閃光の優等生 作:魚周
名前を変更させて貰いました。
別荘に着きリビングに通された。
……怖いな~。
リビングには二人の女性がいた。一人は椅子に座っており、もう一人はその女性の斜め後ろに立っていた。
「初めまして、山口右斗です」
「……司波深夜です。早速なんだけど、あなたの苗字は『山口』でいいのよね?」
「そうですね。それがどうかしましたか?」
「いえ、昔の知り合いに同じ苗字の人がいてね……。あなたは、自分の部屋に行ってなさい。達也、案内してあげなさい」
そんなに珍しい苗字なのだろうか?
「わかりました」
「わかりました」
そう言って達也とリビングを出た。
今夜泊まる部屋に着いて達也と話をした。
「達也、何か知ってる?」
「何をだ?」
「深夜さんが何で苗字の確認をしたか、について」
「……昔、母さんと叔母上はある人に婚約を申し込んだそうだ」
「才能、欲しさに?」
「多分」
「……それで」
「見事に振られたらしい」
「……四葉家の権力を使ってもか?」
「ああ、そうだ。……何で四葉家だとわかった?」
答えたくないな~。
「光奈と深雪の二人の想子がとても似てる。それに四葉のご令嬢が赤の他人の家に泊まるとは思えない」
「……そうか」
「それで続きは?」
「振られた相手は、右斗と同じ『山口』らしい。それで今現在山口家は存在しないはずだ」
……神様どういうことだ?
「だから、『山口』の子であるだろう右斗を手に入れようとしてるのだろう」
……山口家って結構スゴいんだ……。
「……やっぱり帰っていい?」
「ダメだ。帰ったら四葉の精鋭部隊が右斗を捕まえに来るぞ」
「どちらにしろ捕まるってことか……」
はぁ~、飛雷神の術が使えれば何てことないだろうけどめんどくさいな。
「教えてくれたお礼にこの紙あげる」
飛雷神の術のマーキングが書いてある紙を達也に差し出す。
「これは?」
「俺の特殊能力を使うために必要な物」
「……どんな能力があるんだ?」
「……それは言えないけど、その紙に想子を流してる間俺と話すことが出来るよ」
「スゴい紙だな……」
「解析しようとしても無駄だと思うよ。特別製だから」
「誰から貰ったんだ?」
神様。まぁ、でも作り方は教えて貰えた。
「お手製だよ。……俺自身で手渡した人しか基本的に使えないから」
「どういうことだ?」
「俺が認めた人しか使えない、ってこと」
「ご飯です。降りてきて下さい」
下から声が聞こえた。
もうそんな時間か……。
「まぁ、一応持っといてくれ。さぁ、降りようぜ」
そう言って部屋を出ていった。
桜井さんが作ってくれた料理は、美味しかった。
その後、瞬身の術の練習をしたり飛雷神の術の練習をしたりして時間を過ごし寝た。
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