くーさんこと露草です。
まさかのパソコン故障という…orz
スマホじゃ1000文字でも打つのつらいですね…(^^;)
350突破しました~!
ありがとうございます!!!
こっちも500記念回を考えていますのでどうかよろしくお願いします<(_ _)>
放課後。
いつもなら授業を始めている時間なのだが、まだ全員揃っていないため始められずにいた。
いないのは、小鈴先輩とあと1人。
「来てあげたわよ!」
ドアが突然開き、元気のいい…というよりうるさい声が小会議室内に響く。
そのまま、驚いている先輩方を見定めするように見る。
「ふ~ん、悪くないわね。まあ、あたしほどじゃないけど!」
そう言って1人で威張る少女。
個人的には丁重にお帰り願いたいタイプであるが、そういう訳にはいかないのだ。
ここに来る前、セナ姉から渡された書類をちらっと見て、ため息をつく。
あまり関わりたくないが、仕方なく話しかける。
「えっと、坂…」
「あ、アンタよね!」
僕が名前を呼ぼうとした途端、彼女が僕に近づいてきた。
今更気づいたがアニメ声というのだろうか。
かわいらしい声だと思った。
「アンタがプロデューサーね!」
「……は?」
プロデューサーって……僕はアイドルのマスターになった記憶はないが。
「あたしは、白鳥ノ森 桃よ!一流のアイドルのプロデューサーになれることを誇りに思いなさい!」
誇りに……って白鳥ノ森?どういうことだ…?
「あーーーー!しろももちゃんだ!!」
いきなり叫んだのは優紀先輩だ。
「優紀先輩お知合いですか?」
「みっくん知らないの!?超人気のアイドルさんだよ!!」
「アイドル?」
有名な人なのかとみーちゃん先輩とちー姉を見るが、2人とも不思議そうな顔をしている。
どうやら先輩とちー姉も知らないらしい。
それにしてもアイドルだったのか。
なるほど、それで白鳥ノ森…やっと納得した。
「あなたあたしのファン?」
「は、はい!ファンです!」
「じゃあ、サインしてあげる!えっと、これでいいかしら。」
「ありがとうございます!!」
いや、優紀先輩それティッシュなんですけどいいんですか。
というか、優紀先輩キャラ変わりすぎじゃないかな?
サインをした彼女は僕の方を向いた。
心なしか睨んでるような…。
「アンタあたしのこと知らないくせによくプロデューサーを名乗れるわね。」
「いや僕別にプロデューサーじゃ…。」
「言い訳しない!」
何か怒られた。
もう泣いてもいいかな?
その時、ガラっとドアが開いた。
「ごめんね!遅くなっちゃったぁ。」
日直の仕事で遅れていた小鈴先輩だ。
「お、お姉ちゃん!?」
「え?も、桃ちゃん!?」
彼女と小鈴先輩がお互いを見て驚く。
最も僕には理由は分かっている。
僕は、机に置いておいた
人気アイドル、白鳥ノ森桃。
本名は、
小鈴先輩の妹だ。
「う、嘘…。ここはアイドル特別クラスじゃなくて、落ちこぼれの補修勉強会……。」
小鈴先輩からこの勉強会の話を聞いた
どうやら、セナ姉からは、アイドル特別クラスと説明を受けていたようだ。
まあ、セナ姉が嘘をついた理由は、ちょっと会っただけの僕でもわかるが。
ちなみに小桃ちゃんは、僕とクラスは違うけど同じ一年生だ。
当然、敬語は使わない。
「なるほど。アイドル活動のせいで授業に出れなくてってことか。」
「忙しいのよ…これでも売れっ子なんだから。」
同じ一年生のため、書類に書いてあったのは新入生テストの結果だけだった。
それだけでもこの子の点数がひどいのがわかったが。
「でも、あたしはバカじゃないからね!勉強する時間がないだけなんだから。」
「うん、確かにテストを見る限り基礎ができていないのが原因っぽいね。」
小桃ちゃんはバカっていうより、ちゃんと理解をしていないからだと思う。
ちなみにこの勉強会の頭の良さを並べると、
小鈴先輩>小桃ちゃん>ちーちゃん先輩>>>>>>>越えられない壁>>>>>優紀先輩>ちー姉
という感じだ。
ちー姉かなりひどいな。
「アンタわかってるじゃない!名前聞いてあげるわ。」
何かすごい上から目線で名前聞かれた。
「えっと…滝打水樹だよ。」
「滝打ね。滝打、あたしは勉強なんてしなくても大丈夫よだから帰るわ。」
「あ、ちょっと待って!」
制止したが、出て行こうとする小桃ちゃん。
「桃ちゃん。」
その時、小鈴先輩が小桃ちゃんを静かに呼んだ。
それだけで小桃ちゃんはビクッと止まった。
「みっちゃんの言うこと聞かないと……怒るよ。」
静かな声だが、明らかに小桃ちゃんは震えてる。
関係のない僕や優紀先輩とみーちゃん先輩まで震えてきた。
とてもじゃないが、今先輩の顔を見れない。
「み、みっちゃん様すみませんでした!」
先輩の言葉を聞いた途端、僕の前にたち土下座した。
結局今日は勉強ができなかったが、ある意味、坂神家の裏を見た気がした。