勉強タイムはゆるゆるっといきましょう!   作:橘田 露草

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ゆるにちは!(^◇^)
くーさんこと露草です。

最近全体的に更新頻度下がってますよね~(^^;
う~ん、どうしよう(笑)
まあ、頑張ってどうにかします(*^^*)

そう言えば、今更になりますが評価入れていただいた方々ホントにあじゃじゃしたーです!(≧ω≦)
せっかく復活宣言もしたんですし、頑張らないとですね!(^^♪

では、「ゆるっと」15話どうぞ!(*ゝω・*)



テレパシー~微弱な電波と単3電池を添えて~

「みっくんの様子がヘンなの!」

 

こんにちは!高校2年生、宮沢優紀です!

今日も今日とて勉強会……ってみっくんなら始めるところだけど今日はみっくんはいないのです。

ついでにいつもの小会議室じゃなくて、なぜか1年生の教室。

ちーちゃんが教卓(って言うんだっけ?)をバンバンと叩きながら叫ぶ。

 

「水樹の様子がヘンって具体的にどういうこと?」

 

知らない教室なのにちゃっかりと適当な席に座っているしろももちゃんがつまんなそうに言う。

ちーちゃんはなぜかそんなに大きくない胸(同じくらいだから嫉妬じゃないからね!)を張って答える。

 

「昨日夕ご飯を食べに行った時なんだけど……」

「ちょっと待って。」

 

ちーちゃんが話そうとしたところをしろももちゃんがとめる。

なんで焦っているんだろう。

 

「え?ちょ、ちょっと待って待って!」

「お兄さんっ!です?」

「水樹と千波ってそんな関係なの!?」

 

そんな関係って何のことだろう。

あと、みーちゃん先輩が微妙に懐かしいギャグの入れてきたけど、特に触れることでもないのでスルーする。

 

 

「そんな関係ってどういうこと?」

 

ちーちゃんも意味が分からないのか首を傾げている。

 

「だ、だからそのごはんを一緒に食べるっていうか、ど、ど、ど、どうせ……」

「幼なじみなら普通じゃないかなぁ?」

「い……へ?」

 

泣きそうになっているしろももちゃんにすずちゃんが言う。

もしかしてしろももちゃん知らなかったのかな。

 

「お、幼なじみ?」

「うん、幼なじみだよ?」

「あ……ああそう!幼なじみね!わかっていたけどね!」

 

途端に嬉しそうな顔をするしろももちゃん。

よくわからないけど納得したみたい。

 

「それでちーちゃん。みっくんが昨日どうしたの?」

 

大分話が逸れちゃったからちーちゃんにそう聞く。

 

「えっとね、昨日ご飯食べに行ったらまだみっくん帰ってきていなかったの!」

 

……え、それだけ?

ちーちゃんが深刻そうに言うからもっと何かあるのかと思ったんだけど。

 

「それって単純にみっちゃんがお出かけしていただけじゃないの?」

 

すずちゃんも同じことを思ったみたい。

でもちーちゃんは首を振る。

 

「みっくんはね、いつも私が家で着替えている間に夕ご飯を作ってくれてるの。それでね、台所から優しく『お帰りちー姉』って言ってくれるの。ごはんの時には魚の骨を取ってくれたり、熱いものはふーふーしてくれたり……。」

 

……あれ、これ自慢だよね?

すっごくイラッとするんだけど。

高校入学以来親友のちーちゃんなのに、絶交したくなるレベルだったんだけど。

というか、過保護すぎないかなみっくん!

 

「それでね……!」

「あーもー!あんたの自慢はいいのよ!さっさと続きを話しなさい!」

 

痺れを切らしたしろももちゃんが怒鳴る。

ちーちゃんはまだ話し足りないのか不満そうだったけど、やっと話を戻してくれみたいだ。

 

「それに夕飯も食べてきたって言ってたし。あとね……。」

 

そこでちーちゃんは声を潜める。

 

「みっくんからいつもと違うシャンプーのにおいがしたの。」

「「「浮気だね(だよぉ、じゃない)!」」」

 

私とすずちゃんとしろももちゃんの声が揃うけど、そんなことどうでもいい。

完全に浮気だよみっくん!

ぎるてぃだよ、ぎるてぃ!(※意味はよくわかっていません)

 

 

その時、短い着信音が流れる。

この音はメールかな?

ちーちゃんがスマホを取り出し見た後、勢いよく顔を上げる。

 

「みっくん今日も帰り遅くなるだって!どうしようまた浮気しちゃうよ!」

 

ちーちゃんが半泣きでそう叫ぶ。

 

「って言っても水樹がどこにいるかなんてわかんないでしょ?」

 

しろももちゃんがそう言う。

落ち着いてるふりをしているけど、多分めちゃくちゃ焦ってると思う。

 

「ちーちゃん、みっちゃんに電話は?」

「繋がんないよ~!」

 

すずちゃんもどうしたらいいのかわかんないみたい。

と、みーちゃん先輩が口を開いた。

 

「みーくんのいる場所わかるですよ?」

 

その言葉に全員フリーズする。

いち早く解けた私が、ハッとみーちゃん先輩に尋ねる。

 

「な、なんで先輩わかるんですか?」

「えっとですね……。」

 

ごそごそとスカートのポケットを探るみーちゃん先輩。

そして何かの機械とタブレットを取り出した。

 

「何これ?」

「これは好きな人の今いる場所がてれぱしーでわかる機械なんですよ~。」

「へぇすごい!」

「えへへ、みーのパパがお友達の電気屋さんにとくちゅーで作ってくれたんです~。」

 

そんな機械があるんだねー。

さすがグループ会社の社長さんだよ。

なぜか、しろももちゃんが「うわぁ……」ってドン引きしてたけどよくわかんないからいいや。

 

「それで、みっくんはどこに?」

「えっと……あっ、ここにいるみたいです。」

 

タブレットに表示された地図をみんなで見る。

みーちゃん先輩のテレパシーで出た場所はどこかの家みたいだった。

 

「じゃあ、早速乗り込まなきゃ!すずちゃんとももちゃんは?」

「私も行くよぉ!」

「あ、マネージャー?今日の仕事キャンセルね。……はぁ無理?だったらアンタが代わりに出なさいよ!じゃあね!」

 

急いで支度をして教室を出る。

待っててねみっくん!

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

テレパシーに従って学校から歩くこと数十分。

着いたのは住宅地だった。

というか、私のマンションと結構近所なんだけど……。

 

「あっ、ここです~。」

 

タブレットを見てみーちゃん先輩が言う。

そこにあったのは普通の一軒家だった。

こんなところにみっくんがいるのかな?

 

「ここにみっくんが……。」

「あっ、出てきたよぉ!」

 

すずちゃんが指差す方を見ると、ドアが開いて誰かが出てくるところだった。

慌てて角に隠れる。

あれは……みっくんと後ろには知らない女の子がいる。

何か話している。

 

「じゃ……明日……ってね。」

「はい!お……教えてもらったこと……。」

 

ちょっと距離があるから途切れ途切れしか聞こえない。

すごく楽しそうだけど、何話してるんだろ……。

すると、我慢できなかったのかちーちゃんが飛び出してしまった。

 

「みっくん!」

「へ?……ってちー姉!?」

 

私たちも行こうと飛び出す。

私たちを見ると、みっくんはさらに驚いた顔をした。

 

「先輩たちまで……。こんなところで何を?」

 

戸惑っているみっくん。

するとさっきの女の子が玄関から出てきた。

 

「お兄ちゃん、この人たち誰ですか……?」

「あっ、こよみちゃん……。」

 

怖がっているようにみっくんに隠れる女の子。

よく見ると、とてもかわいい子だった。

長いピンクの髪で上の方を小さいサイドテールにしている小柄な女の子だ。

中学生ぐらいかな?

というか、ちょっとだけ私と髪型被ってるよ!

 

「みっくんの浮気者!」

「はあ!?ちー姉何言って……というかこんな所でそんなこと叫ばないでよ!」

 

さすがにご近所のみなさんに迷惑なので、ちーちゃんを落ち着かせる。

その間に、すずちゃんとみーちゃん先輩は事情を説明してくれた。

 

「はぁ……。つまり僕が浮気してると思って後をつけてきたと。」

 

あれ?後をつけてきたんじゃなくてみーちゃん先輩のテレパシーで見つけたんだけどなぁ。

みーちゃん先輩説明するの忘れたのかな?

 

「というか、浮気ってなんですか浮気って。」

 

ジト目で睨んでくるみっくん。

 

「……ごめんなさい。」

 

私たちが謝ると、みっくんはため息をついてこよみちゃん?を掌で指す。

 

「僕はあの子……有岡こよみちゃんの家庭教師をしていただけですよ。」

「家庭教師?」

「ええ、セナ姉から頼まれて……。ほら、こよみちゃん。」

 

そう言ってこよみちゃんを呼ぶみっくん。

こよみちゃんは意味を理解したのかちょこんとみっくんの隣に並ぶ。

 

「あ、有岡こよみ、中学2年生です……。」

 

礼儀正しい子だなぁ。

大人しくてヤマトナデシコ!って感じだね。

 

「こよみちゃんのお母さんがセナ姉と飲み仲間らしくて家庭教師を頼まれたんですよ。最もテストまでの短期なので今日で終わりですけど。」

 

なんだぁ~そうだったんだ。

みっくんの説明を聞いてようやく納得した。

 

「もう心配かけないでよ~、まったくみっくんは。」

「……ちー姉、先輩たちとこよみちゃんに迷惑をかけた罰で今日はピーマンの肉詰めだからね。」

「えぇ!?ひどいよみっくん!?」

「ひどくないです。じゃあ、こよみちゃん明日頑張ってね。」

「あっ、はい!ありがとうございました、お兄ちゃん!」

 

そう言って先に行ってしまうみっくん。

私たちも追いかけようとすると。

 

「あっ、お姉さんたちちょっと待ってください……。」

 

こよみちゃんに呼び止められた。

なんだろう?

 

「あげませんからね。」

「……へ?」

 

こよみちゃんはさっきまでとまったく違う声でそう言った。

さっきと笑顔は一緒なんだけど、どこか黒いような……。

 

「……私のお兄ちゃんに手を出したら……えへっ♪」

「……へ?」

 

はにかみながら、かわいい顔に一切似合わない言葉を口にした。

怖っ!え、怖っ!?

「えへっ♪」って何!?何されるの!?

 

「では、失礼します。」

 

ペコって礼をして玄関に戻っていくこよみちゃん。

それから10分ほど私たちは固まったまま動けなかった。

 

……これって完全にライバル宣言だよね?

 




というわけで、浮気(やってない)な話でした(笑)
水樹くんがいないと修羅場もとい協力関係も生まれるらしいですね~。

ちなみに今回登場しましたこよみちゃんですが、次回からレギュラーキャラとなります。
純粋系ヤンデレってジャンルになるんですかね~?
唯一のヤンデレとして彼女には頑張って欲しいものです。
え?未知のてれぱしー?
はっはっは何言ってるんですか、あれは未知パイセンの超能力ですよ(必死の目反らし

てな感じでまた次回!です(^◇^)
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