~」
「?」
首を傾げるいちか君。
「ん~そういえば篠ノ之さんはどうしたの~、いつも一緒なのに~?」
「先に行っててくれって言われたから。どうしたんだろね?」
「ん~女の子は色々と大変なんだよ~」
「そうなんだ」
「そうなんだよ~それじゃ、私と一緒に行く~?」
「うん!」
そう言っていちか君はのほほんさんと手を繋いで食堂に向かうのだった。その途中…
「あっ、いちか君。おはよ…はっ!」
セシリアに会う二人。そして着ぐるみを着たいちか君に驚愕するセシリア。
「な、なっ、なっ・・・・・・」
「「な?」」
赤くなった頬を両手で被いセシリアは。
「な、な、なんて愛らしい姿なんでしょぉぉぉぉぉぉ!」
「わっ!」
急に大声をあげるセシリアに驚くいちか君。
「あはははは~」
何かを悟ったのか笑っているのほほんさん。
「(こ、こ、これは、まさか…いちか君からのメッセージでは!自分は可愛い子ウサギ…わたくしは狩人…いちか君はわたくしに…)」
逝っちゃった顔になるセシリア。
「の、のほほんお姉ちゃん。セシリアお姉ちゃんが怖いよ」
のほほんさんの抱きついて怯えるいちか君。
「あはは~大丈夫だよ~」
笑顔でいちか君の頭を撫でるのほほんさん。
「(けれど、いちか君から一夏さんに変わった時、立場も変わる。わたくしがウサギになって、一夏さんが狩人。そう…わたくしは狩人の一夏さんに…きゃぁぁぁぁぁぁ!お、お待ちになって。わ、わたくし心の準備が!)」
セシリアの妄想は止まる事を知らない。自分で自分を抱きしめて悶えている。
「セ、セシリアお姉ちゃんどうしたのかな?」
「あはは~女の子は色々と大変なんだよ~」
「そうなんだ…」
「しばらく帰ってこないだろうから先に食堂に行ってようか~」
「うん」
セシリアを放置して食堂に向かおうとする二人だった。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
無言で廊下を歩く女子が二人。箒と鈴だ。
「・・・・・(朝の準備に遅れたせいで彼女に会うとは思わなかった。何というか…気まずい…)」
と箒の考えをいるのを知らずか鈴は気軽に話しかける。
「そういえば、篠ノ之さん」
「何だ…」
「昨日の賭けの事なんだけどあなたからいちかに話しておいてね。゛今は篠ノ之さんの方がいちかと話す機会゛が多いだろうから」
「わかった。゛いちかと接するのは私が一番゛多いからな。そう一番な…」
「そうね。今はね…」
「ああ。これからもな…」
「「ふふふふふふ・・・・・」」
不敵に笑う二人。ちょっと、怖いですね…
二人が食堂に向かっている途中、前方に一人悶えるセシリア。のほほんさん。そしてウサギの着ぐるみを着たいちか君がいた。箒と鈴はウサギの着ぐるみを着たいちか君に驚愕した。そして逝っちゃた顔になり…
「(い、いちか。お、お前は…私にどうしろと!)」
いや、別にどうかしてほしいわけではないと思いますよ箒さん?
「(いちか…あたしに何をしろと…)」
別に何かをしてほしいわけじゃないと思いますよ鈴さん?
「の、のほほんお姉ちゃん。箒お姉ちゃんと鈴お姉ちゃんも怖いよ。どうしたんだろう?」
またのほほんさんに抱きついて怯えるいちか君。
「女の子は本当に色々と大変なんだよ~」
「そうなんだ…」
「三人ともしばらく帰ってこないだろうから~先に行ってようか~」
「うん」
箒、セシリア、鈴を放置して食堂に向かう二人。この後、食堂でいちか君の姿を見た女子達が発狂したり、鼻血を出して倒れる女子などがいた。こんなのでいいのかIS学園?。そんな中、生徒玄関前廊下に大きく張り出された紙があった。表題は『クラス対抗戦日程表』。いちか君と一夏の一回戦の対戦相手は二組。鈴だった。
その日の放課後。かすかに空が橙色に染まりはじめる頃、一夏、箒、セシリアは特訓のために第三アリーナにいた。
「さあ、一夏。特訓を始めるぞ!一分一秒と無駄には出来ない!」
「お、おお…(何か、スゲー気合入ってるな箒のやつ)」
「セシリア。今日は一夏に中距離射撃の戦闘法を教えてくれ!」
「え、ええ…(わたくしが篠ノ之さんの気合に呑まれて返事をしてしまうなんて!)」
「私は近接格闘戦での基礎を叩きこむ!(絶対に負けるものか!)」
ぐっと拳を握る箒の背景に炎が燃え上がっている。
「「おお!」」
驚く一夏とセシリア。
「では、いくぞ!(いちかと一夏のルームメイトは私だ!絶対に譲ってなるものか!いちかの…)」
今度は竹刀を抜いて天に掲げる箒。いちか君と一夏への想いは相当なものだ。
「(いちかの〇〇は私のだ!)」
誰か彼女に病院を紹介してあげてください。
「(な、何でしょう?篠ノ之さんから邪気を感じますわ!)」
セシリアさん。あなたは何に覚醒しているのです?
「よし、俺も気合を入れないとな」
一夏は純粋なのか鈍感なだけなのか?とにかくこの三人で厳しい特訓を試合当日まで行うのだった。
試合当日、第二アリーナ第一試合、組み合わせは一夏と鈴。噂の新入生同士の戦いとあって、アリーナは全席満員。それどころか通路まで立って見ている生徒で埋め尽くされていた。会場入り出来なかった生徒や関係者は、リアルタイムモニターで鑑賞するようだ。一夏の視線の先には、鈴とそのIS『甲龍』が試合の時を静かに待っている。ブルーティアーズ同様、非固定浮遊部位が特徴的だ。肩の横に浮いた棘付き装甲が、やたら攻撃的な自己主張をしている。
『それでは両者、規定の位置まで移動してください』
アナウンスに促されて、一夏と鈴は空中で向かい合う。その距離は五メートル。一夏と鈴は開放回線で言葉を交わす。
「一夏、降参するなら早めにね。ISの絶対防御も完璧じゃないのよ。シールドエネルギーを突破する攻撃力があれば、本体にダメージを貫通させられるから」
「説明をありがとう。そして降参はしない。降参なんてしたらクラスのみんなに会わせる顔が無い」
「べ、べつにいいじゃない。ISを動かし始めて日が浅いあんたが降参したって誰も文句は言わないわよ。それともなに、あたしとルームメイトになるのがイヤなわけ?」
「ルームメイト?何の話だ?」
「えっ?」
「いや、だからルームメイトの話って何だ?」
「篠ノ之さんから聞いてない?」
「いや、何も聞いてないが…」
鈴は錆びたロボットのように首を動かし箒がいるであろう方向を見る。箒はセシリア、千冬、山田先生と一緒にピットにいた。
「(しまった。特訓に必死で賭けのことを伝えるのを忘れていた)」
一筋の汗を流しながら思う箒だった。
『それでは両者、試合を開始してください』
ビーッと鳴り響くブザー。
「(仕方がないわね。今思えば一夏は生真面目だから賭けのことを話してもワザと負けるようなことはしないか。なら怪我をしないうちにあたしが速攻で決着をつけるしかないか)」
鈴は異形の青龍刀…と呼ぶにはあまりにもかけ離れた形状をバトンでも扱うように回し構えた。
「さあ、一夏。かかってきなさい!」
「じゃあ、遠慮なく…」
一夏は《雪片弐型》を構えて、そういうと一瞬で鈴の視界から消えた。
「えっ!」
『甲龍』アラートが鳴りとっさに横に青龍刀を横に振り抜くと衝撃が来た。
「くっ!」
一夏の一撃を何とか防いだ鈴。
「や、やるじゃない。さっきの初撃は驚いたわ(何、さっきの速さは?剣閃どころか動きも見えなかったわ。『瞬時加速』でもなさそうだし…)」
「これから、もっと驚いてもらうぜ!」
《雪片弐型》を構える一夏。
「出来るかしら?(これは手加減してあげるとか言ってられないわね)」
青龍刀を構える鈴。一夏と鈴の戦いの火蓋が切って落とされた。
次回はいちか君と一夏の協力戦です。二人をかっこよく表現できるようにがんばります。
次回はバカな話が出来ないかな…では次回もよろしくお願いします。