ハイスクールD3~悪魔の実の能力者は転生する~   作:NCドラゴン

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すっかり投稿し忘れていました。申し訳ございません。



第105話 和解

〜イッセーSide〜

 

イッセーだ。修学旅行2日目。今日もみんなと一緒に楽しもうと色々なところに行った。ただ銀閣寺ではゼノヴィアが銀色じゃないとショックを受けていた。まあ名前だけを聞くとそうだよな〜。そして今は金閣寺にあるお茶屋で休憩をしていた。ただルフトとエースが沢山の団子を頬張り店員の注目を集めていた……本当にすごく食うなこの二人。

 

「さて腹ごしらえしたし……そろそろ運動するか」

 

「そうだな」

 

そう言って二人が立ち上がる……運動?……!何時の間にか周りの無関係な人たちは寝ていてた。これは……!?

 

「昨日の続きか?妖怪組?」

 

そうして二人が見つめる方向には獣耳と尻尾も出ている人がいた。さっきの店員……!?俺たちも戦闘態勢に入ろうとするが……

 

「待ってください」

 

何時の間にか来ていたロスヴァイセさんに静止された。

 

「ロスヴァイセさん!どうしてここに?」

 

俺の問いにロスヴァイセは息を吐きながら言う。

 

「ええあなた逹を迎えに行くようアザゼル先生に言われました」

 

「アザゼルにか?進展したのか?」

 

「はい停戦、と言うか誤解が解けました。九尾のご息女があなた逹に謝りたいと言うのです」

 

疑問の残る俺逹に獣耳の女性が深く頭を下げる

 

「私は九尾の君に仕える狐の妖でございます。先日は申し訳ございませんでした。我らが姫君もあなた方に謝罪したいと申されておりますので、どうか私達についてきてくださいませ」

 

何処にだろう?そう訊こうとするがその前に狐妖怪の女性が続けた。

 

「我ら京の妖怪が住む、裏の都です。魔王さまと堕天使の総督殿も先にそちらへいらっしゃっております」

 

裏の都……?とりあえず誤解はとけたようだった。

 

 

 

そして俺たちは金閣寺の人気が無い場所に設置してあった鳥居を潜り、裏の都に入った。ここは京都に住む妖怪が身を置く場所らしく、レーティングゲームとほぼ同じ方法でこの空間を作り出しているらしい。町並みもまるで江戸時代だ。しばらく進んだ鳥居の先にアザゼル先生と着物姿のセラフォルー・レヴィアタン様がいた。

 

「お……お前ら来たか……」

 

「やっほー、皆☆」

 

アザゼル先生は少しつらそうだがセラフォルー・レヴィアタン様はピンピンしている。同じ二日酔いだと聞いていたがなんでもう復活しているのだろうか?そんな2人の間に豪華な着物を来た少女がいる。昨日俺たちを襲ってきた九尾の娘だ。

 

「九重さま、皆さまをお連れ致しました」

 

狐の女性はドロンと炎を出現させて消えた。さすが妖怪……九重と呼ばれた少女が前に出てきて口を開く

 

「私は表と裏の京都に住む妖怪逹を束ねる者、八坂の娘、九重と申す。先日は申し訳なかった。お主逹を事情も知らずに襲ってしまった。どうか、許して欲しい」

 

そう言ってくるので俺とルフトはもちろん許した。元々誤解だからな。

 

「誤ってくれるならそれでいい。自分の非を認めるのは大切だからな」

 

「ああ、怪我もなかったんだし、別にもういいって。顔をあげてくれよ」

 

「し、しかし……」

 

俺たちはそう言うが九重は相当気にしてるらしい。俺はヒザをつき、九重に目線を合わせて言う。

 

「えーと、九重でいいかな? なあ、九重、お母さんのこと心配なんだろう?」

 

「と、当然じゃ」

 

「なら、あんなふうに間違えて襲撃してしまうこともあるさ。もちろん、それは場合によって問題になったり、相手を不快にさせてしまう。でも、九重は謝った。間違ったと思ったから謝ったんだよな?」

 

「もちろんだとも」

 

九重の肩に手を置き笑顔で続けた

 

「それなら俺達は何も九重の事を咎めたりしないよ」

 

「……ありがとう」

 

すると九重は顔を真っ赤に染めてモジモジしながら呟いた。

 

「さ、流石おっぱいドラゴンだな。子供の扱いが上手だ……」

 

「ちゃ、茶化さないでくださいよ。これでも精一杯なんですから!」

 

「お前ロリコンになるつもりか?それとも大人になってから手を出そうとか考えてるのか?」

 

「どっちもちげーよ!」

 

「まあそれは置いといて」

 

「置いとくな!」

 

俺にとっては重要なことだぞ!?

 

「九重……昨日いたロシナンテはどこにいるんだ?」

 

ルフトが吐いた言葉により一気に空気が重くなる。ロシナンテ……前世でルフトを殺した男の弟……そいつは一体どんな奴なんだろう……?

 

「ロシナンテは皆と一緒に母上を捜索しておる……」

 

「母上の捜索……?」

 

「そうじゃ…………咎がある身で悪いのじゃが……どうか、どうか!母上を助けるために力を貸して欲しい!」

 

そう言って九重は俺たちに頭を下げる。

この京都を取り仕切る妖怪のボス、九尾の狐こと八坂は、須弥山の帝釈天から遣わされた使者と会談するため、数日前にこの屋敷を出たという。

ところが、八坂さんは帝釈天の使者との会談の席に姿を現さなかった。不信に思った妖怪サイドが調査したところ、八坂さんに同行していた警護の烏天狗を保護した。瀕死の重傷だったそうだ。

その烏天狗が死の間際、八坂さんが何者かに襲撃され、さらわれたことを告げたらしいんだ。

で、京都にいる怪しい輩を徹底的に捜していたと。俺たちはそのとき襲撃を受けたらしい。

その後、先生とレヴィアタンさまが九重たちと交渉し、冥界側の関与はないことを告げ、手口から今回の首謀者が禍の団(カオス・ブリゲート)の可能性が高いと情報を提供した。

 

「……なんだか、えらいことになってますね」

 

今回の経緯についての説明を受けての、俺の意見だった。ちなみに俺たちは屋敷に上がらせてもらっていた。大広間で九重を上座にして座っている。

 

「……各勢力が手を取り合おうとすると、こういうことが起こりやすい。オーディンのときもロキが来ただろう?今回はそれがテロリストどもだったわけだ」

 

「総督殿、魔王殿、どうにか八坂姫を助ける事は出来んのじゃろうか?我らならばいくらでも力をお貸し申す」

 

九重の脇にいる天狗が一枚の絵画を見せる。巫女装束を来た金髪の女性で、頭部には獣耳が生えていた。

 

「ここに描かれておりますのが八坂姫でございます」

 

マジか!おっぱいチョーデカいじゃん!巫女装束の上からでもその存在がわかるほどだよ!こ、こんなデカ乳の狐姫をさらってテロリストどもは何を……卑猥なことをしていたら俺が許さん!

 

「八坂姫をさらった者がいまだにこの京都にいるのは確実ですね」

 

ロスヴァイセさんはそう口にした。

 

「どうしてそう思うんですか?」

 

俺の疑問にロスヴァイセさんはうなずきながら説明してくれる。

 

「京都全域の気が乱れていないからです。九尾の狐はこの地に流れる様々な気を総括してバランスを保つ存在でもあります。京都はその存在自体が大規模な力場ですからこの地を離れるか、殺されていれば京都に異変が起こるんです。まだその予兆すら起きていないってことは、八坂姫は無事であり、さらった奴らもここにいる可能性が高いというえわけです」

 

きょ、京都ってそんな事情のある都市だったんですか!知らんことばかりだな……。でも、八坂さんが無事なら助けられる可能性も高い。

 

「セラフォルー、悪魔側のスタッフはすでにどれぐらい調査をおこなっている?」

 

「つぶさにやらせているのよ。京都に詳しいスタッフにも動いてもらっているし」

 

はあ……もう動いているんだな。

 

「ま、まあお前逹に動いてもらう事になるかもしれん。人手が足りなさ過ぎるからな。特にお前逹は強者との戦いに慣れているから、対英雄派の際に力を貸してもらう事になるだろう。悪いが最悪の事態を想定しておいてくれ。あと、ここにいない木場とシトリー眷属には俺から連絡しておく。それまでは旅行を満喫してて良いが、いざと言う時は頼むぞ」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

先生の言葉に俺たちは応じた。結局、旅行どころじゃなくなってきたな。すると九重が手をつき、深く頭を下げる。両脇の狐のお姉さんと天狗のじいさんも続く。

 

「……どうかお願いじゃ。母上を……母上を助けるのに力を貸してくれ……。いや、貸してください。お願いします」

 

 こんな小さな子が頭を下げ、声を涙で震わせている。お姫さまな言葉遣いをしているけど、まだお母さんに甘えたい歳だろう。……俺は心の底で少しずつ怒りが込み上がっていた。いや俺だけじゃない。みんなが怒りをたぎらせていく。何が目的か知らないけど禍の団の奴ら、会ったら絶対にとっ捕まえてやる!あんな乳の大きいお姉さんをさらうなんて絶対に許されない!そして思った!助けたらきっと八坂さんが何かご褒美をくれるんじゃないかって!

 

『うふふ、お主が赤龍帝か?わらわを助けてくれたようじゃな?さて、どんなご褒美を所望するか。ふふふ、よかろう、極上の喜びを教えてやるぞ?』

 

「……イッセーさん、エッチなことを考えてませんか?」

 

アーシアがジト目で俺を見ている。いやアーシアだけじゃなく、みんなが俺を見ていた。いかんいかん、こんな少女の前で考えることじゃないな……。俺は改めて覚悟を決めることにした。

 

〜イッセーSideout〜




生まれ変わった人さんの、火拳は眠らないの更新が再開しました!テンション上がりましたよ!
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