くーさんこと露草です。
前回から、同じ話題で前後編に分けてやる感じです。
なので、前回に続けて信長です(笑)
「で、天下統一を目指していた信長が倒されたのが1582年です。」
ようやく静かになり授業を再開する。
「えっと…せんごひゃく…」
僕にはたかれた頭を押さえながら優紀先輩は言う。
「テストでは、織田信長とか最期となったみたいなヒントがあるはずですが、一応覚えておいてください。」
テストで年号を聞かれる問題は意外と多い。
それに年号と結び付けて覚えれば、覚える内容は増えるものの、ぱっとでてきやすい。
「う~ん、やっぱり覚えるの苦手です…。」
みーちゃん先輩は年号を覚えるのに苦労しているようだ。
テストを見ているとわかるが、先輩は部分的には覚えているのに~ってことが多い。
もったいないなといつも思う。
「語呂合わせも一応ありますが…。」
ただ、言いたくない。
特に女子高生の前では。
「なになに!?」
「教えてくださいです、みーくん!」
優紀先輩とみーちゃん先輩が勢いよく僕に詰め寄る。
…仕方ないか。
「……いちごパンツ。」
「へ?」
「いちごパンツです。1582年の覚え方は。」
それを聞いた途端頬を染める先輩たち。
だから言いたくなかったのに。
「…サイテー。」
小さく呟やかないで、小桃ちゃん!
倍傷つくからさ!
「あれ、そういえば…。」
ふと、小鈴先輩が立ち上がり、小桃ちゃんのところに行く。
どうしたんだろう?
「な、何?おねえちゃ……!?」
先輩はバッと小桃ちゃんのスカートをめくった。
かわいいイチゴがたくさんあった。
「あ、やっぱり今日イチゴだったね。」
先輩はぽわぽわしたことを言うが、固まっている僕らは何も言えない。
と、その時、小桃ちゃんと目が合った。
「み、み、み、見んなーーーーー!」
見る見るうちに真っ赤になる小桃ちゃん。
って何じっと見てるんだ僕は。
「ご、ごめん!?」
慌てて後ろを向く。
「お、お姉ちゃん!?」
「動かないで。」
じたばたという音が聞こえたが、すぐに静かになる。
妹は
「えっと、1582年は……いちごパンツで本能が。」
そこで言葉を止めないで、ちー姉!
本能じゃなくて本能寺!
「いちごパンツで本能がぁ~。」
あなたも乗らないでください、小鈴先輩!
「みっくんの本能が…。」
アンタは分かって言ってるだろ、優紀先輩!!
とその時、僕のズボンが小さく引かれた。
「……何ですか、みーちゃん先輩!今忙しいのですが!」
僕をじっと見てくる先輩。
そしておもむろに口を開く。
「みーくんは猫パンツは嫌いです?」
……何言っているんだろう、この先輩は。
まさか1日で女の子5人のうち、2人のパンツを知ってしまうとは思わなかった。
これじゃ、本能寺の変じゃなくて。
「本能寺の変態だな……。」
何かうまいことを言えたが、この後小桃ちゃんにめちゃくちゃ殴られた。