くーさんこと露草です。
ちなみにゆるにちはとは、こんにちはとゆるっと合わせた明鏡止水な挨拶です(笑)
ここに『ゆるっと』復活を宣言します!(≧ω≦)
5月以来更新をストップしていた今作ですが、また更新を始めようと思います。
タイプとしては、たまに勉強・たまに日常な話になると思います。
「紅茶」と被るネタもあるかもしれませんが、そこは多めに大目にみてください~m(__)m
文章力が低いので、前の方の話はあまり読まないでいただけると嬉しいです(^^;
では、久々の「ゆるっと」どうぞ!(*^^*)
今日も今日とて勉強会。
ホワイトボードに書き上げた僕は、みんなの方を見る。
今日は、5人全員揃っている。
「この前もやったところですが、源頼朝が鎌倉幕府を開いたのはいつでしょう?」
「はい!」
僕の問いかけに真っ先に手を挙げるのは優紀先輩。
「はい、優紀先輩。」
「1192年!」
「正解です。」
「やった♪」
たった1問答えられただけで喜ぶ優紀先輩。
やったばかりのことだから当然なのだが、僕的には先輩が1週間以上覚えていたことに密かに感動している。
「最近では、11 85年や1190年といった説が出てますが、僕たちはこれで覚えておきましょう。」
僕の話をノートに書きうつす先輩方。
唯一、ちー姉だけは爆睡しているが、放置しよう。
どうせ夜会うんだし、夕食から唐揚げを没収すればいい話だ。
「源頼朝が弟で平氏と戦う時大活躍した武将がいるのですが、誰かわかりますか?」
これは授業には直接関係ないところだが、たまには横道に逸れないと僕もみんなもつまらないだろう。
「はい!」
今度はみーちゃん先輩が手をあげる。
うんうん、積極的なのはいいことだ。
先輩には後で飴をあげたい。
「はい、みーちゃん先輩。」
「源静香ちゃんです!」
「言うと思いましたー。」
だろうな感はんぱないですよ。
日本一有名な風呂好き女の子と言っても過言ではない某ヒロインが子孫だったら色んな意味で歴史がひっくり返ります。
「違いますよぉ、みーちゃん先輩。正解は源義経です。」
と、小鈴先輩がにこにこと答える。
しかも正解だ。
驚いていると、小鈴先輩が僕にも笑いかける。
「最近、歴史の本を読むようになったんだよぉ~。」
さすが、勉強会一優秀な小鈴先輩だ。
居眠りしているうちの幼なじみも見習ってほしい。
「先輩すごいですね。」
「えへへ~、みっちゃんに褒められちゃいました♪」
嬉しそうな小鈴先輩に思わず僕の頬も緩む。
にやけた僕の顔を小桃ちゃんが睨んでいるが、無視する。
可愛いは正義だ。
「むぅ~、みっくん私の時は全然褒めてくれなかったじゃん!」
優紀先輩が頬を膨らませてそう抗議する。
「はいはい、先輩もよくできましたー。」
「すっごく適当!?スズちゃんと差があり過ぎない!?」
あっはっは、何を言ってるんだかこの先輩は。
そんなの当然じゃないか。
ぎゃあぎゃあうるさい先輩を無視して授業を続ける。
「義経は、一の谷の戦いや壇ノ浦の戦いなどといった戦いで平氏を倒します。ですが、その後は兄の頼朝と対立してしまうんです。」
「えーなんで!?義経のおかげで勝てたんでしょ?」
僕の説明に優紀先輩が声を上げる。
他の先輩方もおおむね同じ意見らしい。
「色々な説がありますが、僕としては強い義経が怖かったんじゃないかと思います。」
「怖かった?」
「ええ、自分を倒した義経がいつか自分が反旗を翻す……つまり逆らうのではないか怖かったんだと思いますよ。」
これは、他人の協力で力を得た権力者にもよく見られることだ。
切れすぎる刀は何とやらというが、そういう風になってしまうなら僕はあまり高いところには行きたくないなと思ってしまう。
「ひどいね、頼朝!」
優紀先輩は、教科書の頼朝の写真に落書きを始める。
段々頼朝がチャラ男みたいになっていく。
「ここで有名なのが、武蔵坊弁慶です。義経に最後までついていた郎党ですね。」
「ろーとーです?」
「ええと、一緒に戦ったりする部下のことです。」
みーちゃん先輩の質問に簡単に答える。
若干違うかもしれないが、ニュアンスが伝わればいいのだ。
「弁慶の立ち往生という言葉もありますね。」
「あっ、知ってます!」
小鈴先輩が手を挙げる。
勉強していたためか、今日の授業はやけに積極的だ。
「桃ちゃんこっち来て!」
「へ?」
なぜか小鈴先輩は教室の後ろに行った。
呼ばれた小桃ちゃんは、いやそうな顔をしながらついていく。
「ふっふっふ、この弁慶まだ倒れんぞ~!」
何か寸劇が始まった。
どうやら小鈴先輩が弁慶役らしい。
「さあ、かかってこい!」
「え?え?」
姉に急に巻き込まれ、動揺する小桃ちゃん。
「さあ、かかってこい!」
同じ言葉を繰り返す小鈴先輩。
小桃ちゃんはこっちに助けを求めてきたが、僕は巻き込まれたくない。
「え……えいや~。」
「たぁ!」
棒読みで襲い掛かった敵(妹)を容赦なく大外刈りする先輩。
小桃ちゃん思いっきり机に頭ぶつけたけど、大丈夫かな?
「いったぁぁぁぁぁ!?」
アイドルとは思えない声を出し、床を転がる小桃ちゃん。
僕はそれを無視する。
女の子に対してひどいかもしれないが、僕はどうしても巻き込まれたくないのだ!
あ、今机の脚に弁慶の泣きどころ思いっきりぶつけてた。
すると、みーちゃん先輩も後ろに行った。
「たぁ~です!」
「とりゃあ!」
敵2号(高校の先輩)を背負い投げする先輩。
「あはは、楽しいです~♪」
みーちゃん先輩が楽しいなら僕は満足です。
というか、なんで小鈴先輩はあんなに柔道ができるんだ。
「むっ!あなたがボスのみっちゃん左右門ですね。」
突如、僕の方を見る小鈴先輩。
やっぱり見逃してはくれなかった。
「いや、先輩。さすがに僕が襲い掛かるというのはどうかと……。」
「いざ鎌倉!」
僕の言葉も空しく、戦いを挑んでくる小鈴先輩。
とても勇ましいですが、その掛け声は絶対間違っていると思います。
優紀先輩はまだ頼朝をチャラ男化させているし、ちー姉は言わずもがなだ。
仕方なく覚悟を決める。
「え、えいや~!」
「たぁ!」
適当に投げられようと思って襲い掛かる。
きれいな一本背負いされる。
と思いきや。
「あっ……!?」
「うわっ!?」
突然バランスを崩した先輩。
慌てて下敷きになる。
「せ、先輩大丈夫ですか!?」
「う、うん……。ごめんね失敗しちゃった。」
「いえ、先輩にけががないなら。」
よかった、先輩も僕もけがはしていない。
と、先輩の顔が妙に赤いことに気が付いた。
「そ、そのみっちゃん……。」
「はい?」
真っ赤な顔の先輩に話しかけられる。
なぜか視線が明後日の方へ行ってる。
「手……放してくれると嬉しいかな……。」
「へ?」
そう言われ先輩の視線を追う。
すると。
僕の右手は、先輩の双丘(推定F)をわしづかみしていた。
「えっと、放したくないなら……構わないけど。」
「ご、ごごごごめんなさい!」
慌てて放そうとしたその時。
「おーい、補修組。そろそろ帰……」
後ろの扉が開き、我が実姉であるセナ姉が顔をのぞかせる。
その視線は、明らかに抱き合い、胸をわしづかみにする僕と小鈴先輩を捉えていた。
2人とも固まってしまう。
「あーそのなんだ。この歳でおばさんになるのはさすがに嫌だからその辺はちゃんとするように。」
そう言い残し教室を出ていくセナ姉。
僕と小鈴先輩は、顔を見合わせ同時に叫んだ。
「セナ姉(瀬奈先生)、お願い待ってぇぇぇぇぇ!!」
その日の夜、必死に説明しようやく勘違いが解けた。
ちなみに唐揚げ没収ごときで大号泣した幼なじみには、徹夜で勉強を教える羽目になった。
というわけで、どうでしたでしょうか?
「紅茶」が主人公視点の三人称という感じなので、ホントの1人称はなかなか慣れないですね~(^^;
一応メインは「紅茶」なので、「ブラロー」以上の不定期更新になるかもしれなせん。
でも、絶対に続けさせてみせます!!
僕を信じてください!(^◇^)
では、また次回!(*^^*)