くーさんこと露草です。
みなさんGWはどうでしたか?
僕は女の子とデートしたりイチャイチャしたり……する妄想をしながら毎日バイトしてました(^^;
学生最後のGWは夢も希望もないバッドエンドでした(笑)
最近このゆるっとの最初(復活宣言の前)を見返しているんですが、アレですね軽くしにたくなりますね~。
ギャグセンスの前に色々設定もぶっ飛びすぎです。
未知パイセンとか元はハーフ設定だったんですよね……どうしよ?(^ω^;
もしかしたらいきなりパイセンが「HAHAHA!」とか言い出すかもしれませんが、その時は露草の方がぶっ壊れたと思ってください(*^^*)
なんかめっちゃ長くなりましたね~。
では、「ゆるっと」優紀編後半スタートです!(≧ω≦)
なんだかんだあって夕方。
僕と優紀先輩は勉強をしていた。
「では、雪国や伊豆の踊子を書いた小説家は?」
「か……川端康成!」
「はい、正解です。じゃあここまでにしましょうか」
「やったー!」
先輩がバンザイして床を転がる。
今やっていたのは国語の問題。
暗記ものは苦手(というか全部苦手)な先輩だが、意外と正解していた。
教えている先生役としてはすごく嬉しい。
「そろそろ夕飯の支度しないとですね。何かリクエストはあります?」
「オムライス!」
「了解しました」
さっき冷蔵庫を見た時に卵と野菜があるのは確認している。
じゃあ作ろうかと台所に行ったその時。
「あっ、私も手伝うよ!」
そう言って台所の引き出しを開けた先輩はピンクのチェックのエプロンを取り出した。
「みっくん!どう似合う?」
「とてもかわいいですよ」
「えへへ~♪」
くるくると回る先輩。
スカートが捲れそうになってるのでやめてください。
「じゃあ、先輩はサラダをお願いしてもいいですか?」
「はーい!」
元気よく返事した先輩はレタスとトマトを慣れたように切る。
「先輩料理できたんですねー」
「むっ!一人暮らししてるんだからそれぐらいできるよ!」
頬を膨らめて怒ってるアピールをする先輩だが、残念ながらかわいいだけだ。
先輩と肩を並べて料理していると視線を感じた。
そっちを向くと、なぜか先輩はじっと僕を見ていた。
「先輩どうしました?」
「んー、やっぱみっくんカッコいいなぁって」
不意に褒められた。
脈絡がなさ過ぎて一瞬戸惑ってしまう。
「あ、ありがとうございます」
「あれ?否定しないんだ」
先輩が少しだけ驚いた顔をする。
まあ、先輩の言うこともよくわかる。
イケメンの俳優さんとかは、「そんなことないですよ」などと返すをよく見るからだ。
「昔は否定していたんですけど、セナね……姉さんが『お前が否定すると、同じ顔のアタシまで否定しなきゃならないだろ』って怒られたもんで」
「あはは、瀬奈先生らしーかも」
そんな話をしながら数十分、オムライスとサラダとインスタントのオニオンスープが食卓に並んだ。
「おいし~!」
「よかったです」
にこにこと幸せそうに食べる先輩を見ていると僕も自然に笑顔になる。
これだけでも作ってあげてよかったと思う。
「ごちそうさまでした!」
「お粗末様でした。先輩もごちそうさまでした」
「えへへ、おそまつさまでした!」
僕の真似をする先輩。
ホントにこの先輩はかわいいな。
「食器は洗っておきますよ」
「ありがと~!じゃあ、私はお風呂準備してくるね」
そう言って先輩はお風呂場に行った。
僕もお皿を洗って持ってきたプリンを缶詰のみかんと桃を使って簡単なアラモードを作る。
お風呂場から出てきた先輩はプリンを見て目を輝かせた。
「わぁプリンだ!食べていいの!?」
「ええ、もち……って聞いてないですね」
作ったプリンアラモードをパクパクと食べていく先輩。
足りなかったのか僕の分も半分食べてしまった。
「あっ、お風呂沸いたけどみっくん先入る?」
「いえ、先輩の家ですし、お先どうぞ」
「じゃあ、先入るね~」
そう言ってクローゼットから着替えを出す。
服を出す際、パジャマとは違う布が見えてしまい慌てて目をそらす。
それに気づいた先輩はニヤッと笑った。
「みっくんも一緒に入る?」
「……くだらないこと言ってる暇があったらさっさと行ってください」
「冷たっ!?もう、みっくんのばーか!」
あっかんべーをして先輩はお風呂場のドアを閉めてしまった。
1人部屋に取り残された僕は、はーっと息を吐いた。
「し、心臓に悪い……」
心臓のドキドキが部屋に響く。
恐らく顔も真っ赤だろう。
内心悟られないように頑張ったが、先輩に「一緒に入る?」と聞かれた途端、めちゃくちゃドキッとした。
改めて女の子の部屋に来ているんだと気付かされ、さっきまで気にも留めなかった先輩の残り香がすごく気になった。
風呂の方に耳を傾けないようにカバンから問題集を取り出した。
さっきまで先輩がやっていたような簡単なものではなく、普通に高校1年生のやつだ。
先生役をやっている以上、僕が成績を落とすわけにはいかない。
やっていると不思議なもので、自宅と変わらないほど集中できた。
と、がちゃっとドアが開く音がした。
「ふぅ~、気持ちよかった……ってみっくん勉強してるの?」
「あ、はい。もう終わりますけどね」
「あっ、じゃあ交代どうぞ~」
先輩に促され、僕も風呂に入る。
そう言えば、先輩の話では入浴中に視線を感じるとのことだったが。
「あ、わかったかも」
洗い場の棚に並べられてるシャンプーとかの中で1つだけ女性の絵が描かれたボトルがあった。
花籠を持って微笑んだ女の子だ。
こうして見ると確かに視線を感じる気がするが、やはり絵は絵だ。
特にこれといったハプニングも起こらず、当然幽霊が現れることもなくお風呂タイムは終了した。
「お帰り~」
アイスを食べながら転がってテレビを見ていた先輩が迎えてくれる。
「太りますよ?」
「うっ……!?だ、大丈夫月曜日体育だし!」
さっきの仕返しをし、幾分気分の晴れた。
子供っぽい?15だから子供なんだよ!
「あ、そう言えばお風呂場の幽霊の話ですけど……」
先輩にさっき考えたことを話した。
話を終えた時、先輩は少し頬を赤くしていた。
「もう、あのシャンプー買わない……」
「あはは……。じゃあ、そろそろ寝ましょうか」
「え~!?まだ10時だよ?」
幽霊の正体を知って安心したからか先輩がだだをこねる。
とはいえ、色々あって疲れた僕は結構眠い。
ここは何とか説得しよう。
「……身長やバストサイズには夜10時からの就寝が」
「寝よう!ほらみっくん早く寝るよ!」
話し終わらないうちに先輩がベッドを整え始める。
先輩の小柄な身長(148センチ)と小さめのバスト(7……ゲフンゲフン)に成果が表れることを僕は祈ってます。
「あ、先輩布団貸していただけませんか?毛布だけでもいいですけど」
「え?一緒に寝ればいいんじゃないの?」
当たり前のようにそう言ってくる先輩。
やっぱりというか、その半分空けたところは僕の寝るところでしたか。
「女の子となんて寝れませんよ……」
「みっくんがおおかみさんになっちゃうから?」
にやにやと笑う先輩。
さっきからやたらとからかってくるな、この人。
「あぁ、もう!緊張し過ぎて寝れないからです!」
「みっくんのヘタレー」
「ヘタレでいいからさっさと寄越せー!」
何だかんだひと悶着あって、予備の布団を出してもらった。
テーブルをどかし、布団を敷く。
「電気消しますよー」
「消したらおおかみさんが……」
「拳骨とデコピンどっちがいいですか?」
「ごめんなさい!消していいです!」
めんどくさい先輩をあしらいつつ、電気を消し布団に入る。
ホントに今日は疲れた……。
目を閉じた途端眠気が襲ってくる。
「みっくん」
遠くで先輩が話しかけてきている気がするが、意識がどんどんなくなっていく。
「今日はありがとね。」
「オムライスすっごくおいしかったよ」
「それから……私、みっくんのこと……」
そこで僕は意識を手放した。
チュンチュン――――
鳥の鳴き声で目を覚ました僕が感じたのは、四肢を動かせない感覚だった。
まさかホントに金縛りが……と思った僕の目に飛び込んできたのは。
「み゙ゃーご」
おなかに乗った、体重数十キロはあるかというデブ猫だった。
「うわぁぁぁぁ!?なんだお前!?」
いきなり目の前に昨日までいなかった物体に朝だということも忘れ思わず叫んでしまう。
「みぎゃ……み゙ゃーご」
「み゛ゃーごじゃねぇよ!!というか、最初噛んだよな!?」
朝っぱらから猫に向かって大声で、なおかつ律儀にも2段ツッコミをかました15歳少年の姿がそこにはあった。
ていうか、僕だった。
何か変態吸血鬼もどきみたいな反応をしてしまったが、朝の宮沢家には異常な光景が広がっていた。
「もうみっくんうるさい……」
隣のベッドからもぞもぞと先輩が起き上がる。
どうやら起こしてしまったらしい。
「あれ、チビコロ?なんでウチにいるの?」
「み゙ゃーご」
先輩がデブ猫を見て驚いた顔をする。
というか、チビコロってコイツの名前か?
チビどころかデカだし、コロどころかゴロという感じだけど。
「先輩コイツどうしかしてください……。すごい重いです……」
「あ、うん。おいで、チビコロ~!」
「み゙ゃーご」
「おぶっ!?」
先輩がデブ猫を呼ぶと、僕に両足キックを食らわせ先輩に飛びついていった。
変な声と恐らく朝食を食べていたら全部吐いていただろうという衝撃を食らわせたデブ猫はごろごろと先輩をじゃれていた。
いつかつぶす、あの猫野郎。
どうやらあの猫は大家さんの猫だったらしい。
そしておのずと金縛りの正体にも見当がついた。
明け方、開いている窓から入ってきた猫は先輩の上で寝ていたのだ。
あの体重だ、金縛りと勘違いしても仕方ない。
先輩が起きる前に猫は部屋を出て自分の家に帰っていたのでまさか猫が犯人とは思わなかったのだろう。
「つまり、幽霊の正体は枯れ尾花じゃなくて、シャンプーとデブ猫だったというわけですね」
「あはは……。みっくんには迷惑をかけちゃったね」
「いえ、楽しかったですし気にしないでください」
軽い朝食を食べた僕は帰る支度をしていた。
急なお泊りだったが、先輩の珍しい姿も見られてすごく楽しかった気がする。
「あ、洗面所にスマホ置きっぱなしだった」
忘れ物に気づき洗面所に入る。
その時、なんとなく鏡を見て気づいた。
否、気づいてしまった。
「みっくん支度でき……どうかした?」
後ろから先輩の声が聞こえ、僕は震える手で鏡を指差した。
「せ、先輩。あ、あ、あれ……」
「え?あれって何……」
それを見た途端先輩も固まった。
そこにあったのはどう考えても絵具や着色料でついたとは思えない、べっとりとついた真っ赤な手形だった。
それが鏡一面を覆っている。
「ね、ねえみっくん。よ、よかったらもう一晩泊って行かない?」
「結構ですさようなら!!」
「待ってぇぇぇぇぇ~!?お願いだから一人にしないでぇぇぇぇぇぇぇ!!?」
「お断りします!!」
こんなところにいられるか僕は帰らせてもらう!
女の子を放置するなんて最低?僕は自分の身が大事なんだ!!
そんな感じで、初めての優紀先輩とのお泊りは甘酸っぱい青春と恐怖とちょっぴり失った信頼を経て終了した。
という感じでした(笑)
ちなみに前々回、今回と出てきた「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という諺ですが、元は「化け物の正体見たり枯れ尾花」という俳句だったようですね。
恐怖心があると何でもないものも怖く感じるという意味です。
解説不要な気がしますが、サブタイトルのは本当にあった怖い話でSMAPの吾郎ちゃんがやっていたお祓い?的なやつです。
当時、お墓の近くを通る時はずっと呟いていました(笑)
というか、「微妙に」って書きましたけど、10年以上前のやつなんですよね~(^^;
あ、途中で久々のパロネタやってみました(笑)
元ネタは……これこそ解説不要ですね(*ゝω・*)
パロネタは嫌いな方もいるかもしれませんが、僕が大好きなのでちょこちょこ入れていきたいかなーって(笑)
また長くなった……(^ω^;
で、ではまたお会いしましょう!(^^)
次回は我らがパイセンの素顔に迫っていきます!
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