ここが、極東支部か~前のイタリアよりもきれいだし広いな。フェンリルの広報にもそう多くは載せられてなかったけど、前見た時よりもだいぶ明るくみえるな。探索するのは後にしてまずは、支部長さんにあいさつだけど、この神機をなんとかしないと、そう考えていると、声をかけられた。
「神木 ケイさんですか?」
「はい、そうですけど。」
「先ほどの救援に協力していただきありがとうございました。オペレーターの竹田 ヒバリです。」
「いえいえ、救援できて何よりです。それにヒバリさんのオペレーションのおかげで撤退もスムーズにできて助かりました。ところで、けが人はどうなりましたか?」
「二人とも命は無事です。今は治療中です。」
「そうですか…後は医療チームを信じるしかなさそうですね…支部長に挨拶をしたいのですが、場所はどこでしょうか?」
「入口から見て右手のエレベーターで役員区画に向かってください。」
「神機はどうしたらよいですか。」
「神機は神機整備室で渡してください。整備室は同じエレベーターですぐにつきますよ。」
「分かりました。では行ってきます。ここでも案内していただき、ありがとうございました。」
そう言って、話を済ませ、うちは神機整備室に向かった。
エレベーターのボタンを押して、しばらくするとエレベーターの扉が開いた。そこは整備士達が広い部屋を忙しそうに駆け回り。銀髪の女の子がてきぱき指示をだしていた。その光景に感心していると。
?:「そこのお前ゴッドイーターならそんなところで突っ立てないでさっさと神機を出してくれ。」
ケン:「悪い。」
?:「お前見かけない顔だな、新入りか?いや新入りが今日くるとは聞いてないし…まさか、お前今日転属してきた奴か?」
ケン:「ああ、今日から転属になった神木 ケイだ。」
?:「まじか、お前がそうなのか!リッカさん例の奴が来ました。」
リッカ:「本当かい?ザック、ここに連れてきてよ。」
ザック「分かりましたー。行くぞ。」
ケン:「先に支部長に挨拶しときたいんだけど、だめか?」
ザック:「うーむ。そいつは仕方ないか。分かった。先に挨拶してこいよ。神機はここに置いといてくれ。お前には聞きたいことがあるからな、後で必ず来いよ、いいな。とりあえずリッカさんには俺から伝えておくよ。」
ケン:「了解。それで来た時、誰に声をかけたらいいんだ。」
ザック:「俺がここで整備しているから。来た時俺に声をかけてくれ。ああそういえば、俺の名前教えてなかったな。俺の名前はザック・ヴァレンタインよろしくな。」
ケン:「分かった。よろしくな。また後で。」
ザック:「終わったらすぐに来いよ。いいな。リッカさん、やっこさんは支部長に挨拶行くのでもう少し後になりそうです。神機は預かりました。」
リッカ:「それは、仕方ないね。ケイ君後で必ず来てねー。ザック、とりあえず神機はこっちに運んでよ。」
ザック:「分かりました。いまそっちに持っていきます。」
ここでうちは整備室を後にして、支部長室に向かった。
支部長室の前に着くと、さっきの救援で助けた子が待合用ソファーに腰かけていた。こっちを見るとソファーから勢いよく立ち上がり、
「初めまして、真中 マオです。さっきの救援ありがとうございました。あのままだと三人ともやられていました。」
「気にしないでいい。うちは、助けられると思って助けただけだから。二人の様子はさっきロビーで聞いた限りだと治療中だってな。」
「はい。メアのほうは何とかなりました。ただ、隊長はまだ治療中です。」
「そうか、早く二人とも良くなるといいな。じゃあうちは支部長に挨拶しないと。マオも今日は体を休めておいたほうがいい。」
「はい、では。今日は本当にありがとうございました。失礼します。」
マオは一礼してエレベーターに乗って去って行った。うちも早いとこあいさつしないとな。ここの支部長はフェデリコが言うには変人だと聞くが、どんな人なのだろうか?父さんや母さんも知り合いだというしな。ただ両親の知り合いでまともな人はそうそういない。研究室の同僚もみんなどこかおかしいやつらだった。大真面目にお菓子の神機や楽器の神機を作る連中だからなー。バスター用破砕特化を作るためこん棒だとか、ハンマーだとか作ってるあたり、手遅れなんだろうな。最近だと女神の神機を作るとか言ってたような…まあ期待はしないでおこう。
「コン、コン失礼します。神木 ケン准尉着任の挨拶に来ました。入室許可をお願いします。」
「ああ、入ってきてくれたまえ。正式に着任する前に救援任務に協力してくれて、ありがとう。極東支部を代表してお礼をのべさせてもらおう。」
「ありがとうございます。」
「まあ、そう固くならないでくれ。私はここ極東の支部長をしているペイラー榊だ。みんなからは榊博士と呼ばれている。よろしくたのむよ。」
「よろしくお願いします」
「君の両親から、そしてお姉さんから君のことは聞いているよ。両親からはなかなかに面白い子に育ったと。お姉さんからは、飄々とはしているが、やるときはやると聞いているよ。こうして君と会うのは初めてだが、確かに面白いものを持っている感じがするよ。」
「期待に添えるか分かりませんが、死なない程度に頑張っていきますよ。」
「ひとまず、今日は歓迎パーティをやる予定だったが、少々事情が変わった明日やることになった。今日はひとまず、ここの案内と神機に関して後で話がある。そのあとは体を休めておいてほしい。」
「分かりました。ところで、配属先はまだ分からないのですか?」
「すまないね。今日は君が行ってくれた救援以外にもいくつか救援事態が発生してしまってね。すまないが、いろいろと人員整理をしないと分からない状態だ。」
「了解です。では整備室にくるよう先ほど念押しされましたので、そちらを先に済ませたいと考えておりますが、よろしいですか。」
「なるほど、先にあちらに行っていたのか、リッカ君たちには申し訳ないことをした。では、今から向かうとしよう。案内に関しては、後で誰かにさせるとしよう。では、いこうか。」
「分かりました。」
この後二人で、支部長室をでて、整備室に向かった。
整備室では、ザックが今か今かと待ち構えていたみたいだ。
ザック:「遅かったじゃないか待ちくたびれたぜ。おっ、榊博士も一緒でしたか。早速みんなでいじらせてもらってますよ。」
榊:「そうかい、そうかい。僕も彼らの研究の成果をこうしてじかに見て触れるのは久々だ。いつもは資料だけで回されるのは結構後になってからだからね。とても期待しているんだ。それに彼らからの情報によれば、今回は発表したての試作品をこっちに持ってきてくれたみたいだ。早速みせてもらおうか。」
ザック:「こちらです。そうそう、ケンお前の装備本部から正式のが届いていたから、そちらに勝手に直させてもらっているぞ。」
ケン:「なんだその話聞いてないんだけど。それに、本部からって…母さんたちからだろうか?その前に試作品って何のことだ?」
榊:「その話は後で、メールを部屋に転送しておいたから確認してくれ。これらが、そうかい。ブラストの新作、あちらがアサルト用の新型バレットに、スナイパー用の追加装備、近接武器にもアップグレード案がこんなにも。これだけでも十分な強化になりそうだ。それで目玉のあれはどうなっているのかね。」
ザック:「あれは今リッカさんがいじってますよ。ケンお前の装備はこっちだ。これだ。リッカさんから話があるみたいだから一旦よんでくる。博士、とりあえずリッカさんのところに行きましょうか。ケンはここで待機しておいてくれ。」
ケン:「わかったよ。」
榊:「ではザック君行こうか。いやー楽しみだ。ケン君案内はリッカ君から紹介されるだろうから彼女を頼ってくれ。ではこれで、失礼するよ。」
ケン:「博士最後に荷物は?」
榊:「荷物は雪君が運んでくれたよ。部屋で確認しておいてくれ。では、これで。分からないことがあればリッカ君か、またの機会に聞いてくれ。では今度こそ失礼させてもらうよ。」
ケン:「分かりました。」
こうして、博士とザックと別れ新しい神機の前に一人取り残された。
後編は土曜日にあげます。