ハイスクールD3~悪魔の実の能力者は転生する~   作:NCドラゴン

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第104話 宴会

〜イッセーSide〜

 

ホテルに戻った俺たちは事の顛末をアザゼル先生とロスヴァイセさんに報告すると、何故京都で襲撃を受ける?と困惑していた。事前に京都を旅行する事は、京都を統べる者逹に伝えてある筈だったからだ。俺はリアス部長に報告すべきなんかじゃないかと思ったが、後日正式に使いが来るのだから報告するのはその後からでもいいだろうという結論に達した。仕方ない……今は女湯でものぞこうか……と思ったもののそれができそうにない。なぜかって?女湯に続くルートには強大な壁があるからだ。ルフトとエースというとてつもなく大きい壁が……。

 

「やはりのぞくつもりかエスオ……」

 

「こっからは通さねえぜ?」

 

「な、なんでお前らが邪魔するんだよ!?お前らも男だろ!?覗きたくないのかよ!?」

 

そう言うとルフトは呆れた顔を、エースはわけがわからないという顔になる。

 

「だからと言って覗きは犯罪だ……正義を背負うものとしてそれは認められん!」

 

「覗いたところで何が楽しいんだ?」

 

くっそ……ルフトは基本的には正義漢だし、エースにいたっちゃ性に目覚めていねえ!くそ……!どうすれば!?

 

「寝てろあほ」

 

「ぎゃほ!?」

 

そうこうしているうちにルフトに叩きつけられて終わった……無念……。

 

〜エスオSideout〜

 

〜ルフトSide〜

 

あの後おれたちグレモリー眷属とイリナとエースはホテルを抜け出てアザゼル先導のもと、街の一角にある料亭に来ていた。どうやらセラフォルー・レヴィアタンが呼んだみたいだ。そして料亭につくと早速中に入り個室の戸を開けると、着物姿のセラフォルー・レヴィアタンが座っていた。新鮮だななんか。

 

「ハロー!エーたん、ルフトくん、赤龍帝ちゃん、リアスちゃんの眷族の皆、この間以来ね☆」

 

テンション高く挨拶をするセラフォルー・レヴィアタンは髪を結っていた。よく見るとエース以外のシトリー眷族の匙や2年女子達も来ている。

 

「よう、匙。京都はどうだった?」

 

「こちとら生徒会だ。今日の午後は先生方の手伝いで終わったよ。入ったばかりで自由行動のエースが羨ましいよ」

 

匙がため息混じりに言う。そんな空気の中おれは自分の席に座り酒を頂く。

 

「うぐっうぐっ……美味いね日本酒ってやつは!」

 

「がつっがつっ……ふぇらはほーしてひょうとに?」

 

食いながらエースが尋ねる。食ってからしゃべれよ……何言ってるか分からねえよ。

 

「京都の妖怪さん達と協力態勢を得るために来ました☆」

 

セラフォルー・レヴィアタンが横チェキしながら答える。分かるのか!?しかしすぐに顔に曇りを生じさせる。

 

「けれどね……。どうにも大変な事になっているみたいなのよ」

 

「大変な事?」

 

一誠の問いにセラフォルー・レヴィアタンが答えた

 

「京都に住む妖怪の報告では、この地の妖怪を束ねていた九尾の御大将が先日から行方不明なの」

 

その一言を聞いたおれとエスオは思わず互いに顔を見合わせた。昼間、襲撃してきた九重という少女が言っていた母上を返せ!という言葉が脳裏に浮かんでいく。

 

「九尾の御大将を誘拐か」

 

「ええ、アザゼルちゃんから、あなた達の報告を耳にしたのよ。おそらくそう言う事よね」

 

そんな重要なポストの存在を誘拐……だとすればそんな存在は限られてくる。

 

「十中八九、禍の団(カオス・ブリゲート)ね……」

 

「ったく、こちとら修学旅行で学生の面倒見るだけで精一杯だってのにな。やってくれるぜ、テロリストどもが……」

 

アザゼルが忌々しそうに吐き捨てる。こちとら楽しんでるっていうのによ……いやになるぜ全く。そう思いながらおれも酒を飲む。

 

「あ、あの、俺達は……?」

 

エスオがおそるおそる訊くと、アザゼルが息を吐きながら苦笑した。

 

「とりあえず旅行を楽しめ。何かあったら呼ぶ。でもお前らガキにとっちゃ貴重な修学旅行だろ?俺達大人が出来るだけ何とかするから、今は京都を楽しめよ」

 

普段のアザゼルから信じられないがとても良い事を言ってくれて、エスオが感動してる……おちゃらけているが、堕天使総督の名は伊達じゃないみたいだな。

 

「そうよ、今は京都を楽しんでね。私も楽しんじゃう!」

 

「ふぇらほるーのひゅうしょうりひゃな」

 

それに伴いエースとセラフォルー・レヴィアタンのテンションが上がる。というよりまだ食ってるのかお前……?

 

「よっしゃ!そうと決まれば飲み比べすんぞ!ルフトとエースは酒飲めるんだろ!?」

 

そう言っておれたちに更に酒を進めるアザゼル。

 

「勿論だ。酒は好物だ」

 

「おれもせっかくだしもらうぜ」

 

そうしておれたちは夜が明けるまで酒を飲むのだった。

 

 

 

 

追伸:アザゼルとセラフォルー・レヴィアタンは二日酔いでアウトになった。

 

 

 

〜ルフトSideout〜

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