勉強タイムはゆるゆるっといきましょう!   作:橘田 露草

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こんにちは!
くーさんこと露草です。

まずは、謝辞を。

鈴ー風さん、個人艦隊さんお気に入り登録ありがとうございます!!!(ドゲザァ)
個人艦隊さんは、2つとも登録していただいてありがとうございます。
楽しんでいただけていたら幸いです。
鈴さんもありがとうございます。
新規の登録の方はそれだけで踊り出しそうなほどです。
もしよろしければ、もう1つの方も読んでいただけたら嬉しいです。

こんな拙い物語を読んでいただけていることに感謝してもしきれません!
もう何か泣きそうなので、以上です!

それでは本編どうぞ!



飯森先輩のかてーほーもん

「じゃあ、今日はここまでにしましょう。」

「ふわ~、やっと終わった~。」

 

僕の締めの言葉でみんなが小会議室を出て行く。

今日は少し難しいところをやったからかみんな疲れた顔をしていた。

 

(さて僕も帰ろうか。)

そう思い荷物をまとめ始めると声を掛けられた。

 

「あの、みーくん。ちょっとだけいいです?」

 

みーちゃん先輩だ。

まだ帰ってなかったのか。

 

「みーちゃん先輩、帰らないんですか?」

「あのね、みーくんにお願いしたいことがあるです…。」

 

下を向き、妙に歯切れ悪く言う先輩。

いつも元気な彼女にしては珍しい。

 

「何ですか?」

 

授業でわからないところでもあったのだろうか。

すると先輩は勢いよく顔を上げた。

 

「あのっ、みーくん!みーと結婚してくださいです!!」

 

衝撃的なことを言った。

最初意味が分からず、頭をフル回転させて言葉の意味を考える。

そして、考えた結果。

 

「は?」

 

最終的にも意味が分からなかった。

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

「要は、ご両親の前で彼氏のフリをすればいいんですね?」

「うん!みーくんはみーの彼氏さん!」

 

よくよく話を聞いてみると、先輩のご両親が先輩にお見合いをさせようとしているらしいということだ。

いきなり結婚してくださいと言われてドキッとしてしまったのが恥ずかしい。

 

「というか、お見合いの相手って?」

「よくわかんないけど、お父さんの学生時代からの親友の息子って言ってたです。」

 

学生時代の親友ということはお父上と同い年か。

 

「そんなことより、よろしくです!」

「まあ、頼まれた以上頑張りますよ。」

 

そういえば、先輩の家に行くのは初めてだ。

お父上がグループ会社の社長でお金持ちとは聞いていたが。

 

「ここです!」

 

家を見た途端、僕は固まってしまった。

想像の10倍以上の大きさだった。

 

「どうしましたです?行くですよ?」

 

先輩が家の前で呼んでくる。

え?僕ここに入るの?

 

応接間のようなところに通されたが、ここもすごい広さだった。

僕の部屋ぐらいなら、4、5個入りそうだ。

ヤバい超帰りたい。

だが無情にも扉が開いてしまう。

 

入ってきたのは、先輩には全く似ていない強面のお父さんと先輩そっくりの小柄な妹?さんだった。

妹?さんは僕に向かってニコニコしている。

 

「はじめまして~。未知の母の未久(みく)です~。」

…は?お母さん?

 

「はあああああああああ!?」

 

思わず立ち上がり叫んでしまう。

いや、お母さん!?

どう見ても130センチほどしかないけど!?

 

「し、失礼しました…。あ、あまりにもお若々しいので…。」

 

若々しいっていうより幼いって感じだが。

ていうか、よくこんなご両親から先輩が生まれたな。

某錬金術師もびっくりの人体錬成だ。

 

「あらぁ~♪上手ねぇ~。」

 

嬉しそうに喜ぶ未久さん。

その様子を見て、一層顔をしかめる(ように見える)お父様。

 

「あのえっと…。」

 

なんか言った方がいいのだろうが、怖くてしゃべれない。

その時、お父様が僕の方に手を伸ばした。

あ、これ死んだわ。

 

「…大きくなったな、水樹君。最後に会ったのは幼稚園の卒業式だったか。」

「…え?」

 

水樹君と呼ばれ頭を撫でられた。

え?どういうこと?

 

「パパ、みーくんを知ってるです!?」

 

先輩も驚いたのか目を丸くしている。

 

「……?知ってるも何も同級生の息子と言っただろ?」

「「……はい?」」

 

お父様の言葉に思わず先輩と同時にまぬけな声を上げてしまう。

 

「も、もしかしてお見合い相手って…。」

「あら、未知もしかして写真見なかったの?ほら。」

 

そう言って写真を見せる未久さん。

そこに写っていたのは、毎朝鏡で見る顔だった。

というか僕だった。

 

「……君の方から挨拶に来てくれたなら都合がいい。未久、夕食の用意を頼めるか?祝杯をあげよう。」

「は~い。水樹くん楽しみにしててね~。」

 

そう言って部屋を出て行く未久さん。

 

「……取り敢えず婚約という形で、結婚式は水樹君が18歳になってからでいいだろう。その頃には未知も20歳だ。」

 

何か話が進んでる!?

婚約ってそんな勝手な!

 

「せ、先輩!先輩も何か言ってくださいよ!」

 

さっきからずっと黙っている先輩に言うが、先輩は真っ赤な顔で僕を見る。

 

「み、みーくんはみーと婚約するの嫌です…?」

 

いや何を言っているんだこの人は!?

そんな不安気な顔で言われたら嫌なんて言える訳がないだろ!?

 

「い、嫌じゃないです…。」

「……えへっ♪」

 

僕の言葉に笑顔になる先輩。

対して僕は、今までにない難問に頭がくらくらする。

 

こ、これ冗談だよな…?

声にならないその声に返してくれる人は誰もいなかった。




飯森 未知
3年生。一人称は「みー」。
金髪ボブのロリっ娘。
身長は140センチと小柄だが、母親よりも10センチ近く高い。
勘違いから水樹と親公認の婚約をしてしまったが、本人はまんざらでもない。


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