「うわあぉ。今はまだ本格的なオークション……と言うよりはヤーさんの集まりでしたか?それがまだ始まっていないのに、人がいっぱいいますねぇ」
という訳で、現在はヨークシンに来ています。ハンター協会からは飛行船で数日間でした。
さっきも飛行船の中からヨークシンの敷地を見たのですけれど、物凄い広かったです。東京みたいにビル群が建っている所から、外国のスーパーみたいに地面にシートを敷いて物を売っているところもあります。
何でも、ビル群のところは、高額な物や貴重な物。そういった高額な品や、ヤーさんや高級階級の人が主に使うそうです。
ですが、シートを敷いて売っているところには、高額な品や貴重な品が無いかといわれると、そうではないようです。
偶に、掘り出し物があるそうです。原作でも、ゴン達が、オーラでそういった物を見つけて、高く売っていましたね。プロの目利きの人も、ゴン達と同じ事をしてお金を稼いでるそうです。
…………以上。ガイドさんの説明でした。
さて、ヨークシンについてはこのぐらいにして、今、僕はビル群があるところに来ています。
何故なら、数日前に売ったからです。ハンター証を。
そしして、オークションを開いて、買い手がついたそうなので、今からそのお金を受け取りに来ているのです。
「今日は、シャル様でございますか?」
「ええ、そうです。あ、コレカードです」
「はい、確かに受け取りました。では、こちらが今回、シャル様の出品された商品の売り上げ額です」
「………………………………うにゃぁ!?」
……………………………………………………マジですか……
受付のお姉さんから受け取った金額が書かれた紙を見ると。僕が前世でも、今世でも見たことがないくらい、ゼロが多い額でした。
思わず変な声をあげてしまいましたよ……イケメンさんとかに見られていたら、絶対からかわれていたでしょう。
……原作では7代に渡って遊んで暮らせると言われていましたが、確かにその通りですね……いえ、これは7代どころか、10代は遊んで暮らせますよ……マジハンパないですね……
ま、まあ。いいでしょう。予想より高く売れたのならば、それはいい事です。
……………………………誤植とかではありませんよね……?
「あの……コレ誤植とかではありませんか?」
「いいえ、確かにそこに書かれている通りの額で売却されました」
「そ、そうですか……」
「ハイ。そもそも、ハンター証は、売れば7代に渡って遊んで暮らせると言われていますが、今回はオークションでしたので、様々な財団が渡って競り落としておられましたので、通常より高く売却されました。最も、それを買い取った財団は、あちこちに借金し、破産した様ですが」
うわあぉ。思ったよりもハンター証はスゴイですねえ。でも、買い取ってどうするのでしょうかね?ハンター証は、基本的に本人しか使えないという話でしたが……まあ、それを知らない人は多いので、僕のハンター証を競り落とした財団はただの無駄使いですね。
そんな事は別にどうでもいいでしょう。
この後は……天空闘技場に行きますかね?いえ、その前に観光がてら、ヨークシンをざっと見て回りましょう。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「んー。色々なものがありますねえ」
と言う訳で、僕は、シートを敷いて物を売っている通りにいます。
色々なものが、無造作に置かれれて売られています。形としては、公園とかでやるバザーに近いですね。
ですが、やはりオークションの街、ヨークシンです。基本はオークションと変わりありません。
原作でも説明されていた通り、欲しい品があったら、その品の値段……競り落とす値を紙に書いて、制限時間になったら、その時点で紙に最高額を書いた人に売られます。個人で行う小規模なオークションですね。
そういえば、原作でゴン達がオーラを見て、いい品物を発掘していましたね。
僕もやって見ますか。………………おお。数分歩いて、早速発見しました。オーラが立ち込めていますね。アレはナイフでしょうか?
「スミマセン。このナイフ見せてもらっていいでしょうか?」
「ん?ああ。構わん。汚すなよ」
……これは……ベンズナイフですか……!まさに掘り出し物ですね。
あ、ベンズナイフとは、原作でも登場したナイフです。幻影旅団の団長が使ってましたね。
買いです。というかいつか欲しいと思っていたんですよ。
「コレください」
「ああ、欲しいんだったら、そこの紙に、値段を記入しな。期限は今日の3時までだ」
ぬう。どうしましょう。ここはレオリオが使っていた方法でいきましょう。その方が確実に競り落とせます。
「……僕は2時までに空港に行かなくてはならないので、
今欲しいんですよ」
「無理だな。諦めな、ガキンチョ」
……あ゛今このオッサンなんて言いました?ガキンチョと言いましたか?いい度胸ですね。コッチが平和的に済ませようと、下手にしていたら、いい気になりやがってますね。
というか僕は17ですよ?確かに身長は低いですが、それでも、外見で判断するのは、どうかと思いますよ?
やれやれ……仕方ないですねえ。
「い・い・か・ら・お・ね・が・い・し・ま・す・よ?」
「ヒ、ヒイッ!?わかりました!!今どうぞ! 金は結構ですから!!」
オッサンはそう言って、僕にナイフを差し出します。やったことは簡単です。オーラを込めて、殺気を放っただけです。
レオリオみたいにもう少し
スタイリッシュにいきたかったですが、やはりこういった交渉は苦手なので、仕方がありません。
ですが、飛行船に乗る時間が2時間後なのは、本当です、あと1時間ほどありますが、観光はグリードアイランドを買う時に、しましょう。
「そこの少年、少しいいかな?」
「はい?何ですか?」
声をかけられて、振り向くと、そこにいたのは黒い髪を下ろしたイケメンさんがいました。というかどこかで見た事が…………ハッ!?
「
そう、原作にて登場する最強の泥棒集団の団長、クロロです。
何故ココに……!?
「おお、僕のこと知っているんだ?」
「当たり前ですよ……有名ですからね」
「そう、要件は分かっているよね?」
要件……何のことでしょうか?
……あ、もしかして、このナイフ、原作でゾルティック戦で使っていたナイフなんでしょうか?
だとすると、このナイフは、ココで競り落としたという事ですかね?
意外な背景を知れました。
「この、ナイフですよねっ!」
「おっと」
不意打ちで手に持っていたナイフをクロロの首に刺そうとしますが、クロロは首を傾ける事で、それを回避します、ですが、初めからクロロを殺すのが目的ではありません。一瞬の隙が出来ればいいのです。
「【
僕の両足にそれぞれ左右二つずつ、青い車輪が現れ、そのまま、車輪は高速回転し、僕の体は移動。
クロロはその様子を見ているだけでした。
次回投稿は、別の話を土日に投稿です。